2019年7月16日 更新

あわせ鏡は良くない?不吉と言われる理由や様々な言い伝え

最近ではスマホのカメラ機能でも、自分の顔を見られる便利な世の中になりましたが、朝の身だしなみなどでは今現在も鏡を使いますよね?身近な物のわりに鏡は、怖い話や言い伝えが多い物でもあります。今回はその中でも、特に怖い話の多い「あわせ鏡」について紹介していきます。

目次

科学的に言うと、あわせ鏡は無限に見えていても、実は見えている数には限りがあるのだそうです。光の反射から漏れたり鏡の反射率が悪かったりと、難しい話ではあるのですが、有限であると言われています。

それも踏まえ、無限という世界は生物界や現実にはありえない空間です。どんなものにも、終わりがあり、終着点があるものです。

しかし、理系では無い人達には、あわせ鏡の空間は無限に見えている為、やはりいつまでも終わらない無限の世界に感じて、不吉というよりは本能で未知への不安感が襲ってくるのでしょう。

あわせ鏡が不吉と言われる理由④

Analysis Hospital Doctor - Free image on Pixabay (483080)

怖い話や不思議な話が大好きな人にとっては、途端につまらなさを感じる科学的知見や検証。先程から少しずつ触れていますが、文系にとって科学者はロマンを打ち消してくれる存在でもあります。

しかし、理系の人達もまた、見えないものや自分が分からないことを知りたいという欲や、実態を突き止めたいというロマンを持っているのです。

怖い話が苦手で、不安感が大きいという人は、むしろ科学的に見ることで恐怖感を減らす事も出来るでしょう。ここでは、科学的見解から見る、あわせ鏡が不吉と言われる理由を紹介していきます。

あわせ鏡には普段視覚として捉えられない状況が写る

Eye Blue Iris - Free photo on Pixabay (483085)

目が見える理由も、水晶体というカメラのレンズのようなものに光などの反射が関係しています。鏡に姿が写せるのも、光の反射のおかげです。

人間は目が正面に付いている為、草食動物のように視界が広くはありません。その為、あわせ鏡でたくさんのものを見ることが出来ても、案外全部は見きれていないものです。

しかし、いつもとは違う視覚も出来る為に、普段自分の目だけでは確認できないものも見えてしまうとも言えます。ただ光の反射角度によっては、ハッキリ見えない部分が出て来たりするので、何か怖いものと勘違いしやすいのかもしれません。

脳の情報処理器官が混乱し映像を確認しやすい

Brain Inflammation Stroke - Free image on Pixabay (483316)

あわせ鏡では、普段見ることの無い無限のような空間が出現する為、脳が軽く混乱します。人は自分の経験や知識などの範囲内のことのみ、脳は理解出来るのです。

よく分からないという現象に対して、何とか自分の経験や知識内に合わせて理解しようと努めるのですが、当てはめられない時に脳がパニックを起こしてしまいます。

その為、脳の情報処理器官が混乱し、映像などを誤認しやすくなり、光の反射の加減も相まって得たいの知れない何かが見えたような気がするのかもしれません。

誤認から物が歪んだり動いたりなど、恐怖体験を紐づけられる事柄が発生する

Nightmare Dreaming Fantasy - Free photo on Pixabay (483334)

脳がパニックを起こしている状況で、あわせ鏡の中の暗い部分や歪んでいる部分などを見ると、何者かが潜んでいるように見えたり、何かが動いたように見えてしまいます。

美容室や自分の身だしなみの背後を確認する為のあわせ鏡の時は、大抵の人が明るい部屋でしているので、そこまでの恐怖感やパニックを起こすことが無いのは、光が鏡に多く取り込まれているので、それなりにハッキリと見えるからでしょう。

しかし、少し暗い部屋だったり、たまたまホテルなどの部屋があわせ鏡状態になっていたなど、不意にあわせ鏡になっている時であれば、人は突然現れる無限の空間にパニックを起こします。そして瞬時に恐怖心や、昔体験した怖い出来事などと記憶がリンクし、やはり怪奇現象のように感じやすいのかもしれません。

あわせ鏡の言い伝え集

Tenderness Girl Person - Free photo on Pixabay (483366)

あわせ鏡に関する言い伝えが多くある分、「不吉」「怖い」と言われる理由がハッキリしないとも言えます。怖い話は言い伝えが多く、人づてで伝わっていく内に内容が変えられてしまうことも原因の一つでしょう。

その為、自分が聴いたバージョンとは違うという、あわせ鏡の怖い話はたくさんあるのです。ここでは、そんなあわせ鏡にまつわる言い伝えを紹介していきます。

自分が知っている話と、何処が違うか比べてみるのも面白いでしょう。

あわせ鏡をすると自分の死に顔が写る

Grim Reaper Skull Death - Free photo on Pixabay (483394)

夜中の12時、2時、3時など時間のバリエーションがあったり、あわせ鏡に写り込んだ7番目、13番目、一番奥などの説があったりしますが、あわせ鏡をすると自分の死に顔が写るという言い伝えがあります。

暗闇の中にロウソクを置いてというバージョンもあり、時代や世代によって違いがあるでしょう。何れにせよ、先程の光の反射加減を考えれば、奥の方の姿には多少の歪みや暗さが出てくるものです。

その為、1番手前にいる自分の顔より暗いおかしかな顔に見え、その様が死人の顔に見えてしまうのかもしれません。

あわせ鏡には霊的なものが写り込むことが多い

Hands Trunk Creepy - Free photo on Pixabay (483437)

鏡が儀式や呪い(まじない・のろい)、風水などで使う神秘的な道具でもある為、昔から不思議なパワーがあると言われています。

更に、一見無限に見える空間が表れることもあって、現実には無い異次元に繋がっているような感覚を覚えるでしょう。そのようなことから、霊道や結界などを生み出す効果があると考えられています。

異次元の空間であれば、霊的なものが写り込んでも不思議は無いという考えから、あわせ鏡には怖さや不安を感じてしまうのかもしれません。

あわせ鏡の間で眠ると生気を抜かれていく

Smoke Tobacco Haze - Free photo on Pixabay (483492)

風水や、呪い(まじない・のろい)などの魔術などの世界では、鏡には強いパワーがあると言われていることに先程も少し触れました。

光を反射する仕組みから、魔や悪い気、そして呪い(のろい)や人の悪意、憎悪などを跳ね返すことが出来るとも言われています。

しかし、あわせ鏡や鏡の置く角度、使い方によっては、返って悪い気を貰ってしまったり、生気を奪い取られてしまうこともあるのです。特にあわせ鏡には、無限に見える異空間が出来上がる為、その間で眠ると吸い込まれてしまいそうな感覚になるのでしょう。その為、生気が抜かれると言われているのかもしれません。

夜中の12時にあわせ鏡をすると魔がやってくる

Dark Art Daemon The Witch - Free photo on Pixabay (483566)

夜中の12時にあわせ鏡をすると、日本であればお化けや自分の死に顔が見えると言われていますが、西洋でお化けなどより恐れられているものは魔や悪魔です。

その為、魔が見えるという言い伝えは、西洋の都市伝説の方が多いでしょう。西洋では、あわせ鏡で出来る無限空間を回廊と呼び、その回廊からインキュバスが出てくると言われています。

ちなみにインキュバスとは、男性型の夢魔のことで、夜中にやってきて女性を襲い、悪魔の子を妊娠させたり、快楽に溺れさせるというような悪さをすると言い伝えられています。

三面鏡の左側のみ別人が写り込む

Vampire Vamp Female - Free image on Pixabay (483588)

3 / 4

関連する記事 こんな記事も人気です♪