2019年4月14日 更新

雄々しいの意味と語源!「猛々しい」や「女々しい」との違いは?

形容詞の中には「雄々しい」というなんとも男性的なイメージの言葉があります。他にも類語として「猛々しい」があったり「女々しい」などの対義語もあったりします。これらはどんな意味を持ち、またどんな使い方をするのか、この記事を読んで言葉を少し学んでみませんか?

雄々しいの意味と類語

Lion Predator Dangerous - Free photo on Pixabay (165717)

「雄々しい」(おおしい)は画像のライオンのように外見上の迫力がある動物だけに使用される言葉ではないのです。日常において、使用する時は限られる雄々しいですが、ちゃんとした使い方や意味を理解するとあなたの言葉の幅はぐっと広がります。

この記事では雄々しいのほか「凛々しい」・「猛々しい」という類語の意味も合わせて、どういった状況に使用されるのか、そのケースも紹介していきます。

こうした言葉を多く知れば知るほど、よりインテリジェンスな人間に近づけるでしょう。ところで恥ずかしながら、筆者はこの「インテリジェンス」という言葉の意味を知りませんでした(たった今使っているにも関わらず)。

自分で言葉の意味についての記事を書いているのに、これでは説得力がありません。なので意味を理解するために以下リンクの記事も参考にさせてもらいました。

雄々しいの意味

Lion Wild Animal Dangerous - Free photo on Pixabay (175410)

まず、雄々しいの意味ですが、男らしい・勇ましい様子を指します。なんとも男性的なイメージがある言葉ですが、何かしらの試練や課題があり、それに対して凛と立ち向かっていく姿勢を雄々しいと形容するに相応しいでしょう。

シンプルで解りやすい言葉ではありますが、こうして意味までは詳しく知らなかったという方も多い事でしょう。現実にこんな男性が近くにいれば大変頼りになるものです。実際に「雄々しい」男性が好みのタイプの女性は多いはずです。

雄々しいの類語

Book Hands Reflecting - Free photo on Pixabay (175419)

似た意味の言葉として「凛々しい」(りりしい)がありますが、意味は引き締まってキリっとしている様を指します。芸能人でもこういうカッコいい方は多いですね。もともとの顔の作りもあるかもしれませんが、シュッとした雰囲気も合わせての外見的な表現として主に使われます。

より男性的なイメージの雄々しいに比べ、この凛々しいは女性でもしっくりくる言葉になっています。例えば宝塚歌劇団の男役をやるような女性はまさしく「凛々しい」の表現がピッタリです。

雄々しいの使い方

Dictionary Focus Book - Free photo on Pixabay (165769)

現実で雄々しいを使用する場合の例として以下に2パターンほど挙げました。比較的解りやすい表現の仕方ですので、ここで言葉の意味と共に使い方もマスターしてしまいましょう。

私は彼の雄々しい姿に惚れた

Love My Carrot Will - Free photo on Pixabay (165823)

例えばアクション映画のワンシーンを想像して下さい。悪者と勇ましく戦う男性の姿に「カッコいい!」となる場合もあるでしょう(男性の好みにもよるでしょうが)。この男らしく戦っている様子の男性に「ポッ…」と見惚れることが、雄々しい姿に惚れる例です。

また、現実の男性でも勇気を出して行動する姿はたいへんカッコいいものです。実際にあなたの近くにいる男性で、いつもはパッとしないのにいざという時、映画のスターのように雄々しくあなたを守ってくれたらなんて、イメージするとムフフ…となるでしょう。それは「雄々しい姿に惚れる」ことそのものなのです。

今日見た映画の雄々しい叫び声がすごかった

Secret Hands Over Mouth Covered - Free photo on Pixabay (165842)

一風かわった表現として「声」の例えにも使われます。これはただバカでかい声の事ではなく、自分を奮い立たせるための一種の雄たけびというべきでしょう。

これもアクション映画のワンシーンで例えると、主人公の男性が敵に向かっていくとき「わー!!」ではなく「うぉー!!」の方が雄々しい叫び声の表現としてしっくりきます。

前者の「わー!!」だと「今日見た映画の叫び声が凄かった」というだけで終わってしまいます。どことなく情けない感じも見受けられます。まして「叫び声」だけではどんな声の感じだったのかさえ解りません。
Microphone Boy Studio - Free photo on Pixabay (178393)

ところが後者の「うぉー!!」の方だと、勇気を呼び起こして勇ましく叫びをあげているといった感じです。よって「雄々しい叫び声が凄かった」はマイナスイメージではなく、自分自身も叫びに影響されて、びっくりとともに気持ちが奮い立つイメージが当てはまります。

なので、聞いているあなたが「雄々しい叫び声がすごかった」と表現するのは後者の叫びを聞いた時に使われるのです。

雄々しいと猛々しいの違い

Tiger Wildlife Eyes - Free photo on Pixabay (178022)

ほかにも雄々しいの類義語として「猛々しい」(たけだけしい)が挙げられますが、雄々しいとは似て非なるものです。

こちらはニュアンスとして雄々しいよりも、なにやら激しさがありそうな言葉です。雄々しいと同じ感覚で使うと言葉を知る人に笑われる恐れがありますので、意味をしっかりとここで学びましょう。

猛々しいの意味

Tiger Head Animal - Free photo on Pixabay (165874)

実は猛々しいには二つの意味があります。一つは勇ましく見るからに強そうな様子を表し、もう一つが図々しいという意味になります。雄々しいの方はプラスイメージが強いですが、こちらは少し悪い意味合いも含まれる言葉になっています。

悪い意味合いは特に図々しいの意味の方に含まれます。詳しくは後述しますが、雄々しいと違い少し狂暴性をも秘めているこの言葉についての使い方や、雄々しいとの違いも一緒に挙げてみました。

猛々しいの使い方

German Shepherd Dog Barking - Free photo on Pixabay (165891)

一つ目は見るからに強そうな、少々威圧感を持った外見的(狂暴そうでも)な意味合いとして使われます。もう一つの「盗人猛々しい」(ぬすっとたけだけしい)という言葉ですが。これはべつにものを盗んだ人そのものを指している訳ではありません。

使いどころとして、例えばあなたが何かしら良いアイディアをもつとしましょう。そして、ある人にそのアイディアのことを話します。その後、ある人はあなたが考え付いたアイディアなのに、あたかも自分が考え付いたように自慢げに別の人に話しているのを見付けます。

あなたの気持ちは穏やかでないはずです。つまりこの様な状況への感情表現として、上記の「ある人」に対し盗人猛々しいを使うのです。ものを直接盗まれたりなどの、目に見えるものだけに使う言葉ではないという事を覚えておきましょう。

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