2019年2月17日 更新

「鉄火場」の意味とは?その使い方と関係の深い言葉は?

普段耳慣れない「鉄火場」という言葉の意味や由来、使い方、そして「鉄火場」という言葉と関係のある言葉や、鉄火場のエピソードを紹介します。そして、周りの人が知らない言葉を知っていることで得られるメリットまでしっかり紹介します。

鉄火場を英語でいうと

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日本語でも聞きなれない、鉄火場という言葉ですが、英語ではどのように言うのでしょう。

そのままTekkaba

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では、英語で鉄火場という言葉を説明したいときは、どのように言えばいいのでしょうか。実は、そのまま"tekkaba"で良いのです。"ninjya"や"sake"などが有名ですが、”tekkaba"も日本語がそのまま英語でも使われている言葉です。

日本にしかないもので、日本の文化に関わるような言葉は、日本語がそのまま英語になっていることはよくあります。逆に、英語の”soccer team"は日本語でもサッカーチームと言います。

日本語にできない英語を、そのまま日本語でも使うように、鉄火場という日本語も、英語でそのまま"tekkaba"と使うことができます。

同意語としてgambling room

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鉄火場を表すのに、"tekkaba"をそのまま使えるとはいえ、果たしてそれが英語として通じるかはまた別の問題です。私たち日本人でさえも、多くの人が耳にしたことがない言葉ですから、日本の文化に詳しくない外国の人に、英語で"tekkaba"と言っても、どういう意味だかわかりません。

ですから、tekkabaを英語で言い換えて説明する必要があります。鉄火場というのは、賭け事をするために集まる場所のことですから、賭け事をする=gambling、部屋=room、で、gambling roomという言葉も鉄火場と同じ意味として使われます。

この言葉なら、それがどういう言葉なのか、英語で理解してもらえます。鉄火場という言葉と合わせて知っていると、カッコいです。

鉄火場と言う言葉が出てくる創作物

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鉄火場を題材にした、マンガや映画もいくつか紹介します。

鉄火場のシン/森遊作

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「鉄火場のシン」は、博打の中でも、賭け麻雀を描いた漫画です。主人公のシンが、同じく雀士をしていた父親をある麻雀の対局をきっかけに亡くしてしまいます。

シン、こと山崎シンヤは、父親の死の真相を探るために、出身地である静岡県から上京します。そして、新宿、歌舞伎町で高レートの勝負(賭ける金額が大きい)でたくさんの色々な人たちと麻雀を打ち、その交流の中から父親の死の真相に近づいていく、というのがあらすじです。

コミック以外にも、オリジナルの話が収録されたDVDにもなっていて、麻雀好きな人にはたまらない作品です。

Library Book Reading · Free photo on Pixabay (64136)

麻雀は、役の種類や、牌の切り方などルールがとてもむつかしく複雑で、麻雀用語もたくさんありますが、漫画で読んでいけばストーリーを負いながら、楽しく麻雀の一通りが頭に入りそうです。

鉄火場の風

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「鉄火場の風」は、石原裕次郎主演の映画です。石原裕次郎扮する、ヤクザの畑中は、畑中を邪魔に思っている別の組のヤクザ高木に人殺しの濡れ衣を着せられ、刑務所に服役していました。

その畑中が出所し、自分を嵌めた高木に復讐をしようと東京に戻ります。高木は、畑中の破門状を関東一円に広めてもらうよう、顔役を務める人物に頼みます。

畑中と高木は、サイコロ賭博で勝負をすることになります。そして畑中は、相手のイカサマを親分衆の前で暴き、そんなイカサマをするのは任侠ではない、と自らヤクザから足を洗います。

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鉄火場という言葉通り、賭博シーンには活気と熱気があり、石原裕次郎のファンにはたまらない作品だったことでしょう。

鉄火場破り

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「鉄火場破り」も、石原裕次郎主演の映画です。時代は明治の中ごろの設定です。石原裕次郎が演じる政の父親は、以前、日本中から恐れられる壺振りでした。しかし、足を洗って車夫として地道に暮らしていました。

ところが、息子の政がサイコロに興味を持つようになります。父親譲りの鋭い勘で、向かうところ敵なしとなり、父親同様、全国の博徒に恐れられるようになりました。

その強さを不審に思った藤田にイカサマの疑いをかけられますが、イカサマはありませんでした。そんな政は、父のライバルであった竜に勝負を挑みます。しかし竜イカサマを見破ることができずに、完敗してしまいます。

Geisha Woman Japanese · Free photo on Pixabay (64152)

その後、知り合った芸者千鶴と結ばれますが、凄腕の政はどの賭場からも追い出されます。そして、再び竜と対決することになりますが、父である源が代理を務め竜を破りますが、ハッピーエンドとはいきませんでした。

鉄火場仁義

Statue Trinidad New Mexico · Free photo on Pixabay (64157)

「鉄火場仁義」も映画ですが、主演は高橋英樹です。時代は大正末期の設定です。主人公である啓一は、ヤクザになった父と別れた母の薬代を稼ぐために炭鉱で働いていましたが、母の死をきっかけに炭鉱から仲間と逃げだしますが、その仲間は途中で亡くなります。

啓一は、母の葬儀にも来なかったという父を連れ母の墓参りをさせようと、旅に出ます。その旅の途中、命を助けられた木沢組の世話になりますが、その木沢組の2代目が、賭場で横田組が雇った、啓一の父である伊之助に大負けしてしまいます。

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