2019年7月17日 更新

チーマーとは?チーマーの特徴やヤンキーとの違いについて!

現在ではあまり見ることがなくなった「チーマー」をご存知でしょうか?チーマーとは、主に渋谷に出没していた不良の人達です。芸能人にもチーマー出身者が多数います。これから、チーマーの特徴や、ファッション、ヤンキーとの違いなどについて解説していきます。

Graffiti Grunge Design - Free photo on Pixabay (467608)

チーマーには、ストリートギャングっぽさがあります。何故かと言うと、かつてアメリカ、オーストラリア、ブラジルなどに存在したストリートギャングに影響を受けているからです。チーマーができるきっかけとなったアメリカ映画の「アウトサイダー」、「ウォーリアーズ」はギャング映画でした。

そのため、チーマーの抗争や狩りは、ストリートギャングを真似して行われたのが始まりだと言われています。チーマーとストリートギャングはほとんど違いがありません。強いて言えば、チーマーの方がファッションに気を使った不良である事でしょう。ギャングは服装になどは気を使わないで、悪さをする事だけに専念していました。

チームカラーがある

Play Stone Network Networked - Free photo on Pixabay (467614)

チーマーにはチームカラーがあるのが特徴になっています。チーマーはバンダナやジャンパーなどのアイテムを、チームでお揃いにして統率意識を高めていました。やはり、仲間意識が高いのがチーマーの大きな特徴となっていたのでしょう。そして、チームカラーにどんな意味が含まれているのかは不明ですが、色はチームのリーダーが決定していたようです。

街の人は、カラフルな集団に出くわしてしまった場合は危険なので、狩りに遭わないように警戒していたと言われています。

古着が好き

Used Clothing Second Hand 2Nd - Free photo on Pixabay (467620)

チーマーは昔のアメカジを好んでいました。そのため、古着に詳しい人が多いのです。特に、アメカジの代表的なアイテムであるリーバイスは人気が高かったのでしょう。古着屋に行くと、知識を得意げに披露する人もいました。そして、リーバイスの中でもはいていたジーンズがヴィンテージ物の66ビッグEや501xxなら、悪事を働いていた可能性が高くなります。

それらのジーンズは10万円を超える物があり、普通の10代20代が購入できるアイテムではありませんでした。もしそれでもはいていたのなら、その人はチーマーだったのかもしれません。

悪知恵に関してはズバ抜けている

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チーマーは悪知恵に関してはズバ抜けていました。個人で行動するのではなく、チームで行動して悪事を働いている時点でずる賢いと言えるでしょう。チーマーは反社会的な行動ばかりとっているので、悪いことに慣れています。そのため、際限なく利益のために行動するので悪知恵が働くのです。

チーマーの中には、裏稼業的な働きをして稼ぐ者も出てきました。そんな人達全員を取り締まるのは難しいので、残念ながら成功したまま捕まっていないチーマーが存在するのも事実なのです。もしも、ずる賢い悪知恵が働くお金持ちなどを見かけた場合には、元チーマーの可能性もあるのではないでしょうか。

自分なりの武勇伝を持っている

Barbed Wire Video Camera - Free photo on Pixabay (467638)

チーマーの特徴として、自分なりの武勇伝を持っている事が上げられます。チーマー達と一緒にお酒を飲んでいると、酔いが回れば武勇伝を語り合う事になるでしょう。渋谷センター街で抗争に参加した話や、少年院に入っていた話などが聞けるはずです。

チーマー達は、自分達が行ってきた悪い事や危ない出来事に後ろめたさを感じる部分もあるのです。しかし、それでもそれらの出来事に誇りをもっているのが本音といった所でしょうか。

音楽が好き

Audience Band Celebration - Free photo on Pixabay (467649)

チーマーは音楽が好きです。パンクロック、ハードコアやメロコアなどのサウンドを好んで聞いていたと言います。今も人気のあるNIRVANA、Red Hot Chili Peppers、SEX PISTOLS、TOYDOLLS、GREENDAY等が好まれていたようです。また、後発のヒップホップファッションに比べると、白人よりの文化に影響されていました。

そのためチーマーは、ストリートファッション、いわゆるアメカジで身を包んだ都会的なイメージのお洒落なファッションを好んでいたようです。

パーティーが好き

Concert Confetti Party - Free photo on Pixabay (467655)

チーマーは、パーティーが好きでした。音楽イベントをパーティーと呼び、各地で相当数が開催されていました。中には、激しい喧嘩のようなダンスイベントもありました。しかし、ヒップホップのダンスが台頭してくると、喧嘩のようなダンスは姿を消していきました。

当時はパーティーに参加できる「パー券」を売りさばく事を、先輩たちに迫られてしまう後輩が数多く存在しました。ちなみに、今でも人気のあるディスコ流れからのパラパラは、パーティー主催のチーマー達が広めたと言われています。チーマーは、その世代の流行を作り出していたのです。

チーマーのファッションの特徴

Store Clothing Shop - Free photo on Pixabay (467659)

チーマーのファッションのはどのような特徴があるのでしょうか?これから、7つの項目でファッションの特徴を紹介していきます。チーマーのファッションを詳しく知っていく事によって、リアルな彼らを感じられるはずです。

渋谷カジュアルなファッション

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チーマーはアメリカ文化に影響を受けています。アメカジのラフな格好であるジーンズやジャンパー、ブーツなどが格好良いとされていました。アメカジでないとチーマーとは呼べないと言うぐらいに、当時のチーマー達にとってファッションは特別なものでした。

この、アメカジに渋谷テイストを取り入れたのが渋谷カジュアルというファッションです。渋谷カジュアルはアメカジよりも都会的でかつ個性的でした。チーマー以外の若者にも流行ったので、ファッション雑誌などで特集が組まれるほど人気がありました。

ロン毛にバンダナ

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チーマーの分かりやすい特徴は、ロン毛にバンダナです。バンダナは、チームカラーで合わせる事もあれば、自分の好きな色を使用するチームも存在したようです。また、チームの間ではロン毛が人気でした。その長い髪を抑えるために頭にバンダナを巻いたり、その上からフードを被ったり、ヘアバンド代わりに巻いたりとアレンジは様々だったようです。

そのためバンダナは、お洒落の個性を演出するアイテムとしてチーマー達の間で大活躍しました。

ロン毛にヘアバンド

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