2019年8月27日 更新

発光病は実在する?病気の症状や似ている病気とは!

「君は月夜に光り輝く」という映画のヒロインがかかった不治の病・発光病。この病気は実在するのだろうか?と気になって調べた人も少なくないでしょう。発光病は本当に実在するのか?症状は?実在する珍しい病気なども合わせて紹介します。

先述したように発光病という病気は存在しません。あくまでもフィクションとして作られた病気です。

しかしこの世の中には私たちでは知り得ない病気がいくつもあるので、実は発光病も知らないだけで本当は実在しているのではないかと調べた人も多いようです。

ホタルやイカのように自身で発光する生き物もいるため、発光病は存在すると信じてしまった人もいるのも無理はありません。発光病の件ではありませんが、人間がわずかに発光しているという研究結果がでているのも事実です。

発光病という病気はある?

Night View Landscape Lighting - Free photo on Pixabay (578097)

珍しい病気はいくつもありますが、先述しているとおり発光病という病気は存在しません。しかし発光病という名前ではありませんが、ある理由によって体が発光してしまったり色が変わってしまったりする病気は存在するようです。

それは人間よりも他の生き物に多くみられます。

もしも人がキラキラ輝いているように見えてしまったら、目の病気の初期症状のひとつである光視症の可能性があります。網膜が光により刺激され稲妻を見ているかのように、輝いてみえることがあります。

人間は微かに発光している?!

Bulb Light - Free photo on Pixabay (578098)

とても興味深いのが、人は目では見えないくらいわずかに発光しているという研究結果が存在しているということです。人の目では絶対に見えない微かな光の正体は、体内にある細胞と言われています。

正常な細胞は光の吸収・蓄え・放出を繰り返し、1秒あたり10万回もの光を放っています。異常が見られると、この細胞の光りはとぎれとぎれになってしまうそうです。

このバイオフォンを調べることで肌へのダメージを知る研究や、オーラとバイオフォンは繋がりがあるという考えも生まれています。

エビには発光病に似た病気がある?

Shrimp Cherry Aquarium - Free photo on Pixabay (578100)

発光病という病気がフィクションであるにも関わらず、本当は実在しているのではないかという信憑性を高めたのは他の生き物には似たようなものが存在しているからです。淡水に生息しているエビは、自ら発光するものはいません。

しかし発光細菌に感染してしまったエビは、体が光ってしまうという病気になってしまうのです。光るエビは大正3年に諏訪湖にて発見され、ホタルエビと名付けられました。

発光細菌に感染し、ホタルエビとなると敗血症を起こしてしまい長くは生きられません。

夏に現れる夜光虫

Sunlight Forest Way - Free photo on Pixabay (578103)

ホタルエビと同様に自らが発光体となる生き物が、夜光虫です。夜光虫は夏になると、日本各地の海辺で見られる情景で季節の風物詩として楽しんでいる人も多いのではないでしょうか?

夜光虫も発光細菌に感染されたものかと思いきや、どうやか別なメカニズムにより発光しているようです。ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応と呼ばれ、発光物質などの化学反応を起こしたのち物理的な刺激を受けると発光します。

夜光虫の正体は、日中は赤潮と呼ばれているプランクトンです。

ウイルス感染で色が変わるダンゴムシ

Virus Microscope Infection - Free image on Pixabay (578107)

発光はしませんが、病気により体の色が変わってしまう生き物がいます。最近では「青いダンゴムシ」というフレーズが話題を集めました。通常であれば黒や茶色をしているダンゴムシが青くなってしまったのは、イリドウイルスに感染してしまったことが原因です。

ダンゴムシに入ったウイルスが体内で固まり、青く発色することで青く見えます。土の中で生活するのが一般的なダンゴムシですが、イリドウイルスに感染すると外に積極的に出るようになるそうです。

稀に白いダンゴムシが発見されますが、これはウイルスによるものではなく突然変異によるものと言われています。

「君は月夜に光り輝く」の原作

Reading Book Girl - Free photo on Pixabay (578108)

この映画の原作は佐野徹夜さんのデビュー作品「君は月夜に光り輝く」です。ライトノベルとして発売された小説が人気を集め、2016年には第23回電撃小説大賞を受賞し、KADOKAWAにて小説家デビューしました。

ライトノベルとして発行されたこの小説の表紙を手掛けたのは、人気クリエイターの一人であったloundrawということも注目を集めた理由のひとつ。2018年には発行部数30万部を突破、翌年2019年には映画化されました。

実在する珍しい病気

Doctor Medical Medicine - Free photo on Pixabay (578110)

発光病は実在しない病気でしたが、この世の中には信じがたい珍しい病気がいくつもあります。これから紹介する病気は、想像の範囲を超えてしまうため、理解するのは難しいところもあるかもしれません。

しかし私たちの知らないところで、原因不明だったり治療不明だったりする珍しい病気に悩まされている人はたくさんいます。わからないものに恐怖心を感じて排除するのではなく、寄り添い理解するという気持ちが大切ではないでしょうか。

超記憶症候群

Brain Cranium Head - Free vector graphic on Pixabay (578112)

世界には数十人しかいないと言われる超記憶症候群。この病気が初めて発見されたのは、2006年です。歴史も浅く、症例も少ないことから原因不明の病気と言われています。

脳の使い方の違いによるもの、脳内構造の変異によるものと言われているが特定はされていません。この病気は今までに起きたことのほとんどを記憶しているため、年月日を言うと曜日やその日の情景などをほど細かく思い出せると言います。

一見羨ましいと感じるかもしれませんが、辛いことや悲しいことなども忘れることができないため、その記憶に縛られたまま生きていかなければならない辛さがあります。

致死性家族性不眠症

Bear Computer Night - Free photo on Pixabay (578114)

眠れない、夜に幻覚を見るようになるなどの症状が現れるのが致死性家族性不眠症です。遺伝性によるものと言われていますが、家族内で感染する症例は多いものの必ず感染すると限ったことではないようです。

治療方法は確立しておらず、不眠・幻覚などを抑える薬を投与することで症状を和らげる方法が取られています。40~50歳で発症し、汗をかきやすくなる、脈が早くなるなどの初期症状が見られます。

発症してから1年ほどで衰弱して寝たきりに、2年後には命を落としてしまう人がほとんどという難病です。

先天性無痛無汗症

Black White Human Breast - Free photo on Pixabay (578116)

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪