2019年8月19日 更新

犯罪者予備軍の特徴とは?オタクに多い?ならないための方法とは

最近ニュースなどで犯罪者予備軍という言葉を耳にしますが、私達は彼らのことをどれだけ理解しているのでしょうか?例えば、罪を犯した人が偶然アニメ好きだっただけで、オタク=犯罪者と決めつけていませんか?今回は誤解されやすい人の特徴と実際の予備軍について解説します!

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『幼い子供を誘拐した犯人がアニメや漫画が好きだった。』『殺人事件の犯人がアニメオタクだった。』『アニメオタクには犯罪者やロリコンが多い。』テレビのニュースや雑誌、インターネットではまるでオタク=犯罪者予備軍のような報道が目立ちます。

ですが実際には、アニメオタクが犯罪者予備軍ではなく、犯罪者がアニメや漫画が好きだったという事実があるだけです。また不思議なことに、鉄道オタクや特撮オタク、模型オタクも同じオタクなのに、こういった人たちと犯罪者予備軍を結び付けて考える人はむしろ少ないのです。
例えば、幼い子供を誘拐した中年男性が逮捕されたとします。もしこの男性が鉄道オタクだったとしてもマスコミはそれを報道するようなことはしないでしょう。ですが、これがアニメオタクだった場合、アニメ=害悪というイメージを無意識のうちに植え付けようとしているような報道が目立つのです。

ネット上でも反対の意見続出

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ネット上でもオタク=犯罪者予備軍という風潮に反対の意見が続出しています。

・オタク=犯罪者予備軍の構造作るの本当やめて欲しい。
・日本という国では殺人ドラマは良いのに殺人漫画は許されない。
・マスコミは見てもいないのに、そのアニメが犯罪を誘発するような書き方をするけど、きちんと中身を見て理解して欲しい。

・たまたまその犯人がアニメ好きだったからと言って、関係ないアニメまで持ち出して、風評被害も良いところだ。
・犯罪者が悪いだけなのに、友達で話したりLIVEに行ったりして楽しんでるオタクをバカにするやつがおかしいと思う。

オタクと犯罪は関係ない

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幼い子供が被害に遭う事件が起きると、たいていその犯人の趣味や趣向が話題に昇り、漫画やアニメ好きだった点がクローズアップされると、あたかも犯罪の原因のように取りざたされることがありますが、実はオタクと犯罪の間に明確な因果関係は明らかにされていません。

しかも1960年第中頃に比べると、小学生以下の犯罪被害はそれから40年ほど経った2006年の時点で10分の1ほどに減っているのだそうです。アニメの愛好者が増えているにも関わらず、女児などに対する性犯罪は減っているのですね。

また、漫画家界の巨星と言われる小池一夫氏は「漫画・アニメが発達している日本は、他の国に比べて断然犯罪率が低いのに、犯罪と結び付けて表現の自由の規制を望む人達がどう説明するのか聞いてみたい。」と語っています。

犯罪者予備軍の特徴

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「犯罪者予備軍になる人ってどんな特徴があるの?」「犯罪者予備軍になることを避けるのにはどうしたら良いの?」「犯罪者予備軍とそうじゃない人を見分けるにはどうしたらいいの?」

犯罪者予備軍というと、何か特殊な人を指しているような感じがしますが、実は他人事ではないといったら貴方は驚かれるかもしれません。ですが実際に犯罪者予備軍と言われる人の特徴を見てみると、ストレス社会と言われる現代においては誰でも成りうる可能性があることにお気づきになるでしょう。

大きなストレスを抱えている

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毎日仕事が忙しく残業が続いたり、人間関係が上手く行かなかったり、自分の思うように物事が進まなかったりすると、人はストレスを感じやすいものです。そう考えると、ストレスを感じたことのない人間の方が少ないかもしれません。

もちろん、ストレスには物事を進めるために良い働きをするものもありますので、全てのストレスがマイナスに働くわけではないのですが、問題は自分では抱えきれないくらい大きなストレスを抱えてしまっている状態にあります。なぜなら、大きなストレスを抱えてしまうと、人はいつもの自分でいられなくなってしまうからです。

大きなストレスを抱えた状態の人は、ものすごくイライラしやすかったり、精神的に落ち込みやすくなって眠れなかったり、不安でたまらない状態になるなど、体と心に変化をきたします。こんな時きっと多くの人は、休むとか、買い物するとか、運動するなどの方法で解消できないの?と考えるかもしれません。
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でもそれだけでは、抱えきれないくらい大きなストレスを抱えてしまった人には足りないのだと言われています。『大きな事件を起こせば世の中に注目され、大きなストレスからも解放される。』そんな風に考えてしまう人も中にはいるのです。そうならないためにも、自分が感じていることにもっと敏感になり、自分を労わることが大切です。

金銭問題を抱えている

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犯罪者予備軍の特徴として、金銭問題を抱えているということもあるようです。現代社会に暮らしている私達人間にとっては、衣食住が必要ですが、それらを得るためにはお金が不可欠です。もちろん、お金に困らない生活を送れることが一番ですが、今の時代は働いても給料がなかなか上がらなかったり、十分な給料を貰えなかったり、今日を生きていくだけでも精一杯という人もいます。

それでもほとんどの人は真っ当に働いてお金を稼ごうと考えるのですが、会社が経営難で倒産してしまったり、人員削減のためにリストラされたり、仕事をしてもお金をもらえなかったら、切羽詰まってしまい詐欺や強盗などの犯罪に手を染めるしかないと思いこんでしまう人もいるのです。
お金の問題は自分一人では解決できないこともありますので、まずは信頼できる家族や友達などに相談してみると良いでしょう。もし相談する人が身近にいないのならば、生活に困っている人を支援してくれるNPO法人や市町村の窓口に相談するのも一つです。また普段の生活の中で自分の身の丈に合ったお金の使い方をするのも予防法の1つです。

非常識な部分がある

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類は友を呼ぶという言葉があるように、人間は自分と同じようなタイプの人間を引き寄せる傾向があります。そのため、その人の周りにいる人を見れば、人間の本質が見えると言われています。

例えば、夜中まで友達の家で大騒ぎして近所の住民に迷惑をかけたり、お酒を浴びるほど飲んで道行く人に暴力を振るったり、そういった非常識な部分がある人は、周りにも同じような人が集まってくるので、犯罪者になる確率がぐんと上がるのだそうです。

ネットワークビジネスにハマってる

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世の中には、ネットワークビジネスで真っ当に稼いでいる人もいますので、全ての人に当てはまるわけではありませんが、簡単に稼げるという言葉を信じて知らない間に犯罪の片棒を担がされてしまう人もいます。

そういった人は『これは本当に大丈夫なビジネスなのか?』『このビジネスを勧めているサイトの主を信じていいのか?』『犯罪ではないのか?』など自分の頭で考えることせず、相手の言葉を鵜呑みにしてしまう傾向があります。

ちゃんと将来を見越したうえでビジネスをするのではなく、目先の利益に目が眩んでネットワークビジネスにハマってしまう人は、手を出す前にきちんと調べて真っ当なビジネスなのか確認してからでも遅くはないでしょう。

SNS上で超攻撃的

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ネットでは相手の顔が見えないために、画面の向こうにどんな人がいるのか分かりません。また、現実の世界とネット上では人格を使い分けている人もいると言われています。あるネット利用者の意識調査では、なんとおよそ25%の人が、他人や企業に対する悪意のある投稿をしたことがあると回答しているのだそうです。

福岡県で講演を行っていたあるブロガーが、講演後に刺殺されるという事件がありましたが、犯人の男はネット上でのやり取りで腹が立ったから犯行に及んだと供述しているのだそうです。

こういった人は、過去に人に裏切られた経験などによって、相手の何気ない言葉一つ一つに敏感になってしまっているので、自分にとって気に障ることをした人をネットだけではなく、現実世界で傷つけてしまう可能性があるのです。

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