2019年8月1日 更新

エーテル体とは?アストラル体と浄化との関係性についても

人間の形成にはエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体と呼ばれる神秘的な物質が存在しています。中には、目に見えるエネルギーとして強化や浄化を施す人もいます。これらに興味がある人は、こちらの記事を通して理解を深めてみてはいかがでしょうか?

エーテル体とは

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みなさんはエーテル体というと何を思い浮かべますか? RPGゲームにある幻想的なストーリーを思い浮かべる人や、オカルト的なイメージを想起させる人もいるでしょう。しかし、エーテル体とは現実世界でも広く普及されている言葉とされています。

エーテル体とは、現世で生きるための肉体のバランスを整える身体であり、霊界(神秘的な世界)からのエネルギーを取り入れる入口として機能しています。エーテル体の存在は、『オーラ(霊的質料)』と呼ばれる通常の人間には見えないもので表現されます。

オーラとは、その人の周囲を取り巻く膜(外気との境界)を指します。エーテル体は『幽体』とも言われ、人を形成する粒子の中でも一番近くに存在します。つまり、肉体に最も深く結びついているものと言えます。では、このエーテル体とはどういったものなのか、次の項目群から理解を深めていきましょう。

7つの身体の内のひとつ

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7つの身体とは、『肉体・エーテル体(幽体)・アストラル体(感情体)・メンタル体(精神体)・コーザル体(魂の器)・ブッディ体(魂)・アートマ体(魂の元)』の7つの身体を指します。メンタル体以降の身体は『魂』を司る部分であり、『霊界』などの異世界で生きるための身体を指します。

これら他にも、肉体とエーテル体の間には『気体』というものが存在しています。東洋医学で言う『経絡』に通ずるもので、普段落ち込み気味になっている状態を「気が病んだ状態」と言います。これを改善するには、気体の栄養となる『自然』を取り込むのが効果的とされています。

話を戻し。エーテル体は、分かりやすく説明すれば、あの世(あくまで現世)で使う「からだ」を指します。エーテル体は、ストレスの影響を受けやすく、とても繊細で不安定な存在です。それ故、ストレスの多い環境で暮らしていると、エーテル体が病みやすくなり肉体に悪影響を及ぼしやすくなります。

人体のエネルギーのこと

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エネルギーとは、気力や活力のこと(源)を指します。このことから人体エネルギーは、物事を成し遂げたりするときに使われる生命力のことを指します。つまりエーテル体とは、生命エネルギーそのものを意味するのですね。

エーテル体から発せられるエネルギーとは、人や物から漂わせる独特な雰囲気を持つオーラのことを言います。人の近くに寄ると、何かしらの圧力を感じる違和感のことですね。

人によって存在感が違うのも、このオーラが関係していると言います。生命エネルギーが大きいほど、その存在感や力は大いものと感じることでしょう。つまり、エーテル体は生命力の大きさを表しているとも言えるでしょう。

物理学でいわれる媒質のことではない

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媒質とは「光がガラスの中を通る」といったように、ある一つのもの(光)から影響を受けた物体(ガラス)のことを指します。物理学では、光を伝達する媒質(エーテル)で記録されていましたが、現在では不要な概念となっています。

エーテル体は、この世に存在しえない境界的な物質とも言えることから、物理的な扱いというよりも霊的・神秘的な扱いを受けます。つまり、物理的に存在しているというより「どこか違う世界から干渉してくる未知的なもの」と言ったほうがいいでしょう。

エーテル体の存在に気付けないのは、現世に引き繋がれている(普通の生活に満足している)というようにも受け取れます。「もしかしたら、あるのかもしれない」疑問から、「どこから来るのか?」と未知的な探求をし始めるのは、とき関係なくした人に課せられた使命なのかもしれません。

霊能力者には見える

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霊能力者は『霊眼』と呼ばれるものを介して、エーテル体を捉えることが出来ると言われています。霊眼とは、通常の人では見ることの出来ない浮遊物や憑依している霊などを見る能力のことを指します。

つまりエーテル体は、霊に近い存在あるいはそれに近い存在である可能性が高いと言えます。霊とは既に肉体のない存在のことを言いますので、肉体を離れても存在するエーテル体と密接な関係にあると言えます。

そうではないとしても、霊(およびエーテル体)の存在は排除できない要素と言えます。それは、この世に存在するすべての人の起源を考えたとき「どこから来たのか?」という謎が残るからです。

アストラル体と混同されることが多い

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アストラル体もエーテル体と同じように、人の周囲を形成する見えないオーラ(層・境界)のことを指します。エーテル体と一体となっていることから、混同して捉えてしまう人が多いとされています。

エーテル体とは人間が生きていく機能のバランスを整えたり、宇宙エネルギー(気・プラーナ)を体内へ取り込む役割があります。またエーテル体は、肉体を5~20センチ位の大きさで取り巻いているオーラのことを指します。

アストラル体は、主に感情体(パーソナリティといった人間の個性など)を司るものと言われています。俗にいう「生霊・幽霊・臨死体験・幽体離脱」は、このアストラル体によって発現されると言われています。

第一次世界大戦後に広まる

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エーテル体が世界的に広まったのは、第一次世界大戦後におけるルドルフ・シュタイナーの活動によるものだとされています。1919年3月、シュタイナーはドイツ革命と第一次世界大戦の敗戦で混乱が続くなか、社会問題の核心に迫った主張をドイツの国民に呼びかけました。

その内容は、人間の社会活動を「精神の領域・経済の領域・法の領域」の三つに分け、それぞれを「精神生活では自由を・経済生活では友愛を・法的生活では平等を」とに分類した社会三分節化論のことを指します。

この主張によりシュタイナーの存在が認知され始め、彼の本質にある神秘的思想を記した多くの書籍から、世界的にエーテル体などの概念が広く伝わるようになったのです。つまりエーテル体が第一次世界大戦後に広まったのは、R・シュタイナーの存在が大きく関与しているということになります。

アストラル体とは

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アストラル体という名称は、魔術師エリファス・レヴィの『アストラル・ライト』に準ずるものであり、アストラル・ライトとはサイキック能力(主に魔術など)を使うための宇宙に遍満するエネルギー体を指します。

アストラル体は、喜怒哀楽といった情緒的反応と共に、五感などの感覚器としての役割を担います。受容器(視覚や聴覚など五感を司る肉体)を通じて現象世界(人間の感覚で知覚できる世界)を認識できるのは、アストラル体のおかげであるとされています。

つまり、アストラル体とは人の感情の行方を見定める(制御)、あるいは見つめる(見直しと修正)ための身体であると言ってもいいでしょう。では、次の項目群を参考にアストラル体について考えてみましょう。

感情を司る

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感情を司る部分を現実的なもので例えるなら、脳(厳密には大脳の内側にある大脳辺縁系)になります。アストラル体は、肉体と精神を繋ぐ架け橋の役割があります。この二つを比較すると、脳とアストラル体は密接に関わり合っているように見えます。

しかし、臨死体験の研究では「感情は脳だけが生み出すもの」として理解できない現象があります。それは死後の幸福感(至福感)など、脳の機能が停止しているのに感情があるといった現象のことを指します。脳の機能が停止しているのに「感情」が変化するのは、脳だけが影響している証明ができていないことを意味します。

つまりアストラル体は、脳とは違う形で感情を司っていることになります。アストラル体であれば既に亡くなった人でも感情を変化させることが出来るので、表現の仕方はどうであれ説明できていることになります。

アストラル・ライト

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