2021年5月12日 更新

桃娘は実在した?中国での桃娘の歴史と岡山における桃娘

中国の秦の時代から伝わる桃娘の都市伝説。それは人間の欲により、生涯桃のみ食べることを許された悲しい女の子たちのお話です。中国の伝説上の桃娘と現在実在する岡山県の桃娘について、そして魅惑の果実、桃を詳しくご紹介いたします。

糖尿病のリスクがあるため

Strawberries Red Fresh - Free photo on Pixabay (111983)

長く生きられないことにもつながりますが、桃には多くの糖分が含まれているため、桃だけ食していると必ず糖尿病になってしまいます。糖尿病を抱えたまま生きるのは困難であるため、桃娘もいなくなったのかもしれません。

本当に桃のみを食べるとニオイが桃になるのか

Peach Fruit High Prices Seiyu - Free photo on Pixabay (110843)

桃娘の魅惑はなんと言っても香り。体から出る分泌液だけでなく、体臭からもほのかに甘い香りがしていたと言います。本当に桃を食べるとニオイまで変わるのでしょうか。

体臭が甘くなる理由

Peaches Tree Native Peach - Free photo on Pixabay (110845)

食べたものと体臭には密な関係があるとされています。だからと言って食べたものがすぐに体臭になるわけではありません。食べたものの成分が皮膚や腸などに影響をもたらし、体臭として感じられるのです。

桃だけ食べることで体臭が甘くなるという根拠はありませんが、桃の成分で身体が作られるので、自然と桃の甘い香りがするようになる可能性が考えられます。

尿が甘くなる理由

Spoon Fork Cutlery Icing - Free photo on Pixabay (112010)

桃娘は尿からも甘い香りがしていたと伝えられています。これは体臭とはまた別の話で、一番の原因は糖尿病です。

糖尿病を患うと尿が甘くなると言われているので、桃しか食べない桃娘が糖尿病になり、その影響で尿が甘くなっていたのでしょう。

桃の成分と効能

Apricots Apricot Fruit - Free photo on Pixabay (112016)

体から魅惑の香りがでるほどの桃はどのような成分でつくられているのでしょうか。実は桃には女性の身体にぴったりな成分が多く含まれているのです。

果糖

Peach Fruit Ripe - Free photo on Pixabay (112017)

桃の主成分は果糖です。果糖は砂糖よりも甘味を強く感じさせ、すぐにエネルギーとなるため、栄養補給にぴったりの成分です。

ペクチン

 (112118)

ペクチンは食物繊維の一種です。便秘や下痢を改善するのに良い成分とされていて、腸内で乳酸菌を増やして腸の環境を整えてくれます。便秘に悩んでいる女性にはうれしい話です。

カリウム

Apricots Apricot Fruit - Free photo on Pixabay (112019)

ミネラルの一種であるカリウムは、細胞内の水分量を調節し、塩分を排泄する成分なので高血圧に効果的な成分です。またむくみ解消にも効果があります。

日本における桃の有名な産地は?

Nectarine Peach Fruit - Free photo on Pixabay (112020)

日本では桃の名産地がいくつかあります。品種の違いもありますが、その産地の気候によって味や色、食感なども全く異なります。

山梨

Peach Fruit Fruits - Free photo on Pixabay (112021)

桃と聞いて一番にうかぶ名産地が山梨ではないでしょうか。その収穫量は2位の県を大きく離して堂々の1位となっています。水はけの良さや安定した気候から桃だけなく多くのフルーツが収穫され、フルーツ王国と言われています。

酸味が少なくジューシーな「日川白鵬」の収穫量が多く、県内だけでなく全国各地へ出荷されているので、馴染みのある桃の一種です。

3 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪