2019年10月22日 更新

性的いじめが学校で増加中?実際の体験談と中国のいじめの実態も

いじめの急増が昔から問題視されていますが、現在は新しく「性的いじめ」という言葉も出てきました。今までのいじめとは何が違うのか、実際に自分の周りで起こっているかもしれません。ここでは性的いじめの現状と原因を見ていきましょう。

性的刺激が大きい映像や本をしばらく見せ続けたら、次は次第に実際に自分の体の部分も見せるようにと強要してきます。主に下半身ですが、本人(被害者)に見せるだけでなく、実際に加害者側がだすところも見るようにと言ってくることが多いです。

今まで映像や本を通してでしか関わらなかった「性」の世界に、実際に自分と相手の部分を突き付けられることで、気持ちがまだ充分発達していない男子生徒は苦痛を伴うと共に、そこから以上に「性」への関心が高まり、自分でもコントロールできなくなることも起きてしまいます。

お尻の穴に性器を入れる

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同性間どうしで実際に性器を入れるというのは、男子生徒どうしの性的いじめの特徴です。(女子生徒間では、実際にお互いの体を触れ合わせることはほぼありません。)標的とされる被害者の子のお尻に、加害者側が性器を入れるという行為です。

「体に絵を描く」「裸の写真を撮る」という内容の時と同様に、これも被害者一人に対して、複数の集団が身体の拘束を行って行う場合が多く、ここまでくると「性犯罪」として扱われてもおかしくありません。

オナニーをさせられる

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これも男子生徒どうし特有の内容で、物理的な性行為に一番近いいじめと言えます。相手の性器を刺激したり、性的感情を高める映像を見せるなどして被害者の子を興奮状態にさせ、射精することを強要します。

被害者となる子は、自身の意思によるものではないので、精神的にも身体的にも非常なダメージを受けます。年齢が低ければ低いほど、初めての経験を人前でさせられてしまうという恥ずかしさも加わり、その男子生徒の成長や発育にも多いな影響を与えてしまいます。

性的いじめの体験談を紹介!

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では実際に、学校現場ではどのような性的いじめが報道されてきたのでしょうか。また公にはされなくても、文献という形で自身の体験を著書にまとめた人もいますので、事例を紹介します。

顔に性的落書きをされた動画がSNS上に上がった事例(三重県の某中学校)

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三重県のとある中学校の女子中学生が、顔に落書きされ号泣する動画をSNSに投稿されネットが炎上した事例があります。動画は、部屋で泣き続けるの女子生徒を撮影したもので、撮影者の他に2人の女子生徒がいたそうです。

泣いている女子生徒の右頬には性的な言葉が書かれ、被害者の女子生徒が泣き続けるあいだ周りの女子生徒はスマホのカメラを使って落書きをアップしたりと茶化す行為を続けていました。SNSではこれに対して「重大ないじめ」「被害届けを出さないとダメ」といった批判が一時殺到したそうです。

行為を行っていた女子生徒たちは「動画はドッキリ画像の撮影で最後は仲直りした。」と主張していたそうですが、ただのドッキリ撮影とは思えない女子生徒の号泣する姿に、「なんらかの圧力やごまかしがあったのでは」と疑う声も多く上がりました。

男子同級生から性的いやがらせを受けて、不登校につながった事例(熊本県某中学校)

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熊本県のとある中学校では、当時中学2年生だった男子中学生が、長期的に性的嫌がらせを受けていたせいで精神的にも大きなダメージを受け、その後入退院を繰り返し不登校になったという事件が報道されました。

男子生徒は休み時間に、同級生の男子生徒数名に校内のトイレに連れていかれ、「ズボンを脱げ」「局部を握れ」などと強要され続けていたということです。学校側は第三者の専門家からなる審議会を作り調査を行いました。

学校関係者や加害者とされる男子生徒、その保護者たちから聞き取りを行ったそうですが、「1件以外は事実として認められなかった」として、いじめと不登校との因果関係は認められなかったと答えました。これに対して被害者の男子生徒とその両親は悲痛な嘆きを報道陣に訴えたとの事です。

強豪サッカー部内での先輩による性的いじめ(広島県坊高校の事例)

広島県内でも男子サッカーの強豪校として名高いとある中学校内で、2年の男子生徒から1年生へのいじめ(性的いじめを含む)が日常的に行われていました。この事件が発覚し、部の活動は停止状態になっているそうです。

学校の発表によると、16人ほどの2年生が10人の1年生に対して、拳でなぐるなどのいじめ行為の延長で、部室内で裸踊りを強要して動画で撮影していたとのことです。

警察の調査で学校側は謝罪したそうですが、運動部の強豪校ということで、独特の縦社会の構造が根付いている閉鎖的な世界の中で、周りも半ば黙認していたのではという声も上がっています。この事実は部内の勇気ある生徒の告白で発覚したそうで、周囲からは「よく(告白の決意を)頑張った」と称える声も多く上がっています。

いじめは絶対にNG行為!無くしていきましょう

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いじめは被害者の人生に大きくのしかかり、その後のそのひとの人生の終わりまでダメージを与え続けてしまいます。まして「性的」いじめは精神的にも身体的にも、その苦痛は耐えがたいものです。

分別がつかない子供のうちは、加害者となる側も遊び半分や興味本位といった安易な気持ちで加担してしまったり、行為を行ってしまいます。しかし、やってしまった本人にも後悔や罪の意識が付いて回り苦しめることとなります。

被害者も加害者も苦しめるいじめ行為は、絶対に行ってはいけません。周りの大人たちも思春期の子供たちが犯罪の行為に向かないように努め、いじめをなくしていきましょう。

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