目次
- お嬢様言葉ってどんな言葉?
- お嬢様言葉
- 山の手の女言葉
- お嬢様言葉の起源
- お嬢様言葉の特徴
- おしとやか
- ゆっくり落ち着いて話す
- はっきりとものを言わない
- 相手を高める
- お嬢様言葉でのあいさつ
- ごきげんよう
- はじめてお目にかかります
- 恐れ入ります
- ありがとう存じます
- お嬢様言葉に使われる語尾一覧と使用例
- ~こと
- ~の
- ~て
- ~なくって?・~なくってよ
- ~ませ
- お嬢様言葉の語彙一覧と使用例
- わたくし
- ~遊ばす
- あら・まあ
- お~・ご~
- くだすった
- ~ちゃま・~さま
- よくってよ
- お嬢様言葉での否定
- もう一度考慮させていただきます
- そういうお考えもございますのね
- お嬢様言葉での肯定
- さようでございます
- おっしゃる通りでございますね
- お嬢様言葉での悪口の表現
- 嫌い→苦手ですの
- 変わっている→個性的でいらっしゃる
- 威張っている→自信がおありですね
- うるさい→いつもお元気そうで
- お嬢様言葉ではNGな言葉
- 省略言葉
- 流行語
- 下品な言葉
- お嬢様言葉でエレガントな女性に!
「〜ませ。」は「〜くださいませ。」と使用します。相手に対して何かを依頼したりお願いするときに使用し、丁寧な気持ちを込めた語尾になります。ビジネスや敬語としても幅広く使われていますので、馴染み深いお嬢様言葉だと思います。
「〜してください。」よりも「〜してくださいませ。」の方がどこが優しく相手に威圧感を与えずにお願いができます。お嬢様言葉は相手を高める言葉なので、相手に尊敬の念を込めて使用しましょう。
「〜してください。」よりも「〜してくださいませ。」の方がどこが優しく相手に威圧感を与えずにお願いができます。お嬢様言葉は相手を高める言葉なので、相手に尊敬の念を込めて使用しましょう。
お嬢様言葉の語彙一覧と使用例
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お嬢様言葉の基本として「わたくし」という自分を表すことがあります。他にもお嬢様言葉特有の言葉がありますので見ていきましょう。お嬢様言葉としてよく使われる「~遊ばす」や「あら・まあ」、言葉の初めにつけて丁寧な印象を与える「お~・ご~」や相手の行動に対して尊敬を表す「くだすった」、相手のことを呼ぶときに使用する「~ちゃま・~さま」「よくってよ」などお嬢様言葉特有の表現があります。実際にどのように使用していくのか使用例を見ていきましょう。
わたくし
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お嬢様言葉の基本である「わたくし」は自分のことを示します。お嬢様言葉では男性であっても自分のことは「わたくし」と表します。通常でもビジネスや日常的に「わたくし」と使用することがあるので、馴染みの深いお嬢様言葉と言えるでしょう。
~遊ばす
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「〜遊ばす」という言葉は「ごめんあそばせ」というお嬢様言葉でよく聞くと思います。「〜遊ばす」とは「〜する」という意味の尊敬語で「〜なさいます」「〜されます」と訳することができます。「おいであそばせ」や「ごめんあそばせ」は「おいでください」や「ごめんなさい」という意味になります。
「〜遊ばせ」は江戸時代には「遊ばせ言葉」と呼ばれ、女性専用の言葉である女性語となり広がりました。「ご覧あそばせ」など、みなさんにも馴染みのある言葉が多いのは「遊ばせ言葉」がお嬢様言葉の中でも特によく使われたからなんですね。
「〜遊ばせ」は江戸時代には「遊ばせ言葉」と呼ばれ、女性専用の言葉である女性語となり広がりました。「ご覧あそばせ」など、みなさんにも馴染みのある言葉が多いのは「遊ばせ言葉」がお嬢様言葉の中でも特によく使われたからなんですね。
あら・まあ
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お嬢様言葉の「あら」・「まあ」はどのように使用しているのでしょう。「あら」・「まあ」は主に感情を表現するときに使用しますが、自分の都合が悪いことや、言いたくないことには「あら」や「まぁ」といって誤魔化してみたりするときにも使用することができます。
お~・ご~
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「お~」・「ご~」は「お綺麗ですね」「ご連絡ください」など言葉の前につけることで丁寧で上品に聞こえるお嬢様言葉になります。「お〜」の例としてはお話、お気持ち、お見送り、お届け、お見送り、お花、お友達、お父様などがあります。「ご〜」も例としてはご近所、ご結婚、ご連絡、ご挨拶、ご報告、ご説明、ご注文などがあります。
しかしすべてに「お~」・「ご~」をつければ良いということはなく間違った例もあります。自分がする動作に対しては「お~」・「ご~」をつけてしまうと自分を高める言葉になり、相手に対して失礼にあたるので正しくありません。間違った使い方では「ご質問があります」や「ご依頼があります」などがあり、これは相手に対して失礼に当たりますので美しいお嬢様言葉ではありません。
しかしすべてに「お~」・「ご~」をつければ良いということはなく間違った例もあります。自分がする動作に対しては「お~」・「ご~」をつけてしまうと自分を高める言葉になり、相手に対して失礼にあたるので正しくありません。間違った使い方では「ご質問があります」や「ご依頼があります」などがあり、これは相手に対して失礼に当たりますので美しいお嬢様言葉ではありません。
くだすった
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「くだすった」というお嬢様言葉は実は誤解されやすく、「くださった」というのが正しいという人もいますが決して間違いではありません。お嬢様言葉は東京の方言なので「くださった」の方言で「くだすった」という人がいてもおかしくありません。
「くだすった」の起源は「くださりた」を経て「くださった」に変化して、それが方言的に変化したものが「くだすった」になります。
「くだすった」の起源は「くださりた」を経て「くださった」に変化して、それが方言的に変化したものが「くだすった」になります。
~ちゃま・~さま
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「~ちゃま」・「~さま」というのはお嬢様言葉で代表的なものになります。例えば「〜さん」や「〜ちゃん」の代わりに「坊っちゃま」や「お嬢さま」などと使用します。「~ちゃま」・「~さま」をつけると上品なイメージを受け育ちが良い感じがします。
よくってよ
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「よくってよ」とは基本的には「いいですよ」という意味のお嬢様言葉です。そのほかには否定の意味での「よくってよ」もあります。その場合は「よくってよ。知らないわ。」など「よくってよ」の後に否定的な言葉が続きますので、それぞれの意味合いに注意して下さい。
お嬢様言葉での否定
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お嬢様言葉における否定ははっきりと言わずに上手くお上品にぼかすことです。否定する気持ちをはっきりと言わず、曖昧にして否定的な言葉でも相手に嫌な思いをさせない様に配慮しています。
否定的な言葉もお嬢様言葉にすると、オブラートに包まられたように柔らかく聞こえます。お嬢様言葉は相手の良い点を見つけ出し、否定的な言葉も上品に使用することができるのです。
否定的な言葉もお嬢様言葉にすると、オブラートに包まられたように柔らかく聞こえます。お嬢様言葉は相手の良い点を見つけ出し、否定的な言葉も上品に使用することができるのです。
もう一度考慮させていただきます
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