2019年3月12日 更新

綺麗事の意味や具体例は?日本人が綺麗事を好む心理と嫌われる理由

日本人は「きれいごと」を好むとよくいわれます、理念や理想と現実にギャップがあることを「きれいごと」と言いますね? それでは「きれいごと」を「きれいごと」にしてしまわないためにはどうしたらいいのか?一緒に見ていきましょう。

目次

苦労を知らずに育った

Large Home Residential House - Free photo on Pixabay (95720)

また、苦労を知らずに育ってしまった、お坊ちゃん、お嬢様育ちの人も多いでしょう。
他人に思いやりが深く、自分のことだけ考えるのはよくない、差別はよくない、という価値観で育てられたような、いわゆる育ちのいい人です。

おっとりしているので、他人を押しのけたり、利用したりするような利己的なことのできない人たちです。ボランティア活動する人の中にも、こういった育ちのいい人は少なくないですね。

熱しやすく冷めやすい

Animals Birds Nature - Free photo on Pixabay (95723)

また、共感能力が発達しているということは、情緒や感情的な部分が発達しているということです。困っている人がいれば、声をかけずにいられないような優しさもありますが、すぐに冷めやすい、飽きやすいという反面もあります。

感情というものがそういう特質があるからです。

夢を語るのが好き

Sky Blue Clouds - Free photo on Pixabay (97507)

また、「きれいごと」の好きな人の特徴として、夢や理想が好きという人が多いのです。
現実の醜悪さを、率直に見つめることがなかなかできない人が多いのです。

どんな人が多い?綺麗事が好きな人の性格

Sunset Poppy Backlight - Free photo on Pixabay (97510)

それでは、「きれいごと」の好きな人の性格にはどんな特徴があるでしょうか?これから見ていきましょう。

理想が高い

Rough Horn Alpine Tannheimer - Free photo on Pixabay (97512)

これは貧困や差別問題などの社会問題、戦争反対など、社会問題に関心を持つ人が多くみられます。
世の中の理不尽に我慢できない人たちです。

自由、平等、博愛、といった民主主義の理念になるべく社会を近づけようと努力する人たちもそうです。
人のエゴイズムのもたらす害悪に敏感な人たちです。

ただし、自身にもエゴイズムがあるという矛盾に葛藤を起こすのです。

共感力が高い

Soldier Uniform Army - Free photo on Pixabay (97516)

また、戦争の悲惨を生きる人たちや貧困の悲惨を生きている人たちへの共感能力が人一倍高い人も、理想を追求します。
社会の不公平や、残酷さに我慢できない人たちです。

ポジティブ

Dawn Sun Mountain - Free photo on Pixabay (97519)

基本的な性格はとてもポジティブで明るい性格の人が多いのです。
どんな状況にあっても、希望を捨てないのです。

世界というものを基本的にはとても信頼している人たちなのです。

素直である

Kid Soap Bubbles Child - Free photo on Pixabay (97522)

また、疑り深さのない、素直な人が多いのです。
基本的には、子供の時のように世界に対する信頼を持ち続けている、ということは、逆に言うと、あまり苦労したことのない、いわゆる育ちのいい人が多いかもしれませんね。

自己肯定感が高い

Girl Water Spin - Free photo on Pixabay (97525)

また、自己肯定感の高い人が多いのも特徴です。
自己肯定感は、うぬぼれともプライドとも全く違うものです。

ただし、現実と自己肯定感の乖離が激しくなると、それはプライドになったりうぬぼれになったりするのです。
現実のあるがままの自分を肯定するのが、自己肯定感ですが、たいがい自身のことは、自分の都合のいいことしか見ないので、ただのプライドの高い人間か、うぬぼれやになってしまうのです。

自分に甘い

Wolf Wolves Forest - Free photo on Pixabay (97529)

自己肯定感を維持するためには、どうしても自分に甘くなってしまうのです。
自分のエゴイズムや醜悪さからは、目をそむけてしまうのです。

他人のエゴイズムや醜悪はよく見えるけど、自分のそれは見えないことになってしまうのです。

E・M・フォースターという作家の小説に「ハワーズエンド」という話があります。田舎の別荘を巡る話なのですが、親の遺産で暮らしている中流階級の二人の姉妹が主人公です。
社会運動に熱心で、毎週彼女たちは自宅で、社会問題や貧困問題を論ずるパーティを開いているのです。

ところがそのパーティに来て熱心に社会問題を論ずるのは、彼女たちと同様、お金に困らない中流家庭の人間ばかりなのですが、彼女たちはなかなか自分の置かれている、エゴイズムとその矛盾した状況に気が付かないのです。

人はそのくらい、自分のエゴイズムと驕りには気が付きにくいのです。

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