目次
- 秋田県上小阿仁村で起きた問題
- 上小阿仁村の診療所の医師が次々と辞職
- 2007年6月、医者依願退職
- 2008年8月、松沢医師が退職
- 2010年3月、女医が退職
- 2012年10月、伊尻医師が退職
- 2012年11月、西村医師が退職
- 2013年4月、岸部医師が退職
- 過去には20年以上続いていた医師も存在していた
- 2013年8月に着任した医師が懲戒処分に
- 80歳の医師がインフルエンザにかかる
- 診療所は休診となり村内に通達
- 休診を知る前に来ていた患者に処方箋を発行
- 無診療での処方箋発行は「医師法違反」
- 医師に対し処分が下される
- 「懲戒処分」に対してのネット民の声
- 辞職の原因は村民による「いじめ」だった
- 村民からの批判
- 村民からの苦情
- 自宅のシャッターを破壊
- 家の中を覗かれる
- 嫌がらせのビラ
- 医者いじめの発端は「元村長」だった
- 元村長・小林宏晨さんについて
- 税金の無駄遣いを行っていた
- 無駄遣いの反発が医者常駐に向けられる
- 秋田県上小阿仁村とは
- 人口
- 歴史
- 特産物・名産物
- マタギ集落について
- 秋田県上小阿仁村と診療所の現在
- 上小阿仁村の現在
- 診療所の現在
- 「医師いじめ」に対するネット民たちの声
- 医師の人権は村民の命に関わるもの
秋田県上小阿仁村で起きた問題
via pixabay.com
秋田県上小阿仁村では2008年以降医療に関する問題が起きていました。それは村にある診療所が一年の間に4回も医師が変わっていること。
小さな村とはいえそんなに診療所の医師が変わってしまうのは大問題のはず。こう何度も起きてしまうのであれば医師の方に問題があるのではないようです。
調べてみると住民の医師に対するいじめがありました。その執拗で悪質ないじめに耐えきれずに着任した医者もどんどんやめていってしまうのでした。
小さな村とはいえそんなに診療所の医師が変わってしまうのは大問題のはず。こう何度も起きてしまうのであれば医師の方に問題があるのではないようです。
調べてみると住民の医師に対するいじめがありました。その執拗で悪質ないじめに耐えきれずに着任した医者もどんどんやめていってしまうのでした。
田舎が嫌いになる理由とは?田舎が閉鎖的な原因と出たい時に考えること - POUCHS(ポーチス)
田舎に住みたいと思いますか?田舎は閉鎖的で外部の人間を受け入れないこともあります。田舎の暮らしが嫌いになり、出たいと思う人もいるのです。それには理由があるのでしょう。田舎に移住を決める前に知っておきたいデメリットについてもご紹介します。
上小阿仁村の診療所の医師が次々と辞職
via pixabay.com
小さな村の診療所で次々と医師がやめていく。
大病院のような人間関係の複雑な病院では看護師が出入りが激しいなどがありますが、昨今の医師不足の中で1カ月も満たない医師の退職は早々聞きません。退職理由はそれぞれ別々だそうですが、元をたどると全て同じ理由に行くつくようです。
上小阿仁村の診療所では、2007年から2013年の7年間の間になんと8人が着任しています。中には実績もあり、強烈な内容の著書まで出す医師も短期間でやめているのです。時系列でやめていった医師について書き出してみます。
大病院のような人間関係の複雑な病院では看護師が出入りが激しいなどがありますが、昨今の医師不足の中で1カ月も満たない医師の退職は早々聞きません。退職理由はそれぞれ別々だそうですが、元をたどると全て同じ理由に行くつくようです。
上小阿仁村の診療所では、2007年から2013年の7年間の間になんと8人が着任しています。中には実績もあり、強烈な内容の著書まで出す医師も短期間でやめているのです。時系列でやめていった医師について書き出してみます。
2007年6月、医者依願退職
via pixabay.com
まずは2007年に依願退職した医師から始まります。それより前に就任していた医師が定年退職で退職したことからの就任でした。
これだけだとなんとなく「田舎の診療所というのもあるし、ステップアップのために退職したのかな」となるのですが、ちょうどこの頃新しい村長も就任し、医療の現場でも一悶着あったようです。こちらは後述します。
だけどここまで書くとすでに暗雲漂う感じもありますね。就任期間はまさかの就任した月の月末です。
これだけだとなんとなく「田舎の診療所というのもあるし、ステップアップのために退職したのかな」となるのですが、ちょうどこの頃新しい村長も就任し、医療の現場でも一悶着あったようです。こちらは後述します。
だけどここまで書くとすでに暗雲漂う感じもありますね。就任期間はまさかの就任した月の月末です。
2008年8月、松沢医師が退職
via pixabay.com
次に就任したのは次の年の3月。松沢医師が就任しました。松沢医師は20年の僻地医療のスキルがあり、意欲も十分で、就任当初のコメントでも
「この村が、医師として最後の勤務地。人への愛情、興味が尽きない限り、診療を続けたい」
というほど。しかし、村民からの嫌がらせにより、着任から4ヶ月ほどで退職してしまいます。しかし、公認の医師が見つからないことから実際はその年の12月まで働くことになったのでした。
「この村が、医師として最後の勤務地。人への愛情、興味が尽きない限り、診療を続けたい」
というほど。しかし、村民からの嫌がらせにより、着任から4ヶ月ほどで退職してしまいます。しかし、公認の医師が見つからないことから実際はその年の12月まで働くことになったのでした。
2010年3月、女医が退職
via pixabay.com
次の医師が見つかり、少し長い期間の着任となります。この医師はタイや離島での医療従事経験がありました。2年ほどで退職しています。退職理由は体調不良ですが実際のところはわかりません。田舎ですから男尊女卑も根深く男性医師とはまた違ういじめがあったようです。なんと医師が居住する場所を除く者もいたとか。
精力的に従事し、老人ホームへの往診なども行なっていました。診療所の患者数も25%まで増えたと言います。年間の休日数はなんと18日。
この頃、上小阿仁村の医師いじめの報道がされるようになります。村の議会議員団でもいじめの形跡は確認できましたが、誰がやったかまでは特定できませんでした。
精力的に従事し、老人ホームへの往診なども行なっていました。診療所の患者数も25%まで増えたと言います。年間の休日数はなんと18日。
この頃、上小阿仁村の医師いじめの報道がされるようになります。村の議会議員団でもいじめの形跡は確認できましたが、誰がやったかまでは特定できませんでした。
そりゃあいじめをしたかと聞かれて「しました」という人はいませんよね。
2年間の間、一度退職願いが出されたのですが、村が医師が無理なく働ける体制を作ることを約束しいて退職願いを取り下げています。しかし、医師の取り巻く環境は良くならず、退職したのでした。退職月が三月なのは次の医師が見つかりやすいようにという患者への思いからでした。
2年間の間、一度退職願いが出されたのですが、村が医師が無理なく働ける体制を作ることを約束しいて退職願いを取り下げています。しかし、医師の取り巻く環境は良くならず、退職したのでした。退職月が三月なのは次の医師が見つかりやすいようにという患者への思いからでした。
2012年10月、伊尻医師が退職
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その後、6月に北海道北見市から赴任した医師がやってきましたが1年1ヶ月で退職しています。村民との目立ったトラブルはなく、単にこの村の水が合わなかったというのが理由だそうです。前の医師から村での医師いじめを報じられ始めたことで、伊尻医師への取材は一切拒否しているようです。
2012年11月、西村医師が退職
via pixabay.com
北海道帯広市からやってきた西村医師は1ヶ月で退職しています。
就任直後から村民とのトラブルが絶えず、就任から2週間後に村外から出てから所在が不明となっていました。その後家族からの電話により北海道に戻った事が判明。本人から「もう秋田には戻らない」とFAXが届きそのFAXがそのまま退職願となりました。
この医師は著書も出版しており、上小阿仁村に就任したこともあり内容の強烈ぶりにネット上で話題となりました。読んでみると気の強い方なので他の方の退職と違う感じでの退職だったのではないかと想像できます。
フルネームで西村勇さんと言います。気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
就任直後から村民とのトラブルが絶えず、就任から2週間後に村外から出てから所在が不明となっていました。その後家族からの電話により北海道に戻った事が判明。本人から「もう秋田には戻らない」とFAXが届きそのFAXがそのまま退職願となりました。
この医師は著書も出版しており、上小阿仁村に就任したこともあり内容の強烈ぶりにネット上で話題となりました。読んでみると気の強い方なので他の方の退職と違う感じでの退職だったのではないかと想像できます。
フルネームで西村勇さんと言います。気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
2013年4月、岸部医師が退職
via pixabay.com
突然医師がいなくなった村は混乱します。上小阿仁村は近くの北秋田市にある病院に派遣でもなんでもいいから医者を置かせてほしいと懇願を始めます。
この時秋田市の病院でも医師不足で診療所に行かせる医師はいなかったのです。ですが派遣という形で岸辺医師が着任することになりました。近くの病院の医師とあって患者に慕われる医師だったようです。
ところが5ヶ月後、岸辺医師が着任する前に管理運営していた福祉施設の施設長が病に倒れ、岸辺医師が施設長を任されることになったのです。そのため退職することとなりました。
この時秋田市の病院でも医師不足で診療所に行かせる医師はいなかったのです。ですが派遣という形で岸辺医師が着任することになりました。近くの病院の医師とあって患者に慕われる医師だったようです。
ところが5ヶ月後、岸辺医師が着任する前に管理運営していた福祉施設の施設長が病に倒れ、岸辺医師が施設長を任されることになったのです。そのため退職することとなりました。
過去には20年以上続いていた医師も存在していた
via pixabay.com
上小阿仁村の医師がこんなにも変わったのはこの時期のみ。その前の医師は65歳の満期で定年退職しています。その期間は20年以上とも言われ、村民とのトラブルも特になかったようです。
さらにその前も変わった事が報道されたことはなかったですから、この時期にだけこの村の医療に関する何かが変わったかしたと思うのが自然ですよね。
調べてみると村民たちは自分たちが何かしたとかそういったことの自覚はなく、全て医師たちが勝手にきて勝手にやめて行ったという感覚のようですがそうであればこの時期だけこんなにコロコロ変わるというのは不自然です。
さらにその前も変わった事が報道されたことはなかったですから、この時期にだけこの村の医療に関する何かが変わったかしたと思うのが自然ですよね。
調べてみると村民たちは自分たちが何かしたとかそういったことの自覚はなく、全て医師たちが勝手にきて勝手にやめて行ったという感覚のようですがそうであればこの時期だけこんなにコロコロ変わるというのは不自然です。
2013年8月に着任した医師が懲戒処分に
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