2019年11月2日 更新

エメトフィリアとは?変わった異常性癖を持つ原因や心理とは

エメトフィリアとは吐しゃ物が性的嗜好となっている人のことを指します。これはいわゆる異常性癖の1つであり、他人に理解されないことも少なくありません。では、エメトフィリアは何が原因でなり、どのような心理が働いているのでしょうか。また、その診断方法も紹介します。

大きなストレスを抱えている状況で、ある刺激によって快楽を得た場合、脳はそれをストレスを軽減してくれるものであると認識します。たった1度の快楽でも異常性癖へと変わる可能性は十分あります。

そのため、大きなストレスを抱えていた中で、パートナーのある1点に注目し、それによって性的興奮を覚えると繰り返しその刺激を求めるようになります。こうして異常に固執していく事で性癖は出来上がります。

このプロセスは人によって異なり、ストレスを抱えて同じ経験をしても興奮しない人もいます。

異常性癖を持つ人の心理

Heart Red Rope - Free photo on Pixabay (733436)

異常性癖は、「~を好きになろう」と意識的に好きになったのではなく、自然とそれに固執するようになることがほとんどです。時には自分が異常性癖を持っているということに気づかず、当たり前のようにそのようなプレイをしていることもあります。

では、異常性癖を持つ人にはどのような心理が働いているのでしょうか。

背徳感に興奮したい

Knot Rope Strand Hemp - Free photo on Pixabay (733437)

背徳感とは、道徳的や常識的に考えていけないとされていることを実行して後ろめたさを感じることを指します。頭ではいけないと分かっていてもそれを行動に移すことで、「いけないことをしている自分」に酔っているのです。

異常性癖の中には、危険なプレイや他の人が気持ち悪いと感じる物を使用するプレイが存在します。普通に考えればそれらをセックスに用いることは許されないと分かりつつも、それを実行することに、いけないことをしているという興奮を感じるようです。

性的に興奮したい

Vogue Man Jeans - Free photo on Pixabay (733440)

異常性癖は、通常のセックスよりもある1つの性的要素に固執することで更に性的興奮が得られることが少なくありません。それが特殊であればあるほど、他の人は感じることのない興奮を得られるのです。

いわば一般的なセックスで用いられる視覚の興奮や快感は彼らにとってつまらないものであり、普通すぎるのです。異常性癖を見つけることで、それ以上のゾクゾク感を得られ、パートナーへの愛情も深まります。

フェチ程度であったものでも、それに固執することで異常性癖へと変わる場合も多いです。

自分の性癖を相手と共有することに喜びを感じたい

Couple African Happy - Free photo on Pixabay (733438)

自分の性癖はプライベートのことであり、ある意味で自分の弱みを信頼しているパートナーに見せることでもあります。小さいころから秘密を共有することに喜びを感じていた人にとって、性癖を共有することはこの上ない喜びです。

普通は周りに秘密にしていることを、相手と共有することによって、自分という存在を丸ごと受け止めてもらったという安心感を得られる場合もあります。また、性癖を言う事で相手が驚いたり恥ずかしがったりする姿に興奮する人もいるようです。

同じ性癖を持っていない場合でも、一生懸命自分の性癖に合わせてプレイしてくれる姿に深い愛情を抱く場合もあります。

変わった異常性癖をご紹介

Rabbit Hare Bunny - Free photo on Pixabay (733439)

「異常性癖」と聞くと、とてもマニアックで他人には理解できないイメージがある人も多いでしょう。しかし、意外にも身近な異常性癖は多く、何も異常性癖を持っていない人の方が少ないと言われています。

異常性癖とは言うならば性癖のことであり、どのような性的嗜好があるのかを示しています。ここでは、少し変わった異常性癖を紹介します。

オキュロフィリア

Eyelash Eyeball Person - Free photo on Pixabay (733451)

オキュロフィリアとは、眼球や瞼に対して性的興奮を覚える人のことを指します。顔のパーツとして「目が好き」というレベルではなく、「眼球を見たらぞくぞくする」「舐めてみたい」と感じる場合がこれに当たります。

オキュロフィリアの人の中には、涙に対して性的興奮を覚えることも多く、ダクライフィリアを同時に持っていることも少なくありません。しかし眼球を舐める行為は失明や感染症の恐れもある危険なプレイであり、控えることをおすすめします。

ハイポクシフィリア

Anxiety Fear Mystic - Free photo on Pixabay (733460)

窒息プレイが好きな人は、このハイポクシフィリアにあたります。日本語で言うと「自己発情窒息」であり、脳に酸素を意図的に供給しないことで仮死状態となり、その状況に性的興奮を覚えるというものです。

低酸素状態となることで半幻覚症状が起こり、意識が朦朧となることでオーガズムに達しやすくなるようです。17世紀前半には男性の勃起不全の治療として使用されたこともありました。

しかし注意しても限界を超えて窒息状態となり、事故死するケースが後を絶たない非常に危険なプレイです。

メノフィリア

Blood Cells Red - Free image on Pixabay (733455)

メノフィリアとは、女性の経血に異常に興奮する性癖を指します。見るだけでなく、嗅いだり舐めたりして楽しむことが一般的です。一般的な血が好きな人は、ヘマトフィリアと呼ばれますが、このメノフィリアは生理の血に限定しているという特徴があります。

普通の血よりもどす黒い色で臭いもあるため、一部の人にしか理解されません。生理中にセックスを強要してきたり、経血を見ようとしたりする場合には、メノフィリアの可能性が高いです。

ハイグロフィリア

Man Ale Portrait Drool - Free photo on Pixabay (733457)

ハイグロフィリアとは、人間の分泌物に性的興奮を覚える性癖を持った人を指します。愛液だけではなく、よだれや汗なども興奮材料となることがあり、ローションなどを使うことも好きであるという特徴があります。

このハイグロフィリアは他の異常性癖に比べて一般的であり、パートナーのよだれや汗を見るのが好き、舐めてみたいと思う人は少なくありません。しかし、唾液まみれになってみたいなどと限度を超える場合は重度の可能性があります。

ウロラグニア

The Test Urine Container - Free photo on Pixabay (733458)

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪