2019年7月31日 更新

未だ未解決である佐久間奈々さん失踪事件の概要!真相の考察も

世界的には治安のいい事で知られる日本ですが、未だに真相が解明されていない未解決事件はあります。そのうちの1つ佐久間奈々さんの失踪事件を紹介するとともに、私たちにできる事件被害防止のための対策などを合わせて紹介していきたいと思います。

目次

では事件発生後、佐久間奈々さんの目撃情報はいくつあったのでしょうか。警察にもいくつかの情報が寄せられているなか捜索は進められていましたがいずれも人通りがあるところでの情報のようです。

よせられた3つの情報を元に現場の様子やどのような足取りだったのか検証していきましょう。またその時の奈々さんの様子や犯人の様子などはどうだったのでしょうか。

またなぜ人通りのあるところでも目撃情報があがっているのに足取りが掴めなく去ってしまったのか。事件発生時間は深夜ですが捜索願が出されたのは早朝です。その後日中でも発見されなかったのでしょうか。

車の運転手が佐久間さんと男と見られる2人を目撃

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まず一つ目の目撃情報は2人が歩く姿を目撃したというものです。深夜に中年の男性と少女が連れ立って歩くその光景に違和感を覚えたのかもしれません。しかし深夜ということもあり詳細までは分からなかったのでしょう。

また、深夜だからこそ親子に見えたのかもしれません。奈々さんが大きく抵抗をしていたり男が無理矢理引っ張りながら歩いているなどでなければ車を止めて声を掛ける必要性は感じなかった可能性もあります。

しかし深夜でも車通りのある場所を歩いているという点では犯人もばれないだろうという考えがあったのかしれません。

千台北駅で目撃

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次の目撃情報は千葉市内を走るモノレールの千台北駅付近でのものでした。こちらも2人で連れ立って歩いていたとのことです。

しかし時間的にモノレールが動いているはずもなく、モノレールを利用してどこか距離が大きく離れたところへと逃走したとは考えづらく、ここも徒歩でどこかを目指していたと考えるのが普通です。

しかし深夜から歩き続けている為、少なくとも中学生である奈々さんの体力などは限界だったのではないでしょうか。休憩をはさみながらとは考えにくい為、移動スピードは速いとは言い難かったはずです。

住宅街で目撃

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そして最後の目撃情報は2人が千葉市内の住宅街へ向かい歩いていた、というものでした。なぜわざわざ人が多く見つかる可能性の多い住宅街へ向かっていたのか謎は深まるばかりです。

そしてこの目撃情報があがったのは早朝の4時ころです。親に相談した友人たちが手分けして捜索、警察に届けたのもこの時間帯といわれています。

つまり、本格的な捜索が始めたタイミングで2人の行方が掴めなくているのです。警察もこれらの目撃情報を基に懸命な捜索をしましたが、結果として実を結ぶことはありませんでした。

【検証】犯人の目的とは?

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ではいよいよ犯人の目的を検証していきましょう。なんの目的も無くひとを誘拐するような人はいないはずです。しかし逮捕されていない今、なぜ少女を誘拐したのかさえわからないままなのです。

誘拐に見られる際の代表的な理由5つをあげてそれぞれから動機を探っていきます。犯行から姿を消すまでの情報を元にどれが男の犯行動機をして最有力なのか探っていきたいと思います。

世間がイメージする「誘拐」と今回の「誘拐」はまた違い、そんな事のために?と思われることもあるかもしれません。しかし同じ思考の人間がいないように、犯行理由もまたその人特有のものでもありえるのです。

金銭目的

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まず最もイメージしやすい目的が身代金でしょう。ドラマなどでも高頻度で目にするため、誘拐の目的として一番多いものといえます。

しかし、奈々さんの家庭は母子家庭の為決して裕福な生活をしていたとは考えづらいのです。しかし彼女の華のある容姿から裕福な家庭の子供と思われた可能性も否定しきれないはずです。

それに気づいた犯人は逮捕されることを恐れ姿を消したのでしょうか。顔をはっきり見られている為、奈々さんを解放するわけにもいかずそのまま逃走を続けた可能性もあります。

強姦目的

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続いての予想は犯人が男性、被害者は美少女で有名な中学生という点から強姦目的ではなかったのか、というものです。こちらは近年でも後を絶たない重大な性犯罪を思えば否定しきれません。

友人たちとからの犯人像を擦り合わせてみると、必ずしも女性関係に困らなかったとはいいがたいようです。犯行に及ぶ自制心・理性のなさからも疑われても違和感はないでしょう。

しかし事件周辺にそのような痕跡は発見されていないこと、近くのホテルの利用履歴も無く、そのためだけに見つかるリスクを冒しながら長距離を徒歩で移動したとは考えづらいのもまた事実です。

殺害目的

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続いての殺害目的は犯人が愉快犯である可能性が高い時に考えられるものでしょう。しかしそのような衝動的な犯行理由でここまで完成された犯罪を行えるものでしょうか?

必ずしも殺害目的が計画性のないものとはいいがたいですが、必ずどこかで遺体などが発見される可能性が高いものです。また移動手段も徒歩という点から殺害場所を決めていたとしてもやはり違和感が残ります。

また殺害目的であれば極端な話ではありますが佐久間奈々さんである必要性が無くなります。なぜ奈々さんが選ばれたのか、という疑問も残る形となります。

監禁目的

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4つ目の考えられる予想は監禁目的です。こちらも近年になっても耳にする事のある動機ですが、もっとも足の残りやすい方法ともいえるでしょう。

なぜなら必ず生活の為に他人と接触の必要があり、家を借りたと考えるなら更に目撃情報が集まるはずだからです。特にこの年代はネットショッピングはそこまで普及していないので外出は必須です。

また行動範囲の拠点ができてしまうので、より発見されやすいリスクがあります。転々としていても資金が必要なため、やはり難しいのではないでしょうか。

拉致目的

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最後は当時最も有力視されていた拉致目的というものです。北朝鮮との拉致被害者問題などの盛り上がりもあり、事件が発生した際はかなり確定的なものとしてウワサされたそうです。

また目撃情報のあったルートも当時拉致に使用されていたルートに似ているとして話題だったそうです。あるタイミングで忽然と足取りが掴めなくなった点も納得しやすかったのでしょう。

たしかに今まであがってきた予想のなかで最も事件の流れに沿った目的だと言えますが、拉致被害として結びつけるには証拠が足りていないというのも事実なのです。

佐久間奈々さん失踪事件に残る謎

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