2020年5月7日 更新

生きたメキシコを検索してはいけない理由は?具体的な内容とは

検索してはいけないワード危険度高順位の「生きたメキシコ」。半端な気持ちや、遊び感覚で覗いてしまうと、後悔することになるでしょう。この記事では、「生きたメキシコ」とは何なのか、そしてそれらが作られた背景や現在の様子について、詳しく解説していきます。

目次

Syria Middle East Map - Free photo on Pixabay (626855)

制度的革命党(PRI)が選挙に敗れたことによって、メキシコ国内はさらに混乱します。制度的革命党とは、メキシコ国内の最大政党として知られ、2018年に大統領選挙で敗北するまで、メキシコの政治を担っていました。

制度的革命党は、これまで武力によって支配されてきたメキシコを、民主的手段で改革しようと試みます。体制を整え、長期安定政権を築きますが、長期間続いたことによって腐敗が進みました。麻薬カルテルとの癒着や、国内で発生したトラブルへ対応できず、選挙で敗北します。

麻薬カルテルボスの逮捕

Addict The Dependence Of Drug - Free photo on Pixabay (626857)

麻薬カルテルの勢力に危機感を感じたアメリカは、メキシコ政府と協力し、麻薬カルテルのボスを次々に逮捕しました。なかには、銃撃戦によって死亡した麻薬カルテルのボス、麻薬カルテルの重要人物もいます。

ボスや主要人物の逮捕、死亡によって麻薬カルテルは衰退すると考えられました。しかし、ボスを失った麻薬カルテルは分裂し、それぞれの組織を形成するようになります。つまり、麻薬カルテルの数が増え、麻薬カルテル同士の争いが激化し始めたのです。

誰もコントロールができなくなり犯罪行為が横行するようになる

Soldiers Military Usa - Free photo on Pixabay (626860)

政治の不安定さや、麻薬カルテルの分裂によって、メキシコ国内は誰もコントロールができない状態に陥ったと言われています。武力を使用し、麻薬カルテルや犯罪者を一掃するべきという主張も聞かれますが、麻薬カルテルが巨大な武力を持っているため、難しいとも言われているのです。

さらに、メキシコの麻薬カルテルは、アメリカ国内のギャングやマフィアとの連携も深めています。事態は悪化し、さらに拡大し続けているということです。

麻薬カルテルの今後

Soldier Uniform Army - Free photo on Pixabay (626863)

アメリカ国内の犯罪者たちと、協力を始めた麻薬カルテル。アメリカと関係の深い日本も、他人事ではいられないでしょう。メキシコの情勢、麻薬カルテルの動向は、今後どのように進んでいくのでしょうか。

ここからは、メキシコの麻薬カルテルの今後の考察についてご紹介していきます。身近な存在として、日本人も危機感を持つ必要があるでしょう。

選択肢がない子どもたちは今後も麻薬カルテルに加入する

Boy Child Portrait - Free photo on Pixabay (626864)

メキシコ国内では、現在もなお大量の人々が殺害されています。年間5,000人以上が殺害され、10年間で11万人以上となっているのです。殺害されず生き残るためには、麻薬カルテルに所属するしかありません。

貧しく、教育を受けられなかった人々に選択の余地はありませんし、力のない人々もまた、自身の身を守るために巨大な麻薬カルテル組織に属するしかなく、構成員は今後も増え続けると考えられます。

増え続けた構成員は、敵対する組織を攻撃し、さらに過激な犯罪行為を行いますし、構成員の生活を守るためには、多くの資金も必要になります。悪循環は続くと考えられますし、それはメキシコ国内でとどまることはないでしょう。

メキシコの貧困が解決しない限り争いは終わらない

Street Beggar Woman - Free photo on Pixabay (626868)

麻薬カルテルが衰退するには、メキシコ国内の貧富の差が解消されなければなりません。多くの人々が教育を受けられ、真っ当な生活を維持することができれば、職業を選択することもできますし、麻薬カルテルに怯え続けなくて済むのです。

貧富の差を解消するためには、国が国として機能する必要があります。メキシコという国が、国として機能するためには、他国の協力が必要不可欠と言えるでしょう。

しかし、アメリカや中国、日本などの先進国は、自国の問題を優先しているため、積極的にメキシコの国へ支援しているとは言い難く、今後もその状況が大きく変わるとは言えません。

マリファナの合法化によりさらに裏社会は活性化するという説

Herb Hemp Plant - Free photo on Pixabay (626870)

麻薬撲滅の動きがある一方、マリファナが合法化されるという矛盾した動きを見せています。マリファナの認識については賛否両論あり、タバコやその他の薬物より害がないと主張する人々も存在するのです。

アメリカの一部地域や、オーストラリア、ヨーロッパ一部地域など、多くの国で合法化の動きを見せています。マリファナの合法化によって、裏社会と呼ばれる人々や組織が活性化するという懸念があるのです。

市場が広がれば、大金が集まりますし、その大金によって裏社会が活性化し、一般市民に危険が及ぶ可能性が考えられます。さらに、マリファナの使用から他薬物へ移行すれば、メキシコの麻薬カルテルもさらに活性化すると言えるでしょう。

トップの逮捕でも解散しない層の厚い組織

Hacker Kopûšon Light - Free photo on Pixabay (626873)

近年、たて続けに主要メンバーや、麻薬カルテルのボスが逮捕されました。逮捕、死亡によって一時的に衰退した組織や、消滅した組織もあります。しかし、麻薬カルテルはなくならなかったのです。分裂や協定、新組織の設立によって、麻薬カルテルの数は、増加しているとも言われています。

つまり、麻薬カルテルの層は非常に厚いということです。逮捕や死亡でさえ勢力を削げなかったとなれば、今後どのような方法が考えられるのでしょうか。

表と裏の境界線が曖昧になり一般市民への被害が拡大する

The Offence Double Exposure Victim - Free photo on Pixabay (626876)

麻薬カルテルの勢力が衰えなかった場合、一般市民は自分たちの身を守るために、力を持つ必要があります。つまり、裏の世界と表の世界の境界線が曖昧になり、一般市民が一般市民ではなくなる可能性も強いということです。

お互いに武器を持ってしまえば、戦いは激化しますし、その被害はこれまで以上に一般市民へ及びます。一つの国に収まりきらず、世界中へ伝染する可能性もあると言えるでしょう。多くの専門家は、麻薬カルテルに関する争いは、今後も激しくなると予想しています。

今はまだ遠い異国で起こる過激な映像

Police Crime Scene Blue Light - Free image on Pixabay (626877)

検索してはいけないワード「生きたメキシコ」に映し出されている世界は、遠い異国の地で起こっている出来事です。しかし、専門家の予想にもあるように、今後もその言動は激しさを増すと考えられます。

つまり、「生きたメキシコ」内の映像は、身近な存在になる可能性があるということです。面白半分、好奇心で覗くのではなく、恐ろしい世界がすぐ近くにあることを、自覚する必要があるでしょう。

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