2019年12月20日 更新

金玉がでかいのには理由が?大きくなってきた時の病気の可能性についても

ペニスと違い、金玉のサイズはあまり気にされていません。しかし、金玉の大きさで、性欲やイクメン度が分かるというのはご存じでしょうか。また、急に金玉が大きくなってしまった場合は、何らかの病気にかかっている恐れもあります。でかい金玉に潜む大きな謎をご紹介しましょう。

目次

金玉がでかいのには「理由」がある

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男性の股間にぶらさがる「竿」と「玉」。男女問わず竿の大きさは気になるところですが、玉の大きさの方は別にどうでもいい、と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、玉の大きさによってその男性が持つ性欲や育児への参加度が分かる、という説もあります。そう聞くと、急に股間の2つの膨らみが気になってくるかもしれません。

また、今までは普通サイズだったのに、急に金玉が大きくなってしまった、病気なのでは…と悩むこともあるかと思います。病院に行けば良いのですが、大事なところを他人に見られるのは抵抗があるかもしれません。
でかい金玉についての正しい知識を得て、金玉と仲良く付き合っていけるようになりましょう。

金玉について

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それでは、まずは「金玉」についての基礎知識を簡単にご紹介しましょう。金玉とは何か?平均的なサイズはどれくらいか?意外と知らないことがたくさんあるかもしれません。

金玉とは

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金玉は、男性の股間にある袋(陰嚢)の中に入っている玉状の臓器を指します。医学的には「精巣」、もしくは「睾丸」といいます。正常な場合は2つあり、男性ホルモンの分泌と精子の生成をおこなっています。

大切な生殖器である金玉が、陰嚢に収まった状態で体の外にむき出しになっているのは、精子の活動を活性化するためです。精子は体温より少し低い32~34度が適温で、それより高くなると産生や活動に悪影響が出ます。そのため、わざわざ外付けにして冷やしているという訳です。

また、陰嚢は温度によって伸び縮みし、金玉の中にある精子を適温に保つ役割を果たしています。金玉は男性のシンボルであり、新たな命を生み出すための大切な工場でもあるのです。

日本人の平均サイズ

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ある調査で20~49歳の日本人の金玉のサイズを計測したところ、左3. 04±0. 43cm、 右3. 05±0. 40cmという結果になりました。これはうずらの卵と同じくらいです。

また、右の方がやや大きいという結果になりましたが、統計学的に優位な差はなく、そのような数値が出たのはたまたまだと考えられます。

年代別に大きさを計ると、30代が最も大きく、60代くらいから小さくなり、更に左右の大きさの差が開いてくるということも分かりました。男性ホルモンの減少とともに金玉が小さくなる、というのは納得できますが、左右差が大きくなるとうのは不思議なところです。

でかい金玉の基準

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先ほどご紹介した金玉の大きさはあくまで平均値です。身長や体重と同じく、金玉の大きさにも一人ひとり違いがありますので、平均より大きい、小さいからといって心配する必要はありません。

しかし、度を越して大きい場合は、何らかの病気も考えられます。目安としては、鶏の卵くらいの大きさ、つまり約6センチになると病気を疑った方が良いかもしれません。急に大きくなった、硬くなった、痛みがあるなど、心配な点がある場合は診察を受けましょう。

金玉がでかい人は「性欲が強い」

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精子の製造工場である金玉が大きいということは、すなわちセックスにも積極的、性欲が強いというイメージがあります。そして、それは決してイメージだけではなく、実際に金玉が大きな男性は性欲が強い傾向にあります。その理由を細かく見ていきましょう。

精細管が多い

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金玉は精子の製造工場とお話ししましたが、実際に精子を作っているのは睾丸の中の精細管と言う管の部分です。太さは約0.2〜0.3 mmほどで、うどん玉のように折りたたまれた状態で睾丸の中に収められています。精子はここで作られ、管を通って精巣上体へ移動し、精管を通って体外へ放出されます。

精細管は睾丸の容積の80%を占め、思春期になると急激に発達します。この精細管の発達度合いが睾丸の大きさを決め、また生殖能力の高さを決めます。睾丸が大きな男性は立派な精子工場を持った、生殖能力が高い男性と言えます。

精子の運動性が高い

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不妊に悩み、不妊外来を受診する夫婦が増えています。そしてその半分は、男性に原因がある男性不妊であると考えられています。特に、金玉が小さな男性は、精子が極端に少ない乏精子症(ぼうせいししょう)、精子の運動率が低い「精子無力症」である恐れがあり、男性不妊の原因となります。

大きく、またある程度しっかりとした硬さのある睾丸の方が元気な精子を作れるということも分かってきています。でかい金玉は、量だけではなく、質的にも元気いっぱいの良質な精子を作りだすことができる優秀な製造工場なのです。

男性ホルモンが多い

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先ほどご紹介した通り、金玉には精子を作る役割と、もう一つ男性ホルモンを分泌する役割を持っています。男性ホルモンの95%を占めるテストステロンは、精巣内の間質細胞であるライディッヒ細胞から分泌されています。

テストステロンの分泌量と精子の製造量には相関関係があり、どちらかは活発だけれど、どちらかは悪い、ということはまずありません。でかい金玉を持ち、どっさり精子を作る男性は、もちろん男性ホルモンも多い、いわゆる「男らしい」男性であると言えます。

金玉が大きい人は心臓病になりやすいと言われる理由

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