目次
- 「バタ臭い」という言葉について徹底解説!
- バタ臭いとは?
- バタ臭いの意味
- バタ臭いの由来
- バタ臭いの使い方
- バタ臭いは悪口?方言も影響
- 意味だけを取れば現代では褒め言葉
- 「バタ臭い」が悪口とされる理由とは?
- 方言としての「ばた」の意味
- バタ臭い人の特徴
- 鼻が高くて彫りが深い
- 色白である
- 髪の毛の色が黒ではない
- 英語を使いたがる
- 外国の風習を真似したがる
- 日本はダサイと言う
- バタ臭いは今では死語?
- 意味を間違って使っている人が多かった
- 国際的な現代
- そもそも意味が悪口じゃなくなった
- バタ臭い芸能人【男性編】
- 岡田准一
- 阿部寛
- バタ臭い芸能人【女性編】
- スザンヌ
- 広瀬アリス
- 山田優
- バタ臭いイラストはあるの?【漫画・ゲーム編】
- 安室透
- ライトニング
- バタ臭いの対義語
- アジア顔
- しょうゆ顔
- 「バタ臭い」をポジティブな表現にするには?
- 現在明確な単語はない
- 違う言葉を使おう!
- 「バタ臭い」は歴史を感じる死語かも?
「バタ臭い」という言葉について徹底解説!
via pixabay.com
「バタ臭い」という言葉を初めて耳にする人は、頭の中でバター臭いと単純にそのまま解釈して思い浮かべる人も多いかもしれません。それは決して間違いではないのですが、ここでは主に食品のバターとは違った意味で使われています。
「バタ臭い」とは、食品のバターの意味ではなく、西洋風だったり西洋かぶれしている人やもののことも意味しています。ここではそんなバタ臭いについての意味や由来について、ここではさらに詳しく掘り下げていきます。
「バタ臭い」とは、食品のバターの意味ではなく、西洋風だったり西洋かぶれしている人やもののことも意味しています。ここではそんなバタ臭いについての意味や由来について、ここではさらに詳しく掘り下げていきます。
バタ臭いとは?
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「バタ臭い」という言葉は、最近ではほとんど使われることはありません。では、ここでバタ臭いという言葉について意味や由来など、基本的な知識をチェックしていきましょう。
バタ臭いの意味
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「バタ臭い」の「バタ」とはパンなどに塗るバターを意味します。すなわち「バタ臭い」とは、西洋かぶれしている人や、西洋人風の顔をしている人、西洋かぶれしているものに使う言葉なのです。
西洋、すなわちフランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国の文化が戦後に入ってきたことにより、「海外かぶれ」という言葉として「バタ臭い」という言葉が使われるようになったのです。もしかしたら、進んだ文化を持つ西洋に対する嫉妬も含まれていたのかもしれません。
西洋、すなわちフランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国の文化が戦後に入ってきたことにより、「海外かぶれ」という言葉として「バタ臭い」という言葉が使われるようになったのです。もしかしたら、進んだ文化を持つ西洋に対する嫉妬も含まれていたのかもしれません。
バタ臭いの由来
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今でこそ普通に食べられているバターや洋食ですが、米とみそ汁と焼き魚が食生活の基本だった日本人にとって、バターの香りがするパンは衝撃的なものでした。そのため、西洋を象徴するもの=バターというイメージが根付いたのです。
そうした「西洋を象徴するものの香りがする」というイメージから「西洋にかぶれている」つまり「西洋の文化に頻繁に触れている」という意味を持つようになったのが「バタ臭い」という言葉だと言われています。
そうした「西洋を象徴するものの香りがする」というイメージから「西洋にかぶれている」つまり「西洋の文化に頻繁に触れている」という意味を持つようになったのが「バタ臭い」という言葉だと言われています。
バタ臭いの使い方
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海外旅行に行く人も当時では珍しかった頃、バターの臭いがするような西洋かぶれした人々を、当時は悪い意味で呼ぶときに使われていましたが、今では海外旅行に行くのが当たり前になり、そこまで西洋かぶれした人が珍しくなりました。
「バタ臭い顔」という顔はどんな顔なのかというと、昔ながらの日本人の平たい顔とは違い、彫の深い西洋風の顔立ちをした美男美女を呼ぶ時にも使われますし、「バタ臭さ」は西洋っぽさという意味で使われます。
「バタ臭い顔」という顔はどんな顔なのかというと、昔ながらの日本人の平たい顔とは違い、彫の深い西洋風の顔立ちをした美男美女を呼ぶ時にも使われますし、「バタ臭さ」は西洋っぽさという意味で使われます。
バタ臭いは悪口?方言も影響
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以前は「バタ臭い」といえば「日本の文化を軽んじている」など悪口として使われていました。しかし、現在では死語となっているだけではなく少し意味合いも異なっています。バタ臭いの最近の意味や、方言について解説していきます。
意味だけを取れば現代では褒め言葉
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これだけ日々の日本人の生活に西洋の文化が浸透した今では「西洋かぶれ」という意味は悪口にはなりません。そのため「バタ臭い」を今風にいうと「海外っぽくておしゃれな人」という意味になるでしょう。「バタ臭い顔をしてる!」も以前は悪口でしたが、今では「外国人のように彫りが深くてかっこいい」という意味になります。
元々の意味を考えると「バタ臭い」は現在では決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉として解釈する方が自然かもしれません。
元々の意味を考えると「バタ臭い」は現在では決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉として解釈する方が自然かもしれません。
「バタ臭い」が悪口とされる理由とは?
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「バタ臭い」がかつて悪口として使われていた理由としては、日本人として生まれてきたのに自分の生まれた国の文化に誇りを持てず、異国である海外、主にヨーロッパなどの西洋文化を珍しがって取り入れる人たちを批判する気持ちからだといわれています。
このように同じ日本人に対して、自分の生まれ育った国に愛情はないのかという気持ちから、日本を古臭い、ダサいという人に対し、西洋文化ばかりを良しとする人々を批判する気持ちから使われていたのではないかといわれています。
このように同じ日本人に対して、自分の生まれ育った国に愛情はないのかという気持ちから、日本を古臭い、ダサいという人に対し、西洋文化ばかりを良しとする人々を批判する気持ちから使われていたのではないかといわれています。
方言としての「ばた」の意味
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福島の方の方言では、木の材木を製材所で製材した時にできるいらない木片や捨てるような木くずなどの「木の端っこ」のことを「端(はた)」と呼び、それが訛って「ばた」と呼ばれました。
すなわち、方言の意味を考えると「バタ臭い」は「要らない人」や「とるに足らない人」という意味を持つ言葉になるでしょう。東北地方出身の人や福島県の方言を使い慣れている人に対して「バタ臭い」というと、褒め言葉として受け取ってもらえない恐れがあるので注意してください。
すなわち、方言の意味を考えると「バタ臭い」は「要らない人」や「とるに足らない人」という意味を持つ言葉になるでしょう。東北地方出身の人や福島県の方言を使い慣れている人に対して「バタ臭い」というと、褒め言葉として受け取ってもらえない恐れがあるので注意してください。
バタ臭い人の特徴
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「バタ臭い人」と言われた場合、具体的にどんな人というイメージを抱く人が多いのでしょうか。ここでは、バタ臭い人の特徴を見ていきましょう。
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