2019年10月31日 更新

閉経後のセックス事情は?閉経後のセックスで役立つアイテムについても

女性であればいつかは迎えることになる「閉経」ですが、閉経したら身体がどのように変化するのか知らない方も多いのではないでしょうか。 「閉経」後のセックスがどのように変化するのか、また役立つアイテムなどをご紹介していきます。

”更年期になると女性ホルモンの分泌が減るから、女性は性欲が無くなってくる”という話を聞かれたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、男性ホルモンの一種であるテストロテンが女性ホルモンであるエストロゲンより割合が高くなるが為に、女性の性欲は増していく傾向にあるそうです。

皮肉なことに男性は年齢が上がるにつれ性欲が減退していく傾向にあるものですが、女性の多くは閉経前後に性欲が増していくようです。

年齢が年齢なのに、自分はおかしいのではないか?と思われた方、全くおかしくありません。
当たり前の自然な現象ですから、ありのままの自分を受け入れて頂きたいです。

閉経後の性欲の減少は人それぞれ

Belly Heart Love - Free photo on Pixabay (731449)

男性にも更年期というものは存在しますが、男性の性欲は緩やかに低下するのに対し、女性は急激であるという特徴がみられるそうです。

加齢と共に、性別に関係無く性欲・性機能は低下していくものです。
「閉経」によって生理がこなくなることで、「もう自分は女ではないんだ」と思う人もいるようですが、このような考え方がストレスとなり、ますます性欲減退へ拍車をかけていくことがあるようです。

「閉経」したからといって女性であることには変わりませんし、性欲の有無個人差があります。
ストレスを溜めずにゆったりと過ごすことが大切です。

膣は濡れる

Nipple Breast Rose - Free photo on Pixabay (731456)

「閉経」したからと言って、膣からの分泌物が全くなくなる訳ではありません。
ですから安心してください!「閉経」してももちろん濡れます。

女性ホルモンの不足による影響で、膣に潤いが不足しているように感じられることはあるかもしれません。
しかし、現代では中高年の悩みではなく誰もが抱える悩みと言われています。

もしも病気が原因ではなく濡れにくくなったと感じられているのであれば、婦人科に相談したり、ドラッグストアで潤滑ゼリーを購入して、試されてみてはいかがでしょうか。

痛みを感じやすい

Woman Face Bullying - Free photo on Pixabay (731453)

結婚当初は毎日のようにセックスしていたのに、出産に育児、親の介護などで疲れて日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまい、夫婦共にお互いを求めなくなっていたけれど、子供が巣立って夫婦二人きりになって、またお互いを求めるようになる。。。

そうなるとセックスも久々だけど、若い頃と同じようにできるかというと、やはりそうではないようです。
ホルモンの影響から子宮や膣が委縮してしまうので、久しぶりだと痛みを感じる傾向にあるようです。

閉経後のセックスで痛みを感じる理由

Girl Woman Depression I Feel Sorry - Free photo on Pixabay (731826)

「閉経」後には、ホルモンバランスの影響からセックスの際に痛みが生じることがあるということはおわかり頂けたと思いますが、具体的にどのようになるのか、また改善方法があるのか気になるところではないでしょうか。

”痛み”のせいでセックスに対して億劫になってしまっては、まだまだ長いこの先の人生が楽しめません!
また、パートナーとの間もなんだかよそよそしくなってしまうかもしれません。

そうならない為にも、貴女の身体の中でどのような症状が進んでいるのか知っておく必要があるのではないでしょうか。

膣内分泌物の減少

Couple Hands Holding - Free photo on Pixabay (732140)

更年期の重要な症状の一つとして、膣の粘膜が弱くなって分泌物が減少するということが挙げられます。
これによって、セックスの際に痛みを感じたりまれに出血を伴うことがあるようです。

セックス時の痛みは、俗に言うラブジュース(膣の部分の潤滑液)が不足することで起こりますが、これもストレスなどによる心理的要素が加味される為、はっきりとした原因を特定することは難しいようです。

このような場合我慢してパートナーを受け入れることは適切ではありません。
我慢を続けていても、傷口から感染したり、続けることによってセックスに嫌悪感を抱く原因にもなりかねません。

一刻も早くパートナーに打ち明け、協力を促すようにしましょう。

脳内ホルモン分泌物の減少

Artificial Intelligence Brain - Free image on Pixabay (732141)

女性ホルモンであるエストロゲンが減少を始めると、今までエストロゲンのおかげで保っていた機能が働かなくなってきます。

そうなると、脳は卵巣に対してもっとエストロゲンを出すよう促しにかかります。
ところがこのような急激な変化についていけないのか、周囲の脳に悪影響を来し、自律神経の調整ができなくなってきます。

このようになると、自律神経の調節ができなくなり、身体の変化についていけなくなってしまいます。
このようになり、身体の不調が続くことをいわゆる「更年期」と呼んでいるのです。

膣の萎縮

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”膣の萎縮”という言葉自体初めて耳にされる方もいらっしゃることでしょう。
読んで字の如くですから改めての説明は不要かと思いますが、具体的には加齢や「閉経」による女性ホルモンの減少の影響で、内部が乾燥して硬くなり膣壁も弾力を失って薄くなっていくことを指すそうです。

「閉経」後のほとんどの女性に起こる症状だそうですが、症状が進むと”萎縮性膣”と呼ばれる粘液が分泌されにくくなることによる性交痛や、膣の違和感やかゆみ、痛みを生じる場合もあるようです。

また、常在菌の働きが弱まるので膣の自浄作用が落ちてしまい、感染症にかかりやすくなってしまいます。

閉経後のセックスで役立つアイテム

Bed Sleeping Couple - Free photo on Pixabay (732263)

本来「閉経」後の方が、生理や妊娠を気にすることなく、純粋に行為を楽しめるはずです。
それが痛みなどで楽しめないとしたら、この先のパートナーとの関係性も微妙な感じになってしまう可能性も無きにしも非ずといったところではないでしょうか。

ここまで「閉経」後の身体の変化や症状についてご紹介してきました。
問題を投げっ放しというわけにはいきませんので、ここではセックスを純粋に楽しむ為のお勧めアイテムについてご紹介していきます。

ローション

Skin Care Cosmetics Natural - Free photo on Pixabay (732262)

”ローション”と”潤滑ジェル”の違いをご存知でしょうか。
”ローション”は、パートナーとのマッサージもしくはボディコミュニケーションをする為のもので、全身に塗るのが正しい使い方だそうです。

ローションの原料についてですが、主に水やグリセリンでできていて、そこに安定剤や保湿成分など口に入っても問題ない成分でできているそうです。

ヌルヌルとしているので滑りがよくなり、密着感を高めるにはもってこいのアイテムです。

潤滑ジェル

Soap Liquid Drip - Free photo on Pixabay (732261)

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