2019年8月19日 更新

アラビア人の男女の性格の特徴は?恋愛観・結婚観や接する際の注意点も

貴方はアラビア人と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?男性は浅黒い肌をしていて黒髪、女性は目だけ出して顔を覆っているそんなイメージでしょうか。今回は、知っているようで知らないアラビア人について、アラビア人の名前や特徴、文化や歴史を徹底解説します!

Heart Wedding Marriage - Free photo on Pixabay (408513)

日本では女性が嫁入りしたり、男性が婿に入ったりすると、名字を相手のものに変える習慣がありますが、中東のアラビア人には結婚しても名前を変える習慣がないため、日本の風習を聞くと驚くのだそうです。

それは、本来イスラム教徒では親子で受け継いでいく姓(名字)がないからですが、むしろ世界的に見れば日本のように結婚することで名前が変わる国の方が少数派で、ほとんどの国では夫婦別姓が認められていたり、変えても変えなくても良い国が多いのが理由かもしれませんね。

「息子」「娘」を意味する言葉を入れる

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エジプト人やイラク人などのアラビア人の名前には、「息子」を意味するビン「娘」を意味するビントを人名と人名の間に入れる習慣があります。そのため名前の並び方は「本人の名前+ビン(息子)+父親の名前」「本人の名前+ビント(娘)+父の名前」のように名前をつけるのだそうです。

またアラビア人は自己紹介の時も「私の名前は○○です」という言い方をするのではなく、「私は○○の息子です」「私は○○の娘です」と伝えるので、アラビア人がいかに自分の家族との繋がりを大切にしているのかということが分かりますね。このような風習のない日本人には不思議に見えるかもしれません。

父祖名を列記

Arabic Man Portrait Old - Free photo on Pixabay (408520)

アラビア人の名前は、本人の名前の後に父祖名を列記する形で構成されています。そのため、自分の名前の次に父親の名前・祖父の名前というように、覚えられるようであれば何名の名前を連ねても構わないとされています。ですが長すぎると覚えたり署名するのが大変なため、多くの人は父親と祖父の名前のみ列記する場合が多いようです。

男性の場合は「自分の名前+ビン+父の名前+ビン+祖父の名前」でしたが、女性の場合は「自分の名前+ビント+父の名前+ビント+母側の祖父の名前」となるようですが、厳格な決まりはなく、地位の高さによりどちらの祖父の名前を付けるか決まるのだそうです。

家族が増えると名前を変えることもある

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アラビア人は子どもが生まれて家族が増えると名前を変えることがあります。結婚して子供が出来るまでは「○○の息子」「○○の娘」と名乗っているのですが、子供が生まれたら名前の一部が変わるのだそうです。

例えば男性ムハンマドさんのお父さんの名前がユーセフさんだとします。その場合ムハンマドさんは結婚して家族が増えるまではムハンマド・ビン・ユーセフという名前で、ユーセフの息子ムハンマドと名乗っています。

しかし、ムハンマドさんにサイード君という男の子が生まれて家族が増えると、父を意味するアブーという言葉が入り、ムハンマド・アブー・サイード(サイードの父のムハンマド)となります。ちなみに、母を表す言葉はオムーです。

アラビア人男性の性格

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アラビア人は砂漠という過酷な環境と隣り合わせで生きてきました。そのため、砂漠という自然の無慈悲さや冷酷さ、荒廃性、厳しさの影響を受けて育っています。特に男性は自己主張をはっきりするので、良く言えば分かりやすいですが、別の言い方をすれば荒々しい印象が強いです。

もちろん現代を生きるアラビア人男性にも、自分のやりたいことや意見を強く主張する性格は残っています。そんな荒々しさを内に秘めたアラビア人男性ですが、意外にもオシャレに興味があり、服装や身なりにはかなり気を遣っているようです。

アラビア人男性は、日本人からすると独特な性格をしていますので、アラビア人男性と友達になりたい方や彼氏として付き合いたい方などは、あらかじめ性格を知っておくと良いでしょう。

プライドが高く攻撃的な一面を持っている

Saudi Arabia Desert - Free photo on Pixabay (408566)

アラビア人男性はプライドが高く攻撃的な一面を持っていると言われています。彼らは砂漠に囲まれた環境を、リーダーとして家族を守りながら導き、他の部族と交渉しながら移動していたため、時にはケンカや口論も辞さない自己主張の強さが生きていく上で必要だったのです。

そのため、彼らは自分と一族の誇りやプライドを非常に大切にしており、プライドを汚されるような出来事に対して非常に激しく攻撃したり、自分や家族のプライドを守るためだったら、場合によっては命も捨てるのだそうです。

アラビア人男性と付き合う時には、絶対にアラビア人男性の人格や宗教、彼らの家族などを傷つけるようなことを言わないように注意しましょう。

自身を尊重してくれる相手には親切でフレンドリー

Boys Playing Fun - Free photo on Pixabay (408575)

自尊心が高いアラビア人男性は、自身を尊重してくれる相手には親切でとてもフレンドリーに接するのだそうです。それはそうですよね、誰だって自分や家族を尊重してくれる人に対しては敬意を払って親しくしたいと思うのが自然です。

ただし、アラビア人男性の場合はスケールが大きく、自分が友達だと思った目の前の相手に対してだけ親切でフレンドリーなのではなく、「お前の友達は俺の友達」という風に、友達の友達にも色々と良くしてくれるので、友達の輪が無限に広がって行くなんてこともあるようです。

人情に篤い

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アラビア人男性は時にはお節介と感じるくらい義理人情に厚く、世話好きで困っていればすぐに助けてくれます。特に信頼している人に対しては、何でもしてあげようとします。

例えば、仲の良かった友達が久しぶりに帰ってくると、大勢の仲間を呼んで連日盛り上がる男性も多いです。イスラム教の教えには、他人に親切にすることで徳を積むという考え方があります。自分がたとえ貧乏であったとしても、なけなしのお金を出してでもお客さんをもてなす、そんな精神性を持っているのです。

契約文化

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アラビア人男性は砂漠を移動する商人としての文化が根付いているため、荒々しい一面を持っていますが、約束事はきちんと守ると言われています。

特に彼らは契約書が発生する正式な交渉を守ることで生活してきた歴史がありますから、その延長で日常生活の約束事もきちんと守るように習慣として根付いているのだそうです。

ただしアラビア人男性も人間ですの時には嘘をつくことがあります。ですが、きちんと契約書を交わした場合には、まず守ってくれますので、大切な約束をする場合には書面にして契約するようにしましょう。

時間にルーズ

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アラビア人男性は時間に少々ルーズなところがあると言われていますが、そもそも国や文化によって時間に対する感覚が違います。社会学者エドワード・ホールは、文化・国による時間感覚の違いを、モノクロニックとポロクロニックという言葉で2つに分類しました。

モノクロニックとは、物事を一つずつ片付けていくような時間の使い方を言います。時間軸を一本の線として、計画通りに仕事などを実行する日本やドイツなどの文化に当てはまります。それに対してポロクロニックとは、計画やスケジュールよりもその時々を重視、複数の物事を同時進行させて行く時間の使い方を言います。

実はアラビア人男性は、時間に対してポロクロニックな考え方を持っているため、そもそも時間にルーズといった自覚がありません。ですが、日本やドイツなどのような文化圏の人から見ると、時間にルーズに見えてしまうのでしょう。

アラビア人女性の性格

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