2019年10月22日 更新

性的いじめが学校で増加中?実際の体験談と中国のいじめの実態も

いじめの急増が昔から問題視されていますが、現在は新しく「性的いじめ」という言葉も出てきました。今までのいじめとは何が違うのか、実際に自分の周りで起こっているかもしれません。ここでは性的いじめの現状と原因を見ていきましょう。

日本のイジメも「ふざけていたのがエスカレートした」「みんながやっていた」というように、被害者自身に特別悪意や敵意をもっていたわけではないことが多いです。加害者の子の日常や家庭環境を調べると、複雑な親子関係や生活が絡んでいるということは多くあります。

中国でも受験戦争や経歴主義が高まるにつれ、子ども達に寄せられる期待やストレスも相当なものです。中国では現在でも儒教の教えが広まっている為、親には反抗や口ごたえできないのが現状です。そのような中でのストレスが「悪ふざけ」として同級生に向かい、知らない間にエスカレートしていくのでしょう。

悪意がないため

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中国で報道されている性的いじめの番組を見ると、加害者側にあまり「悪意」が感じられないことに気づきます。被害者と加害者は、もともとは同じ仲良しグループだったということも多くあり得ます。

例えば、女子グループが一人の女の子を裸にさせて写真をとってネットにあげた、という事件が3年ほど前に起こりました。当然、被害者側の親や本人は警察に訴えましたが、当事者の子たちによると「意見の食い違いからついやってしまった。でも仲直りはしてるから」と一緒にピースサインをしている(半ばさせている)写真も一緒に載せていました。

加害者側の子たちからすると、ほんのじゃれ合いの一部で、決して相手を憎んだり苦痛を与えようとしていたわけではないという主張です。このように「遊びの延長」感覚で性的いじめも広がっているようです。

水泳の授業があるから

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日本と同じで、中国にも水泳の授業があります。少し前までは、中国の比較的貧しい地域ではプールの無い学校も存在していたようですが、現在はほぼどの学校でもプールの授業が設けられています。

日本でも水泳の授業のときはスクール水着の着用が義務でした。男性は水泳パンツ、女性は「ローカット」と呼ばれる昔の水泳選手が着用していたような、太もも上まで出ている水着です。

当然露出範囲も広く、授業中とは言え目に入る時間も長いので性的感情や興味を引き出します。また、水泳の授業の前にの着替えの時間も狭い教室で一斉に行うわけですから、少なからずもお互いの肌や胸部、性器部を目にすることも増え、思考もそちらへ移ってしまいがちになります。

女子と女子との性的いじめ内容

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先に紹介した「いじめの内容」の箇所でも、大人のイジメとの違いに少し触れてきました。今度は女子と女子の間という、年齢を制限した中でのイジメにフォーカスをおいて、内容を詳しく見ていきましょう。

胸を触る

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制服の上からでも、胸部の膨らみは強調されてしまうものです。夏場は特に、シャツやカッターシャツ1枚になってしまいますから、ブラジャーの柄や色も透けてしまうこともあります。

女子同士ではわざと触れて「大きいー」「形こんなの!」など、わざと胸に触れてその状態を大声でさらされるというイジメが多くあります。主に体育や水泳など着替えを一緒にしていて、肌や下着が見えてしまう環境のときに起こりがちな内容です。

更衣室の盗撮

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体育や水泳の授業の際、教室ではなく「更衣室」で着替えるという学校も中にはあります。教室の時と違い、予め男女が分けられていて、授業がなければ使用されることもないので、部屋の中に細工をしたり自由に動き回るののは簡単な環境になります。

一番多いのが、手に持ったスマホのカメラ機能を作動させた状態で、他の子のスカートの中やシャツの中を盗撮する方法です。更衣室自体はそこまで広くはないので、肩がぶつかるスレスレのところを歩いていても、相手に怪しまれずに盗撮することができます。

トイレの盗聴

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盗撮と同様に、盗聴も性的いじめの手段として、いま女性中学生の間で使われています。画像ではなく音を用いるので、トイレで用いられることが多いです。トイレで用を足すおと、漏らした声などを盗聴されることが多く、これはネットやSNSへのアップというよりも、仲間内で聞き合ったり、被害者本人に聞かせたりして脅迫の材料にされることが多いです。

「盗聴」と聞くと「盗聴器…?」と思う人もいるかもしれませんが、そこまで本格的でないボイスレコーダーや、スマホのビデオ機能を使っても多少の音は拾うことができます。

着姿を撮りネットにあげる

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「更衣室」の盗撮にもありましたが、学校は学生どうしが着替えを一緒にする空間が本当に多いです。体育と水泳の時間前に加えて、部活動の「部室の中」もその空間に当てはまります。

制服を脱いだり来ている姿をスマホで撮り、目線がこちらに向いていない姿をあえてネットにあげて「盗撮」ということを強調します。本人にも気づいていない印象がとても強く映るので、被害者の子は「いつでも、どこからか見られている」という恐怖感に襲われることになります。

男子と男子の性的いじめの内容

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性的ないじめは女子生徒同士だけでなく、男子生徒の間にも広まってきています。女子生徒の場合と異なるのは、やや男子生徒同士の方が刺激が大きかったり、直接身体に触れる行為が多いということです。

「放課後の教室で、アダルト雑誌を一緒に見ている」という微笑ましい光景は、もう昔の話なのかもしれません。現状はどのように変化しているのか、次は男子生徒間での性的いじめの内容をみてみましょう。

アダルトな映像や本を無理矢理見させる

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昔と変わらないのが、露出の多い女性や、性行為をしている映像が本を無理やり見させる行為です。昔の「一緒に隠れてみている」場合と違う点は、本人(被害者)は見たくもないのに、無理やり強要されているという点です。

これは主に中学生になりたての男子間に多く見られ、まだ性的感情を刺激する絵や写真に抵抗がある子にたいして、からかう気持ちで集団で行うことが多いようです。

性器の見せ合いを強要させる

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