2019年2月26日 更新

ゴムなしでする心理とは?ゴムなしでの妊娠確率と外出しでの確率

妊娠中やピルを服用する彼女への避妊は、不要だと思っていませんか?また、外出しだったり排卵日後なら、妊娠確率がないため避妊が不要だと思い込んでいる人もいるでしょう。この記事では、ゴムなしの正しいリスクや、ゴムなしを求める男性心理について、ご紹介していきまます。

目次

外出ししても射精前に精子が出ていることがある

Banana Breakfast Colorful - Free photo on Pixabay (78772)

外出しは、男性が射精する前に膣から性器を抜き取り、膣以外の場所に射精する行為です。射精時にしか精子が放出されないのなら、外出しには避妊効果があるといえるかもしれません。

しかし、射精前に男性器から放出される「カウパー液」と呼ばれる体液にも、少量の精子が含まれていると言われています。「カウパー液」とは一般的には「我慢汁」と呼ばれることが多い男性の体液のことです。

カウパー液には精子が含まれていますが、妊娠するほどの量ではないといった研究も発表されています。しかし、全く精子が含まれていないわけではないので、妊娠の可能性が0%とは言い切れないでしょう。
Sperm Fertilization Pregnancy - Free photo on Pixabay (78789)

カウパー液に含まれる精子による妊娠よりも、注意が必要だと言われるのが、二度目のセックス時です。1日に、複数回セックスを行う人たちもいるでしょう。その際、ゴムなしで性行為を続けると、外出しであっても妊娠リスクが高くなると言われています。

その理由は、1度目の射精によって放出された精子が、男性の尿道に残っている場合があるからです。射精の圧力によって、全ての精子を放出することは不可能だと言われています。ですから、少なからず尿道に精子が残ってしまうのです。

尿道に残った精子や、男性器に付着した精子が膣内に入ることによって、妊娠する可能性があります。

確実な「安全日」はない

Female Diary Journal - Free photo on Pixabay (78792)

前項でお伝えした排卵日の把握の難しさに加え、卵子と精子の寿命によっても、妊娠の確率が変わってきます。卵子の寿命は約24時間です。そして、精子の寿命は72時間と言われています。

つまり、排卵日を避け、ゴムなしで性行為を行った場合でも、精子が女性の体内で生き続け、卵子と受精すれば、妊娠するのです。「セックス時の体調」「正確な排卵日の算出」「精子と卵子の寿命」など、あらゆる情報が正確でなければ、確実な安全日というものを把握することができません。

一般人である男女が、特殊な機器も使わず、自分たちの見解だけでは安全日を把握できませんから、確実に「安全日」と呼べる日はないのです。

ゴムなしでは性感染症を防ぐことはできない

People Man Woman - Free photo on Pixabay (78797)

外出しでも、排卵日以外の性行為でも、ゴムなしでは性感染症を防ぐことはできません。稀に、性行為後、シャワーやウォシュレットで膣や性器を洗浄すれば、性感染症を防げると思い込んでいる人がいますが、間違いです。膣洗浄器を使用しても、性感染症を防ぐことはできません。

性感染症は、粘膜や皮膚の小さな傷口から感染します。コンドームを着用せず粘膜を直接触れさせることにより、感染するのです。性感染症は、感染している人物の精液や膣分泌液、唾液にも含まれているため、コンドームを着用しない状態でのオーラルセックスによっても感染する恐れがあります。

確実なのはどんな方法?ゴムなしでできる避妊法

Light Photoshoot - Free photo on Pixabay (78845)

避妊効果だけを求めるなら、コンドームの着用以外にも方法があります。ここからは、コンドーム以外の避妊法について、メリットやデメリットについて、ご紹介していきましょう。

しかし、コンドームの着用以外で、性感染症を防ぐことはできませんので、避妊だけを目的とした場合の方法であることを理解する必要があります。

低用量ピル

Pills Birth Control - Free photo on Pixabay (78846)

コンドーム以外の避妊方法として、広く知られているのは低用量ピルです。服用することによって、ホルモンを調整し、99.7%の確率で避妊効果が期待できると言われています。

しかし、低用量ピルの避妊率99.7%を維持するためには、正しい服用を毎日続ける必要があるのです。低用量ピルは、高い避妊率がメリットですが、毎日の服用や金銭的負担、副作用などがデメリットと言えます。

金銭的負担は1カ月2,000~と言われているため、それほど負担を大きく感じない人もいるでしょう。しかし、副作用には個人差があり、激しい症状を感じる女性もいます。

子宮内避妊器具(IUD)

Uterus Ovary Ovaries - Free image on Pixabay (78897)

IUDとは、女性の子宮内に設置する避妊具のことです。正しい場所に設置することにより、5~10年避妊効果が継続すると言われています。避妊確率は、約97.8%です。一度子宮内に設置すれば、長期間避妊効果が期待できます。

また、日々の手入れや注意事項もないため、仕事で通院が難しい女性や、低用量ピルの服用が難しい女性の間で人気です。

稀に、正しい場所から避妊器具が動いてしまう場合があり、それらを修正するために、通院が必要なところは、デメリットでしょう。他には、低用量ピルと同様に、ホルモンを調整し避妊効果を発動するため、副作用がある女性もいます。

避妊手術

Surgery Hospital Doctor - Free photo on Pixabay (78924)

避妊手術とは、卵子を運ぶ卵管を切断またはクリップ止めし、生殖機能をなくすための手術です。術後、妊娠する可能性は極めて低くなりますが、10年以内に妊娠する可能性は2%程度あると言われています。

メリットは、術後に避妊が必要なくなることや、服用する薬などがないところでしょう。また、難産や帝王切開により、次回の妊娠が危険を伴う女性が受ける場合も多く、安全を確保できるといった面がメリットです。

デメリットは、金銭的負担でしょう。避妊手術には約30万円かかると言われています。また、妊娠はしなくても生理はこれまで通り発生するので、デメリットと捉える女性もいます。
Shoes Pregnancy Child - Free photo on Pixabay (78925)

他の避妊方法と大きく異なる点は、一度手術を行うと二度と戻せない点です。低用量ピルやIUDは、服用を停止したり、子宮内から器具を取り出すことによって、妊娠することが可能になります。

しかし、避妊手術は、一生妊娠できない確率が高い避妊法なのです。避妊手術を受ける前に、しっかりと考える必要があるでしょう。

妊娠中ならOK?ゴムなしの性行為の危険性は?

Pregnancy Pregnant Mom - Free photo on Pixabay (78942)

妊娠中は、既に妊娠しているため、もちろん妊娠を恐れる必要はありません。こういった理由から、妊娠中にゴムなしで性行為をする夫婦やカップルもいます。

しかし、妊娠の可能性がないだけであって、ゴムなしで性行為をすることには、リスクが伴うのです。

精子には子宮を収縮させる作用がある

Sperium Cum Sperm - Free photo on Pixabay (78944)

2 / 6

関連する記事 こんな記事も人気です♪