目次
そうした”死”の部分を担うのは男性。女性は出産を行うため”生”を担うと考えられています。
セピック族
パプアニューギニアのセピック族は男子が成人すると体にワニのウロコのような彫り物をする儀式がある。
— 石川直生 (@nao_kick) August 13, 2019
彼らの祖先はワニだと信じていて、儀式を通過することでセピック族の魂が宿ると言われている。出血多量で死亡することもある命懸けの儀式。#クロコ豆知識 pic.twitter.com/gdXFvCZq9P
模様を刻むことで祖先の精神や魂が本人に宿り、ようやく一人前と考えられています。ちなみに模様の刻み方は、かなり痛々しいもの。カミソリで皮膚をそぎ落とし、特殊な樹液を塗って傷口を膨らませていきます。動画でも公開されていますが、物凄い出血量です。
メンタワイ族
いずれにしても、近代文明で使われるやすりのように、削りやすい物を使っているとは考えづらいですよね。歯を削る時は、相当の痛みが生じると想像できるので、成人の儀式的な意味合いも持っているでしょう。
マサイ族
去年の今頃はマサイ族の皆さんに「お前は戦士か?」と問われて地に足がついておりませんでした😂 pic.twitter.com/9bo4SqF4j4
— 空白寺 (@vanity_temple) March 2, 2021
それが、ブラッド・イニシエーション。少年の体から、母親によって残された女性の部分を取り除くため行われる儀式です。細い木の棒を喉に突き刺し、何度も吐いて胃の中を空っぽにします。
その後、鼻に詰め物をして邪気を追い払うようです。さらに、舌を突き刺し出血させ、儀式を終えられた男児のみが成人男性として認められます。
キルギスタン
キルギスの王子様とカザフスタンのプリンセス隣に並んで欲しい....
— Liliyの独り言 (@Liliy_hitokoto) July 23, 2021
リアルディズニーだよぉ...
#オリンピック開会式
#東京2020
#開会式 pic.twitter.com/fQdm1jiigl
片思いを拗らせた男性の強行ではなく、親族揃って誘拐婚を催します。その席には、過去に誘拐され結婚した男性の母親も同席するなど、かなり異質な光景だといえるでしょう。
誘拐された女性は戸惑うものの、文化として受け入れる場合がほとんど。女性側の母親も、突然娘の結婚を知らされ、結婚式にも参列するほど根付いた文化なのです。
カヤン族
虎に首を噛まれそうになっても、金属の首輪が守ってくれていたのです。しかし近年は、美しく見せるために行われているよう。ちなみに、金属によって首が伸びるわけではありません。首輪の重みで肩が下がり続け、首が長くなったように見えるだけです。
世界の珍しい風習
纏足
【纏足(てんそく)】
— yumi ゆみ (@ygjumi) December 27, 2019
幼児期より足に布を巻かせ、足が大きくならないようにするという、かつて中国で女性に対して行われていた風習をいう。より具体的には、足の親指以外の指を足の裏側へ折り曲げ、布で強く縛ることで足の整形(変形)を行うことを指す。 pic.twitter.com/pX8TERcalf
正常に足が成長できず、自力歩行が難しくなる女性も…。現在は、行われていない風習です。
即身仏
即身仏は「仏像」ではなく、人間の遺体なので、文化財の指定を受けることができない。そのため、国や自治体からの補助金を得ることができず、護持寺院にとっては維持コストが負担となっている。
— Ayako Kimishima (@kimi_aya_) December 14, 2021
岩鼻通明先生による即身仏の解説が分かりやすい。https://t.co/lnXIF8rIJq https://t.co/XrvfGkFS4d pic.twitter.com/NkCutSYhTt
しかし上手くミイラ化するためには、胃の中はもちろん体中の脂肪分を極力減らさなければなりません。そのため土の中に入る前に、過度の断食を行いミイラに近い状態を作らなければなりませんでした。あまりの過酷さから、途中で断念した僧も。これまでに、18人の人物が即身仏になったと記録されています。
ハジチ
#ハジチ#針突 pic.twitter.com/TCQnS3lReK
— おおぎみあやの (@LlKBV7ltp80CcnG) June 22, 2022
魔除けや結婚の印としても、入れていました。またハジチを始めるのは、7歳頃から。16歳頃までに完成させ、一人前の女性として扱われるようになります。ちなみに、島や地域によって模様が異なる模様が入れられるようです。明治前後まで、各地域で行われていました。
おじろく・おばさ
「おじろく・おばさ」。長野県の村では、長兄だけが社会生活を営み、他の弟妹は結婚も世間との交際も禁じられ、生涯戸主のため無報酬で働かされ、男はおじろく、女はおばさと呼ばれ、戸籍簿に「厄介」と書かれ、精神病に似た人格が形成されました。書肆ゲンシシャでは精神医学の歴史書を扱っています。 pic.twitter.com/xLX4LyAgTq
— 書肆ゲンシシャ/幻視者の集い (@Book_Genshisha) December 9, 2019
2 / 3