2019年9月14日 更新

地底湖で起きた事件の真相は?白米美帆さんを含めたその後の動きとは

みなさんは、岡山地底湖行方不明事件をご存知でしょうか? こちらの記事では、殺害を企てた犯人と思われる白米美帆さん(当時大学生)のその後(事件後)の動きなど事件の真相についてまとめています。探検サークルなどに加入している方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

目次

名倉さんの捜索は連日行われ、延べ6日間にもわたる捜索だったと言われています。捜索における中心人物である田村吉永(たむらよしひさ)さんも「何としても救出したい」という思いで捜索を続けていたとのことです。

「日咩坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)」は、救助する側にも被害が及ぶほどの危険な場所であり数々の危険地帯を経験してきた隊員でも困難を要すると述べています。これほどまで危険な場所を誰にも通知することなく往来していたサークルは、言うまでもなく違法性の高い集団でまとまっていることを物語っています。

捜索は打ち切りになった

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署は、翌朝からの捜索を予定していましたが「洞窟内では夜も昼も関係ない」とのことから徹夜の捜索を決断しました。しかし、その連日による捜索も実ることなく(発見の可能性が極めて低いことから)止むなく打ち切りとなりました。
 
捜索は同月の10日で終了し、捜索にあたった田村警部補は「隊員として当たり前のことをしたまで。それよりも学生を発見できなかったのが本当に残念」と悔しさを表すと共に、「更なる向上を目指す」と今後の救助に誓いを立てました。

途中で捜査を打ち切るのも「本当に存在するのか?」という曖昧さが加速するからであり、時間が経過すると共に(この場合は救助)する必要性がだんだんと薄れてきます。非常に残念なことですが、このような理由から延々と捜索を続ける(事件を追う)ことは出来ないとされています。

岡山地底湖とは

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岡山地底湖とは、石灰岩台地にある日咩坂鐘乳穴の最奥部にある水深32メートルの地底湖のことを指します。日咩坂鐘乳穴は、神社の後ろ左手にあるドリーネと呼ばれる(水に溶食されてできる)すりばち状の窪地を100メートル下ったところにあり降り口を下るだけでも震えが起きそうな深さを誇っています。

日咩坂鐘乳穴は、観光洞ではないため照明がなく入洞はお勧めできない鍾乳洞と言われています。入口から700メートルの地点には「神の池」と呼ばれる場所があり、そこから90度に曲がる延長1600メートルの蛇行洞になっています。

鍾鉱石が豊富にあり癒しを体験できる場所もあるのですが、その奥部は極めて困難な場所なことから普通の人はほぼ立ち入らないと言っていいでしょう。では、引き続き地底湖の場所について詳しく説明していきます。

岡山地底湖の場所

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秘坂鐘乳穴(日咩坂鐘乳穴:ひめさかかなちあな)は、岡山県の阿哲台にあり現在は入洞禁止になっています。岡山県の天然記念物に指定(昭和32年11月5日)されており、県下でも屈指の洞口と長さを誇る洞窟だと言われています。

深さ100メートルにも及ぶドリーネの急坂を下りると「高さ15メートル、幅7メートル」の巨大な洞口を前にすることになります。その異様さは探求心や恐怖心を誘うことから、事件に発展することも容易に想像出来ると言えます。

危険な場所に立ち入る積極性や好奇心は評価できますが、危険性の予測(自分の出来る、出来ないの境界)が出来ないと死に直結します。このような状況を回避するためにも「もし、~になったら。」の思考は常に持っておきたいところです。

事件が起きたのは鍾乳洞の奥

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鍾乳洞の奥(神の池より先)は、容易に立ち入れない空間になっており一般人が行けるような場所ではない構造になっています。このことを踏まえると、サークルの活動自体が危ういものであることが分かります。

救助に向かった人も困難を極めたので、そもそも地底湖のある最奥部にたどり着いたのか?という疑問も浮かんできます。これは「危険な場所」というワードから有耶無耶にした事件という考え方も出来ます。

事件後の行動も謎が多いと言われていることから、情報をそこかしこに散布させて手仕舞いにした疑いが強いです。存在が消えるという目的を達成するためには「何らかが干渉しないといけない」、それこそが日咩坂鐘乳穴ということなのでしょう。

障害物が多く水流が速いなど危険な場所

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鍾乳洞に出来る地底湖は、地上の穴(ドリーネ)から水流が流れ込むことで形成されます。日咩坂鍾乳穴も例外ではなく、雨水や水流による影響で地底湖が成されたものだと言われています。

日咩坂鍾乳穴の地底湖は、地上からの水が溜まったカプセル状の空間があり水深30メートルほどの湖があります。匍匐前進を要するなど障害となる場所も多く、地底湖に繋がる早い支流があることから引きずり込まれる可能性があります。

また、地底湖に落ちると上がってこれないような構造をしており一般人が立ち入るような場所ではないことが見て取れます。

吸い込み穴と呼ばれていた

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日咩坂鍾乳穴は、古くから「吸い込み穴」と呼ばれており地底湖の下流部は諏訪洞(近くにある鍾乳洞)と繋がっていると言い伝えられています(吐き出し穴として)。

このことを考慮すると、諏訪洞に流れ着いている可能性もあるということになります。しかし、確証的なものではないので調査の対象とはならない可能性が高いと言えます。

「吸い込み穴」という名称は、恐ろしいイメージを連想させる言葉でもあり地形を利用した罠としても活用できると考えられなくはありません。このこと(言葉によるイメージ)は、決行に至る動機としても十分にあると言えます。

神の池と呼ばれる観光地

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現在は事故が多発することから入洞は禁止されていますが、神の池までは容易に入っていけることから無断で入る人が後を絶たないと言われています。観光地のような扱いも肝試しや興味本位で行くことから引き起こされていると言えます。

普段は神の池で行き止まりになっているのですが、冬場になると更に奥に行けると言われています。事件が起こった季節も冬であり、地底湖まで行くという計画は確定していたと言えます。

しかし、その先はさらに地下に降りていく必要があるため下るための道具なりが必要になってきます。また、地底湖まで行き着くには狭い場所を長時間にわたって潜り抜ける必要があり困難を要します。

HPから消えた白米美帆の名前

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ここからは、事件の真相を知る白米美帆さんについて説明していきます。まず、事件後に自分の名前をHPから消すという行為から平気で嘘をつく人間ということが見て取れます。真相が明らかにならないのも当事者たちの影響だと言えます。

真実を明かすのは怖いことです。これはどんなことにも言えますが、本音を隠し続けるとずっと隠し続けなければいけなくなります。つまり、「自分のためになっていない」むしろ「自分を追い詰める」結果になってしまいます。

恐らく、重しが積み重なりすぎて何が問題だったかすら「考えられない状態、あるいは放棄」していることでしょう。この「直す必要はない」という事件は 命の重さを再認識するなど修正する必要性を感じさせます。では、事件に密接にかかわる白米美帆さんについて引き続き見ていきましょう。

この事件には不可解な点がいくつもある

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まず、入洞届を出していません。届け出は必ず必要であり、何かあった場合は自己責任という扱いになっても致し方ないという見解になります。もちろん、入洞を推進したリーダーでもある白米美帆さんはこの責任を負わなければいけません。

また、遊泳しているところ行方不明になったと証言をしているのにも関わらず溺れるところを目撃するような発言はないという点です。そもそも、水流が危険なのを承知の上で「遊泳」と発言するのは確信犯的な証言と言えるのではないでしょうか。

ホームページから消えた2人の名前

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