2019年2月17日 更新

「鉄火場」の意味とは?その使い方と関係の深い言葉は?

普段耳慣れない「鉄火場」という言葉の意味や由来、使い方、そして「鉄火場」という言葉と関係のある言葉や、鉄火場のエピソードを紹介します。そして、周りの人が知らない言葉を知っていることで得られるメリットまでしっかり紹介します。

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啓一は、その仕返しに賭場を荒そうとしますが、伊之助に金を渡され、堅気に戻るよう言われます。一方で、木沢は横田組に決闘をを挑まれ、責任を感じた啓一は、一人で伊之助とサイコロで勝負をつけに行きます。

伊之助は啓一との勝負の瞬間、隙をついて横田を切り、自身も亡くなります。啓一は遺骨を母の墓へ持ち帰ります。

鉄火場のエピソード

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日本の鉄火場についての、エピソードを紹介します。

法を潜り抜けて開かれた鉄火場

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日本での賭博の歴史は古く、なんと一番古いもので「日本書紀」に書かれているそうです。そして、その時々の政府は、やはり法で賭博を禁止していました。しかし、それでも民衆は賭博を辞められず、政府とのいたちごっこが続いていました。

賭場を開いていた人や、賭博に参加した人は、流罪(島流し)にあったり、入れ墨を入れられたり、ひどい場合には死罪になることもありました。禁止されている以上、おおっぴらに賭場を開くことはできません。

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そこで、賭場として使われたのが、武家屋敷や、公家のお屋敷、お寺や神社でした。江戸時代に賭博を取り締まっていたのは町奉行でしたが、これらの場所は今でいう「治外法権」で、町奉行は取り締まりができませんでした。

また、こうした場所は、敷地も広いため、隠れて賭場を開くにはぴったりでした。

おなじみ丁半賭博とイカサマ

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時代劇やヤクザ映画などで、一番イメージしやすい賭博は、やはり丁半賭博です。「はった!はった!」と掛け声がかかり、活気があって、いかにも鉄火場、という感じがします。

丁半賭博のルールはとても簡単ですが、やはりイカサマも横行していたようです。二つのサイコロの合計が奇数になるか偶数になるかを予想する遊びですが、例えばそのサイコロに仕掛けがしてあったりしました。

サイコロの中に鉛を入れて、ある目の出る確率を上げる、というイカサマもありました。怪しいと思った博打うちが、サイコロをガリっと歯で噛んで、中から鉛を見つける、なんていうシーンが映画に出てきたりもします。

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ちなみに、サイコロを壺に入れて伏せる係の人を、壺振りといいます。壺振りの人が、上半身裸になったり、女性であれば片肌脱いでいる姿で描かれていることがよくありますが、あれも、「イカサマはしてません」ということをアピールするためです。

鉄火場が良く使われるギャンブル

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ギャンブルの中でも、鉄火場という表現をよく使うものを紹介します。

オートレース

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オートレースというのは、少しなじみが薄いかもしれませんが、バイクで行うレースのことです。競輪の、自転車がバイクになったものをイメージすると分かりやすいです。

オートレースは、競輪と同じく、順位を予想し車券を買って、お金をかけることができる、日本の公営ギャンブルの一つです。オートレースに使われるバイクは排気量600ccです。街乗りのスーパースポーツタイプくらいです。

元SMAPで、デビュー後に脱退した森且行が転身して活躍したことでも有名です。

パチンコ

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パチンコについては、どのようなものかイメージがわくと思います。お札を機械に入れると、玉が出てきて、それが機械の透明なパネルの向こう側にはじかれて、決まった穴に入ると玉が増える、というものです。

大昔は、パチンコの玉をはじくのは、手動でした。今ではダイヤルの回し具合を調節して、玉をはじく強さを調整することで、はじかれた玉の行く方向を変えることができます。

機種もたくさんあり、それぞれにオリジナルのルールがあり、また新しい台も頻繁に出てくるので、パチンコが好きな人にとっては飽きない工夫が施されています。

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また、従来玉1つが4円という換算であったのを、少ないお金でよりたくさん楽しめるように、1つの玉で1円というパチンコ台も、しばらく前に誕生しました。

手元に残った玉は、景品と交換し、その景品を換金することでギャンブルながら法的に禁止はされていません。

スロット

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スロットは、パチスロとしてパチンコ店に台が並んでいます。本物のスロットマシーンは自動で絵柄が止まりますが、パチスロでは自分でボタンを押して、絵柄を止めます。

パチンコとの違いは、まずはコイン単価です。パチンコでは、高くても4円ですが、スロットでは1枚20円以下とされています。その分、当たった時に帰ってくる金額は大きくなりますが、つぎ込むお金も高額になります。

Money Tower Coins · Free photo on Pixabay (64519)

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