2019年9月13日 更新

ファフロツキーズとは?空からの不思議な落下物の事例と原因

ファフロツキーズとは、空から降るはずのないものが降ってくる現象です。空から降ってくるのは雨や雪だけではないのです。実は日本でもファフロツキーズが実際に起こっているのです。また、原因が分かっていないファフロツキーズもあります。

1981年に起こったファフロツキーズは、世界に衝撃を与えました。ギリシャのペロポネシス半島に降ってきたのは、大型のカエルでした。

今までもファフロツキーズの現象としてカエルが降ってくるということは多々、確認されていますが、このギリシャのカエルが降ってきたファフロツキーズは、北アフリカにいるカエルだったのです。これだけ離れた場所に生息しているカエルが強風などで飛ばされてきたという事実に世界が驚いたのです。

1982年~:アメリカにトウモロコシの粒

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1982に起きた、アメリカにトウモロコシの粒が降ってきたファフロツキーズも有名です。アメリカのコロラド州よエヴァンスに降ってきたトウモロコシは、数回に別れて降ってきたのです。

確かにその日、周辺の天気は荒れていましたが、トウモロコシが降ってきたというファフロツキーズはとても珍しく、アメリカだけではなく世界で注目される事件になったのです。これにより、さらにファフロツキーズということが有名になったのです。

1989年:オーストラリアにサーディン

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オーストラリアでも魚が降ってくるファフロツキーズが発生しました。オーストラリアのこのファフロツキーズに注目が集まったのは、降ってきた魚の量です。

サーディンと呼ばれるイワシ科の魚ですが、このサーディンがなんと800匹以上、空から降ってきたのです。この光景には誰もが驚きました。

そして、サーディンが降った民家の芝生は、この魚で覆われ、芝生が見えなくなるほどでした。このサーディンは群れをなして移動している魚なので、大量に竜巻などに巻き込まれたのだと推測されています。

2001年:インドに赤い雨

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インドのケララ州でも、空から不思議なものが降ってきました。この場所から降ってきたのは、雨でしたが色は透明ではなく赤みがかった雨だったのです。

このファフロツキーズは、ケーララの赤い雨と呼ばれ話題になりましたが、詳しく調べてみると、雨の中には菌類が含まれており、何らかの胞子が混じった雨だったことが分かったのです。こうした事実が分かるまでは、インドのケララ州では大きな事件として取り扱われ、その地に住んでいる人の中には、本当に神の怒りだと考えていた人もいたのです。

2018年:中国に海産物

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比較的、新しいファフロツキーズであれば、2018年の中国でも起きています。この中国のファフロツキーズも、信じがたいファフロツキーズですが、中国の山東省青島市である日、強風が起こりました。

なんと、その強風に混ざって空からタコやエビ、そらにはヒトデやアワビなどが降ってきたのです。このファフロツキーズは、おそらく強風により飛ばされた海の生き物が空から降ってきたということがイメージできますが、疑問なのがこの中国のファフロツキーズは、全て海の海底にいる生き物だったのです。

イワシなどの小魚は、海面まで上昇することは珍しいことではありませんが、海底に住む魚が風に飛ばされて空から降ってくることは考えにくいのです。そのため、この中国のファフロツキーズは、さまざまな謎を生み出すことになりました。

これまでに実際に降ってきたもの

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これまで、世界ではさまざまなファフロツキーズが起きています。こうしたファフロツキーズが起こりやすい場所は存在しますが、予想もされない地域でも起こる場合があるのです。

今まで空から実際に降ってきたものをご説明しますので、ぜひご確認ください。

魚介類

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ファフロツキーズで一番多いのは、やはり魚介類でしょう。魚介類が空から降ってくることは、今では新しい現状ではなくなりました。

魚介類が降ってきやすい理由としては、台風や竜巻が海上で起こりやすいということがあるのです。海上で発生した台風や立つは、そのまま魚介類を巻き込んで地上へ吹き飛ばすのです。

または、そのまま台風や竜巻に乗って、地上に向かうのです。小さな魚介類であれば、簡単に風に乗せることができますので、理論上は全く珍しいことではないと言えるのです。

ワニ

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1877年には、なんとワニが空から降ってきました。このファフロツキーズが起きたのはアメリカです。

アメリカはハリケーンなどが多発しやすい環境にありますが、ワニが空から降ってきたとには、間違いなく驚いたでしょう。ワニは体長30センチほどだったため、体重的に飛ばされてもおかしくないと言えます。

そして、何より驚かされたのは、飛ばされたワニは地面に落ちてから何事もなかったかのように歩き回ったということです。空から降ってきたのがワニで、さらにはそのワニが動き回ったという誰もが驚くファフロツキーズがアメリカで起こっていました。

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1894年には、空から亀が降ってきました。これもアメリカで起きたファフロツキーズですが、なんとその亀は氷塊に包まれていたのです。

つまり、氷塊に包まれて冬眠状態の亀が降ってきたということです。どこから飛ばされてきたのか、そしてなぜ氷塊に包まれていたのかは不明ですが、おそらく、上空に巻き上げられた亀が上空で急激に冷やされて凍ってしまい、そのままの状態で地面に降ってきたのではないかと考えられています。

こうした可能性も十分考えられるのです。

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そして、虫が空から降ってきたという事例もたくさんあります。虫くらいなら軽いため飛ばされて空から降ってくることも珍しくないかもしれませんが、中には大型の幼虫が大量に空から降ってきたという事例もあるのです。

カブトムシの幼虫くらいのサイズが大量に降ってきたときには、不可思議なファフロツキーズとして話題になりました。さまざまな仮設が唱えられていますが、鳥の群れが落したとも考えられています。

しかし、鳥の群れが一斉に幼虫を落とすことは考えにくいため、やはりこれも山を通った台風や竜巻により幼虫が巻き上げられたのではないかと言われています。

植物

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