2019年7月17日 更新

チーマーとは?チーマーの特徴やヤンキーとの違いについて!

現在ではあまり見ることがなくなった「チーマー」をご存知でしょうか?チーマーとは、主に渋谷に出没していた不良の人達です。芸能人にもチーマー出身者が多数います。これから、チーマーの特徴や、ファッション、ヤンキーとの違いなどについて解説していきます。

Hairbands Colorful Fashion - Free photo on Pixabay (467719)

チーマーの間でロン毛が流行した時、一番最初にその髪をまとめるために活躍したのはヘアバンドでした。しかし、よりファッション性をも求めたチーマーがバンダナを使用し始めたのがきっかけで、多くのチーマーに浸透したようです。結果として、バンダナがチーマーのトレードマークになりました。

このように、チーマーは常にお洒落さを磨いていたのです。また、流行に敏感な若者達だったので、他のチーマーがお洒落なアイテムを使いだしたらそれを真似るスピードも早かったのでしょう。

エンジニアブーツ

Winter Boots Shoes Leather - Free photo on Pixabay (467732)

チーマーは足元のお洒落にも気をぬきません。暴走族ではないのですが、チーマーの中にもバイクに乗る者が多くいました。そこで、エンジニアブーツが必須アイテムになったようです。本場のアメカジではスニーカーをはく文化になっていますが、渋谷カジュアルではエンジニアブーツをはく事になっていました。

中でも、レッドウイングのエンジニアブーツは大人気の定番アイテムでした。当時の渋谷には、レッドウィングをはく若者が大勢いたと言われています。また、レッドウィングの人気は現在でも衰えていません。今でもお洒落れなミュージシャンや芸能人が好んではいています。

そんなお洒落なエンジニアブーツをいち早くはき始めたチーマーは、お洒落のセンサーがとても敏感だったのでしょう。

革ジャン

Guy Man Back - Free photo on Pixabay (467754)

チーマーは革ジャンも着用していました。この革ジャンは、チーマーの代表的なアイテムです。革ジャンはギャングや暴走族が着用していました。黒色の革ジャンは大人っぽさを表現するため、チーマーやヤンキーなどの若い不良には憧れのアイテムだったようです。

革ジャンの中でも、「VANSON(ヴァンソン)」という人気の高い革ジャンが存在しました。当時のアメリカのロックバンド「ガンズアンドローゼス」が着用していた事で、チーマー達の間で爆発的な人気になりました。このVANSONは現在でも10万は軽く超える価値があります。

当時VANSONを着ていたチーマーは、やはり悪事を行っていた可能性が高いでしょう。

自分のチームのアウター

Blur Hanger Clothing - Free photo on Pixabay (467766)

チーマーは、自分のチームのアウターを着用している事が多いです。自分がどこのチームに所属しているのかを一目で分かるようにしたいので、チームジャンパーを着用している姿が多く目撃されていました。主に、ヴィンデージ物の革ジャンを着用する事を好んでいたようです。

他にもチームジャンパーとして、スカジャンやスタジャンを好んで着用する人達もいました。やはり、チーマーはファッションへのこだわりが強かったようです。そのため、チームのアウターをお洒落にする事に力を入れていたのでしょう。

リーバイス

Jeans Clothing Texture - Free photo on Pixabay (467776)

チーマーの忘れてはならない重大ファッションアイテムは、リーバイスのジーンズです。リーバイスジーンズの中でも特にヴィンテージものである「501xx」、「66ビッグE」が手の届かない憧れの存在でした。値段が数万円〜10万円を超えるので中々手に入らなかったのです。そのため、多くのチーマーは普通の501シリーズをはいていました。

リーバイスジーンズは、チーマーだけではなく多くの芸能人が着用していました。そうして、全国的に人気が広まっていったのです。今現在でも、リーバイスのジーンズは幅広い人々に愛され続けています。

チーマーの現在

Tokyo Shibuya Junction - Free photo on Pixabay (467791)

チーマーの現在はどうなっているのでしょうか。チーマーは、1990年代後半から2000年代前半にかけてカラーギャングに代わっていきました。その後、2000年後半になるとカラーギャングも激減していったのです。しかし、2009年には約100人のチーマーが東京都内で確認されたようです。しかし、現在では渋谷ですらその姿を確認する事ができない状態です。

今現在では監視カメラの数が急増した事と、警察の警備が厳重になった事が影響しているのかもしれません。

チーマーだった芸能人

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晴れ晴れしくテレビやラジオなどで華やかに活躍する芸能人ですが、元々チーマーだった人が数多く存在します。その中でも、有名な5人の有名人を紹介していきます。元チーマーであった事が判明すると、納得がいくような男性芸能人ばかりです。それでは、確認してみましょう。

坂口憲二

Man Standing Looking - Free photo on Pixabay (466277)

ドラマ「医龍」で格好良い医師役を演じた俳優の「坂口憲二さん」は、元チーマーと噂されています。坂口憲二さんは爽やかなイメージを持っていますが、柔道の有段者であり格闘技ができるようです。ちなみに、坂口憲二さんの兄である坂口征夫さんはプロレスラーです。こちらも元チーマーでかなり強かったと噂されています。

兄弟揃ってチーマーだったという噂が飛び交っている状態です。もし本当だったとしたら、2人共腕っぷしが強そうなので、抗争などで活躍をしていたのではないでしょうか。

東幹久

Man Sun Glasses Jacket - Free photo on Pixabay (466278)

俳優の東幹久さんは、自分が元チーマーであった事を公表しています。東幹久さんは、伝説のチームである「宇田川警備隊」に入っていたと言われています。そんなチーマー時代に、渋谷でスカウトされたので芸能界入りしたようです。芸能人になって初めて出演した「so what」で見事に準主役に抜擢されました。

その後は順調にキャリアを積んでいきました。また、女優の高岡早紀さんと共演した「アパガード」という歯磨き粉のCMでは、爽やかな好青年役を演じ話題になりました。そんな東幹久さんは、数々の面白い逸話を残す伝説のチーマーだったと言われています。

ZEEBRA

Guy Man Tattoos - Free photo on Pixabay (466281)

ヒップホップMCのZEEBRA(ジブラ)さんも、元チーマーの芸能人です。当時のチーマーはアメリカのヒップホップの影響も受けていました。そのためかどうかは分かりませんが、チーマーを辞めた後のZEEBRAさんはそのままヒップホップの道に進んでいます。

現在でも、ZEEBRAさんは当時の名残を見せる事があります。チーマー時代の悪行を歌っている作品を世に出したり、ラジオやテレビでチーマーを語ったりしているのです。そんな時、当時チーマーだった自分に誇りを持っている様子を見せているようです。

真木蔵人

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