目次
- バタ臭いの意味をしっかりと理解しましょう
- バタ臭いって何?
- バタ臭いの意味
- バタ臭いの由来
- バタ臭いの使い方
- バタ臭いは悪口?方言も影響
- 意味だけを取れば現代では褒め言葉
- バタ臭が悪口とされる理由
- 方言としての「ばた」の意味
- バタ臭い人の特徴
- 鼻が高い
- 色白である
- 彫りが深い
- 髪の毛の色が黒ではない
- 英語を使いたがる
- 外国の風習を真似したがる
- 外国の食べ物を食べたがる
- 日本はダサイと言う
- バタ臭いはもう死語
- 意味を間違って使っている人が多かった
- 使う人が少なくなった
- 国際的な現代
- そもそも意味が悪口じゃなくなった
- バタ臭い芸能人【男性編】
- 岡田准一
- 阿部寛
- バタ臭い芸能人【女性編】
- スザンヌ
- 広瀬アリス
- 山田優
- バタ臭いの対義語
- アジア顔
- しょうゆ顔
- バタ臭いをポジティブな表現言い換える
- 現在明確な単語はない
- バタ臭いを違う言葉を使って褒め言葉に
- バタ臭いは歴史を感じる死語
バタ臭いの意味をしっかりと理解しましょう
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「バタ臭い」という言葉を初めて耳にする人は、頭の中でバター臭いと単純にそのまま解釈して思い浮かべる人も多いかもしれません。それは決して間違いではないのですが、ここでは主に食品のバターとは違った意味で使われています。
「バタ臭い」とは、食品のバターの意味ではなく、西洋風だったり西洋かぶれしている人やもののことも意味しています。ここではそんなバタ臭いについての意味や由来について、ここではさらに詳しく掘り下げていきます。
「バタ臭い」とは、食品のバターの意味ではなく、西洋風だったり西洋かぶれしている人やもののことも意味しています。ここではそんなバタ臭いについての意味や由来について、ここではさらに詳しく掘り下げていきます。
バタ臭いって何?
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「バタ臭い」とは、そもそも何なのかというと、先ほども紹介しましたが、バター臭いの略で「バタ臭い」とそのまま読むわけなのですが、意味としては西洋かぶれしている人やものを指します。
そもそも、西洋と呼ばれる国は、主にフランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国を指しますが、それら西洋から日本に伝わってきたパン食の文化とバターはまさに当時の日本人にとって西洋の象徴ともいえるものでした。
そもそも、西洋と呼ばれる国は、主にフランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国を指しますが、それら西洋から日本に伝わってきたパン食の文化とバターはまさに当時の日本人にとって西洋の象徴ともいえるものでした。
バタ臭いの意味
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「バタ臭い」の意味とは、先ほども紹介した西洋かぶれしている人やものを表すわけですが、なぜバターなのでしょう?バターはそれまでずっと米文化だった日本人にとってはまさに初めて食べる味でした。
まさに当時の日本人にとっては、斬新で衝撃的だったはずです。まさにこの「バタ臭い」という言葉は、主に昭和初期から高度経済成長期頃までの間、バターは西洋風の味のものという意味でも使われていましたが、最近ではあまり話されなくなりました。
まさに当時の日本人にとっては、斬新で衝撃的だったはずです。まさにこの「バタ臭い」という言葉は、主に昭和初期から高度経済成長期頃までの間、バターは西洋風の味のものという意味でも使われていましたが、最近ではあまり話されなくなりました。
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戦後、パン食が日本人にとっては当たり前のことになり、パンにバターをつけて食べることが日常的に日本人に侵透している今、この「バタ臭い」という言葉は現代人にとっては、あまりピンと来ないかもしれません。
しかし、一昔前の食事といえば、米と味噌汁が基本の食生活だった日本人にとっては、パンに塗る西洋風の香りのするバターはやはり珍しい食べ物であると同時に、西洋をイメージする食べ物だったようです。
しかし、一昔前の食事といえば、米と味噌汁が基本の食生活だった日本人にとっては、パンに塗る西洋風の香りのするバターはやはり珍しい食べ物であると同時に、西洋をイメージする食べ物だったようです。
バタ臭いの由来
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「バタ臭い」の由来は、バターの香りが当時の日本の人々にとっては、西洋風だとか西洋をイメージさせるものであったことと非常に関係が深いです。
バターを使った料理は、西洋発祥の洋菓子だったり、家庭料理にも多用されていますが、何百年もの間続いた日本の江戸時代にはそんなものはありませんでした。そのため、その時代の日本人にとってはバターは全く異質なものに思えたのです。
バターを使った料理は、西洋発祥の洋菓子だったり、家庭料理にも多用されていますが、何百年もの間続いた日本の江戸時代にはそんなものはありませんでした。そのため、その時代の日本人にとってはバターは全く異質なものに思えたのです。
バタ臭いの使い方
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海外旅行に行く人も当時では珍しかった頃、バターの臭いがするような西洋かぶれした人々を、当時は悪い意味で呼ぶときに使われていましたが、今では海外旅行に行くのが当たり前になり、そこまで西洋かぶれした人が珍しくなりました。
「バタ臭い顔」という顔はどんな顔なのかというと、昔ながらの日本人の平たい顔とは違い、彫の深い西洋風の顔立ちをした美男美女を呼ぶ時にも使われますし、「バタ臭さ」は西洋っぽさという意味で使われます。
「バタ臭い顔」という顔はどんな顔なのかというと、昔ながらの日本人の平たい顔とは違い、彫の深い西洋風の顔立ちをした美男美女を呼ぶ時にも使われますし、「バタ臭さ」は西洋っぽさという意味で使われます。
バタ臭いは悪口?方言も影響
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そんな「バタ臭い」という言葉は、現在では死語とされていますが、以前は悪口として使われることが多かったようです。
なぜ「バタ臭い」が悪口としてとられてしまっていたかというと、時代が移り変わるにつれて、戦後は特に海外の文化や思考などが日本人の間でも侵透したことで、それまでの日本人の間で持っていた日本の文化を愛する心のようなものが徐々に失われてしまったのです。
なぜ「バタ臭い」が悪口としてとられてしまっていたかというと、時代が移り変わるにつれて、戦後は特に海外の文化や思考などが日本人の間でも侵透したことで、それまでの日本人の間で持っていた日本の文化を愛する心のようなものが徐々に失われてしまったのです。
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そして、古き良き日本をダサいと感じたり、古臭いと感じる人が増えていきました。そのため、そんな日本人に対する憤りから、古き良き日本よりも西洋風のものばかりを尊重する人たちを批判する意味としても「バタ臭い」が使われていました。
福島などの東北の方言にある「ばた」という言葉の意味からとって「いらない人」、「とるにたりない人」という意味でも「バタ臭い」と使われるようになったといいます。
福島などの東北の方言にある「ばた」という言葉の意味からとって「いらない人」、「とるにたりない人」という意味でも「バタ臭い」と使われるようになったといいます。
意味だけを取れば現代では褒め言葉
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しかし「バタ臭い」とは、現在でいうと西洋っぽいオシャレな人ともとらえられますし、「バタ臭い顔立ちの人」という意味だと、西洋っぽい彫が深くて美しい顔立ちの人という褒め言葉としてもとられます。
そのため、「バタ臭い」という言葉は、かつて悪口としてとられていましたが、時代が変われば言葉の意味もこのように変化していくようです。
そのため、「バタ臭い」という言葉は、かつて悪口としてとられていましたが、時代が変われば言葉の意味もこのように変化していくようです。
バタ臭が悪口とされる理由
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「バタ臭い」がかつて悪口として使われていた理由としては、日本人として生まれてきたのに自分の生まれた国の文化に誇りを持てず、異国である海外、主にヨーロッパなどの西洋文化を珍しがって取り入れる人たちを批判する気持ちからだといわれています。
このように同じ日本人に対して、自分の生まれ育った国に愛情はないのかという気持ちから、日本を古臭い、ダサいという人に対し、西洋文化ばかりを良しとする人々を批判する気持ちから使われていたのではないかといわれています。
このように同じ日本人に対して、自分の生まれ育った国に愛情はないのかという気持ちから、日本を古臭い、ダサいという人に対し、西洋文化ばかりを良しとする人々を批判する気持ちから使われていたのではないかといわれています。
方言としての「ばた」の意味
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