2019年7月14日 更新

バミューダトライアングルの多くの謎!事件や事故の原因や真相は?

そこを通ったものは必ず姿を消すと言われる魔の海域『バミューダトライアングル』。その原因と真相は?海底に隠された都市の正体は?ここでは過去から現在までの様々な事件を解明しながら、バミューダトライアングルの謎に迫っていきます。

目次

Feet Footwear Funny - Free photo on Pixabay (470686)

バミューダトライアングルで発生した事故の中には、別の場所で起こった物も多数存在します。

来福丸転覆事故、シティ・オブ・グラスゴー号遭難事件、ベラ号遭難事件はその一例で、中でも来福丸はボストン~ハンブルグ間を航行しており、南のバミューダトライアングルに行く理由はなかったとされています。

中には1902年のフレヤ号遭難事件(メキシコ西岸沖)、1950年のグローブマスター機爆発事件(アイルランド沖)のように、大西洋の外で起こった事件ですらバミューダトライアングル事件に結び付けられることがありました。

バミューダトライアングルの事件や事故の原因解明

Acetabularia Ryukyuensis Mermaid'S - Free photo on Pixabay (470693)

実際にバミューダトライアングルでの事故はそれほど多くなく、起きたとしてもその確率は全世界の海域での事故発生率とほとんど変わらないと言われています。

実際の調査では沈んだ船の残骸、遺体もきちんと発見されており、謎の爆発が起きた形跡などはいっさい確認されていません。

超常現象や都市伝説のブームが下火になり始めた現代では、事故の原因があらゆる点で科学的に解明されるようになってきました。ここではその一例を紹介します。

悪天候時の操作ミス

Lightning Bad Weather Thunderstorm - Free photo on Pixabay (470697)

天候の急激な変化は、船や飛行機事故の危険性を高めます。大雨になれば視界は悪化し、嵐が吹けば舵やハンドルの操作がおぼつかず、レーダーも異常をきたすようになります。

米海軍史財団の歴史家ジョン・ライリー氏によれば、バミューダトライアングルは交通量がとても多く、ヨーロッパ諸国による開拓時代の初期から船や飛行機の事故が絶えなかったそうです。

海域の事故は大都市の高速道路で交通事故が多発するのと同じで、過剰に驚くほどのことではないとライリー氏は語っています。

バミューダトライアングルはハリケーンや霧の多発地帯

Earth Hurricane Atmosphere - Free photo on Pixabay (470699)

ブラックホールやUFO、海底爆発などの要因がなくとも、バミューダトライアングルがハリケーンや霧の多発する危険地帯であることに変わりはありません。

実際にバミューダトライアングルで起きた遭難事故の中にも、ハリケーンに遭遇して遭難したと証明されている案件が多く存在します。

先述したフライト19事件に関しても「白い水のようなものに突入した」という通信記録は存在せず、現在ではこれも濃霧に入っただけとするのが通説になっています。

周辺に目印となる島や構造物がない

Destination Goal The Purpose - Free vector graphic on Pixabay (470701)

バミューダトライアングルの地形は一面海で、近くに目印となる島や構造物が存在しません。海底爆発が起こらなくとも、遭難した船や飛行機が行方不明のままになってしまう可能性は十分にありうるのです。

目印があるとすれば海底で発見された遺跡ぐらいなもので、避難するどころか捜索する事さえ難しいことが分かります。

他にも人為的トラブルが原因で起こった事故もあり、フライト19事件については悪天候とパイロットたちの訓練不足が重なって起こった事故とされています。

強力なメキシコ湾流

Fantasy Sea Dragon - Free image on Pixabay (470705)

バミューダトライアングルを流れるメキシコ湾流は、北赤道海流を起源に持つ世界最大級の海流です。距離は72km~89km、幅は40~50マイルほど。天候の変化次第で、時速5.6マイル(秒速2.5m)の勢いで流れることもあります。

ここには世界で最も深いとされる海溝があり、その深さは8500mにもなると言われます。メキシコ湾沖ではおよそ24mもの津波が観測されたこともあり、ここで遭難したら最後。残骸を見つけることはあらゆる面で困難であると言われます。

現在は航空機や船舶の失踪事件は報告されなくなっている

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科学技術の発展により、現在ではバミューダ海域で起こった事故の原因が、ほぼ全てにおいて分かるようになってきました。有名な航空機の失踪事件も、土地勘に疎いパイロットが方位を間違い墜落したことが明らかになっています。

無人船が発見された事件に関しても、実は救命ボートがなくなっている事までは言及されておらず、生存者はこれに乗って脱出したと言われています。

現在ではGPS航法装置、無線やレーダー技術が著しく発展しているため、遭難場所がすぐ分かるようになっています。船自体も性能が向上しただけでなく、気象衛星などで事前に嵐を避けることができます。

ドラゴントライアングルとは?

Dragon Lizard Monster - Free vector graphic on Pixabay (470709)

ドラゴントライアングルとは、千葉県野島埼、小笠原諸島、グアムを結んだ三角海域のことです。バミューダトライアングルと同様、船や飛行機の不可解な事故が数多く発生する海域として有名です。

ドラゴントライアングルが知れ渡るようになったのは、1955年に漁業取締船「伸洋丸」が行方不明になった事件がきっかけとされています。以後、この海域はデビルズ・シーと呼ばれたり、様々な迷信や都市伝説が語られるようになりました。
Sculpture Dragons Dragon'S Head - Free photo on Pixabay (479181)

しかしバミューダトライアングルほど大規模な事故が起こらなかったためか、日本国内ではドラゴントライアングルを知らない人の方が多いようです。

伸洋丸の事件も、実は無線が故障していただけで乗組員は無事に生還しているなど、現在ではほとんどの事件について原因が分かっているようです。

現在でも謎が多く残る海域

Sea Ocean The Horizon Vastness - Free photo on Pixabay (470714)

いかがでしたでしょうか。一部ではオカルトと批判されながらも、世界有数のミステリースポットとして未だ根強い支持を得ているバミューダトライアングル。

ブラックホールやUFOが作り話だと判明した今でも、海底のクリスタルピラミッド等、この海域には未だ知られざる謎が数多く残されています。悪天候の影響から、現在でも自然の脅威として恐れられている海域でもあります。

この記事を読んで、バミューダトライアングルや超常現象への関心が高まっていただけたら幸いです。

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