2019年12月20日 更新

金玉がでかいのには理由が?大きくなってきた時の病気の可能性についても

ペニスと違い、金玉のサイズはあまり気にされていません。しかし、金玉の大きさで、性欲やイクメン度が分かるというのはご存じでしょうか。また、急に金玉が大きくなってしまった場合は、何らかの病気にかかっている恐れもあります。でかい金玉に潜む大きな謎をご紹介しましょう。

目次

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でかい金玉を持つ男は男性的な魅力に優れ、生殖能力もバッチリで最高…と思いきや、実は金玉がでかいと心臓病になりやすいという驚きの研究報告もあります。どうして金玉がでかい男性は心臓病になりやすいのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。

高血圧

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金玉が作り出す男性ホルモンであるテストステロンは、血圧とも関係があるとする研究者もいます。まだはっきりとはされていませんが、テストステロンの分泌量が低いと、高血圧になる傾向にあるとも考えられています。また、テストステロンの分泌が低い男性は、高血圧、糖尿病、がん、心臓病などのリスクが高くなり、寿命が短くなる傾向にあることも分かっています。

しかしその反面、金玉のでかい男性は高血圧になりやすいというデータもあります。理由ははっきりしていませんが、男らしい男性は活動的で食欲も旺盛、肉や油っぽいものをたくさん食べるので、高血圧になりやすいのかもしれません。

肥満傾向

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同じく、金玉がでかい男性は肥満傾向にあるとも言われています。先ほどご紹介した通り、男性ホルモンが高いことにより、肉や油っぽいものなどをもりもりと食べてしまうから、というのが一つの理由として考えられます。

男性ホルモンが高いと、意欲や欲望が高まる傾向にあります。セックスや仕事だけではなく、食べることにも精力的に取り組む結果、肥満になってしまうのかもしれません。

金玉のでかい男性は、湧き上がるその意欲を運動にも向け、でかい金玉にふさわしい、雄々しく引き締まった肉体を作り上げてほしいものです。

酒飲み

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金玉のでかい男性の欲望が向かう先は、セックスや食べ物だけではありません。お酒ももちろんその欲望の対象となります。

厚生省の調査によると、飲酒習慣者(週3日以上、清酒に換算し1日1合以上飲酒する人)の割合は20.8%、男女別に見ると男性36.7%、女性7.3%となっています。性差は年々小さくなっているとは言え、まだ男性の方が飲酒の習慣を多く持っていると言えます。これは社会的慣習ももちろんですが、もしかしたら男性ホルモンの影響を受けているからかもしれません。
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また、適度な飲酒は男性ホルモン(テストステロン)の分泌を促すとも言われています。これはアルコールが直接的に作用しているわけではなく、アルコールによってストレスが解消され、開放的になるという心理的作用がもたらす結果と考えられています。

しかし、深酒はもちろんNGです。お酒に含まれるエタノールによって金玉の細胞が傷つき、テストステロンの分泌に悪影響を及ぼすことが分かっています。なにごともほどほどが一番です。男性らしさを保ちたいなら、自制心を持って適度な飲酒をするよう心がけましょう。

黄体形成ホルモンの値が高い

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金玉が大きな男性は、黄体形成ホルモンの分泌も活発になるということが分かっています。黄体形成ホルモンは性腺刺激ホルモンの一種で、睾丸の細胞を刺激し、男性ホルモンの分泌を促すという働きを持っています。また、女性の場合はエストロゲンの分泌を促し、排卵を誘発するために不可欠なものです。

しかし、どのようなホルモンでも同様、多ければ多いほどいいというわけではありません。黄体形成ホルモンの分泌が多すぎると、下垂体腫瘍や女性の場合は多嚢胞性卵巣症候群を引き起こす恐れもあります。また、心臓に悪影響を及ぼす可能性も考えられていますが、はっきりしたことは分かっていません。

金玉が大きくなってきた時に考えられる病気

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金玉が急に大きくなってきたときに考えられる病名をいくつかご紹介します。深刻な病気であるケースもありますが、早期発見、早期治療ができれば完治は難しくないものばかりです。怖がったり恥ずかしがったりしないで、異常を感じたらぜひすぐに病院へ行ってください。

睾丸がん

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精巣がんは名前の通り、精巣内の細胞から発生するがんです。非常に進行が早いのと、痛みを伴わないことが多いために発見が遅くなりがちな危険ながんです。発生率は10万人に1人と数は多くありませんが、20代後半から30代にかけて発生のピークがあり、比較的若い男性に見られます。

金玉が腫れる、しこりがあるということで気がつく人が多いようです。恋人や奥さんなど、パートナーによって気づかれることもあります。特に若い男性は、日頃から自分の金玉を触り、大きさや硬さに異常がないかチェックするように心がけましょう。
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治療としては摘除手術が一般的です。金玉(精巣)だけではなく、精巣上部、精索も併せて取り除きます。もう片方の金玉が残っていれば、生殖能力は残ります。

また、再発率は高くなく、再発しても早期発見できれば完治は可能です。転移さえしていなければ決して怖いがんではありませんので、異常を感じたらすぐに病院に行くようにしてください。

陰嚢水腫

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陰嚢水腫は、陰嚢を包んでいる鞘膜(しょうまく)という部分にリンパ液が溜まり、陰嚢が膨らむ病気です。痛みなどの症状はほぼありませんが、時に膨らんだ感じや不快感を持つ人もいます。

赤ちゃんにも多く見られますが、こちらは陰嚢の中に降りてきている腹膜のつけ根がきちんと閉じていないために水分が入ってしまうことで起こるもので、大人の陰嚢水腫とは原因が異なります。大人の陰嚢水腫がなぜ起こるのかは、まだはっきりと分かっていません。

治療法としては、陰嚢の中のリンパ液を吸い出す、もしくは鞘膜の除去があります。こちらも決して怖い病気ではないので、恥ずかしがらずに診察を受けるようにしてください。

睾丸炎

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睾丸炎(精巣炎)は精巣にウイルスや細菌が侵入し、炎症が起きる病気です。思春期以降の男性がおたふく風邪になると、2~4割の確率で合併症として起こることがあります。

症状としては、激しい痛みと腫れ、倦怠感などです。おたふく風邪が落ち着いてから発生するために、関連性が見出しにくいかもしれません。

おたふく風邪の後遺症として男性不妊が挙げられますが、これは睾丸炎(精巣炎)によるものです。精巣の炎症により、精子が死んでしまうことが原因です。対策としては、おたふく風邪のワクチンを接種しておくことが挙げられます。

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