2019年3月13日 更新

電気椅子での死刑の仕組みは?「グリーンマイル」の失敗シーンも解説

映画「グリーンマイル」を知っていますか?電気椅子での死刑執行の方法や死刑を受ける被告人の心理描写が詳細に描かれている作品です。スポンジに水を含ませることなく行った死刑が衝撃を受けます。エジソンとの関係や電気椅子に流れる電圧や仕組みを紹介していきます。

Fire Wood Flame - Free photo on Pixabay (97962)

使い方は真鍮で造られた巨大な雄牛の胴体が空洞になっていて、その中に人が入る作りです。有罪になった人は閉じ込められ雄牛のお腹部分を火を焚かれあぶり殺されます。真鍮が黄金色になるまで火が焚かれます。

雄牛の頭は複雑な筒と栓からの作りになっていて犠牲者の叫び声が怒り狂った雄牛のうなり声に聞こえます。

長時間焼かれるため内部は450度ほどになり、体中の水分が奪われていき体は干からびた状態になります。

キールハウリング

Ship Shipwreck Adventure - Free image on Pixabay (93499)

海で行われる拷問で、海賊や海軍が主に好んで使用していました。海ではポピュラーな刑罰方法でした。

ロープで船につながれたまま海に落とされて引っ張られます。船の船体についているフジツボがギザギザしているため皮膚は剥ぎ取られてしまいます。



Great White Shark Jaws - Free photo on Pixabay (98062)

皮が剥ぎ取られ血が流れ出ることで海底にいるお腹をすかせたサメが寄ってきます。痛さとサメと両方を味わう残忍な方法です。

地上で言えば車にロープで引っ張られる後景をテレビで見ることがありますが、キールハウリングはその方法の海バージョンです。18世紀によく行われていました。

鉄の処女

Fiction Design Dream - Free photo on Pixabay (93578)

アイアンメイデンは日本で「鉄の処女」、「鉄の乙女」とも言われています。鉄の棺のような形になっていて内側に釘がところせましと仕込まれています。

不道徳な女性を懲らしめるための道具で鉄のマントともいわれています。聖母マリアをかたどったもので実際は木製のものが多く作られていました。犠牲者の悲鳴が外に漏れないようにも作られています。

大きさは高さ2メートル程の大きさです。木製のものは強度が必要なため肉厚な作りで、鉄製のものは木製に比べると比較的薄く作られています。
Heart Love Blood - Free image on Pixabay (98114)

使い方は囚人を中の空洞へいれ、扉をしっかり閉じます。扉が閉まると同時に内部の針が体中に刺さります。しかし中世の拷問器具として博物館に展示されていますが実際に中世の時代にこの拷問器具があったかは疑問を問いかける研究者もいます。

アイアンメイデンの原型は酔っ払いのマントとも言われえた「恥辱の樽」と呼ばれるものです。拷問具でなく懲罰具で「恥辱の刑」に使用するとげのない樽型の拘束具でした。「鉄の処女」が実在したかどうかは今となってはミステリーになっています。

皮剥ぎ

Torture Chamber Keller - Free photo on Pixabay (93571)

名前を聞いただけでも想像しやすく恐ろしい処刑方法の1つの「皮剥ぎ」です。20世紀近くまで世界各地で行われていた処刑の方法です。

人間の皮膚の薄い部分を刃物で切り裂いていき、すぐには致命傷にならないため受刑者は長時間の苦しみが続きます。

直接的な死因は激痛からくる外傷性ショック死か、感染症や敗血症といわれています。出血多量での死は許されませんでした。

現在でも死刑執行にはさまざまな問題がある

Capital Punishment Poison Syringe - Free image on Pixabay (93575)

死刑制度が廃止になった国もある中、日本を始め現在でも死刑制度が継続されている国もあります。世界的には死刑を廃止の方向に向かって、死刑全廃止になっている国は129カ国になっています。

「死刑」は命を絶つことで最も重い刑罰です。この死刑制度には賛否両論があり国が法律の名において命を奪っていいのかどうかの疑問があります。しかし被害者遺族にとっては死刑制度は悲痛な訴えの結果にもなります。

死刑制度の存在理由としてあげられるのは犯罪の抑止力です。しかし死刑制度に犯罪の抑止力効果は確認されてなく死刑を廃止した国が犯罪発生率が低下したという調査結果の報告がされています。

死刑制度については国民一人ひとりが考えていかなければならない問題でしょう。

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