2019年9月21日 更新

ジェヴォーダンの獣は都市伝説ではない!本当にあった事件と獣の正体

実際にフランスで起こった事件「ジェヴォーダンの獣」という事件についてご存知でしょうか?大勢の人々が謎の獣によって惨殺されたこの事件は未だに謎が多い事件のひとつです。今回は、そんなジェヴォーダンの獣の正体や事件について詳しくご紹介していきます。

ジェヴォーダンの獣は実際に起きた事件

Wolf Wild Animal World - Free photo on Pixabay (648929)

世界中で多くの事件が起こっていますが、その中でも不可思議なことが多くの謎が隠されていた事件として知られているのが、フランスで起きたジェヴォーダンの獣という事件です。

事件から250年以上が経っていますがその悲劇は今も人々の脳裏に底知れぬ恐怖として焼きついています。というのもジェヴォーダンの獣で失われた命は100人以上にも上るのです。

今回は、そんな多くの人の命を奪ったジェヴォーダンの獣の真相についてご紹介していきます。

ジェヴォーダンの獣とは?

Question Mark Survey - Free photo on Pixabay (648958)

そんな多くの人の命を奪った「ジェヴォーダンの獣」は伝説などではなく本当に起こった事件です。ジェヴォーダンの獣という名前の通り獣が関わっているのですが、その獣の姿が謎が多かったのです。

ここではジェヴォーダンの獣という悲惨な事件がいつどこで起こったのかや、ジェヴォーダンの獣の外見について詳しくご紹介していきます。

ジェヴォーダンの獣という事件について知りたい方は、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

18世紀のフランスに出現

Eiffel Tower Long Exposure Lights - Free photo on Pixabay (648965)

まず最初にご紹介するのはジェヴォーダンの獣が出現した場所です。ジェヴォーダンの獣は18世紀のフランス・ジェヴォーダン地方に出現しました。今から250年以上も前のことですが今でも知られている有名な事件です。

ジェヴォーダン地方は1000m級の山々に囲まれている自然豊かな町で、村人は酪業や林業で暮らしている町です。事件なども少なく平和な町でしたが、ジェヴォーダンの獣が表れてその平和な生活が一変したといわれています。

ジェヴォーダンの獣の外観

Dog Wolf Yelp - Free image on Pixabay (648992)

ジェヴォーダンの獣が出現して一番最初に注目されたのはその外見です。ジェヴォーダンの獣はオオカミかオオカミ男かなどといわれていましたが、2012年にカナダで捕獲された全長2mを超える巨大オオカミとも全く違う見た目をしていました。

その姿というのが、村人が見慣れたオオカミの姿とは全く異なる姿で、ジェヴォーダンの獣は「子牛ぐらいのおおきな身体」と「頭はオオカミよりも大きく、手足には鋭いかき爪」「背中には一筋の縞模様」があったといわれています。

オオカミとはかけ離れており、未知の獣であったことから、ジェヴォーダンの獣の正体は深まるばかりでした。

ジェヴォーダンの獣襲撃事件

Hiding Boy Girl - Free photo on Pixabay (649010)

そんなジェヴォーダンの獣の姿がオオカミではないと詳しく分かったのは、このジェヴォーダンの獣に襲われた一人の女性の目撃情報がきっかけでした。

いつどのようにジェヴォーダンの獣の姿を目撃したのか、その経緯についてここでは詳しくご紹介していきます。

ジェヴォーダンの獣についてもっと詳しく知りたい方や、ジェヴォーダンの獣の姿がどのように目撃されたのかについて知りたい方は、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

最初の目撃情報

Crosshair Target Visor - Free image on Pixabay (649016)

ジェヴォーダンの獣の最初の目撃情報が表れたのは1764年6月の事です。ジェヴォーダン地方に住むある牛飼いの女性がいつも通り放牧の番をしていました。

そのときでした。ある一頭の獣がその牛飼いの女性の目の前に突然現れて、女性を襲ったのです。女性は獣の鋭い爪で洋服を引き裂かれ、体中に傷を負いましたが一命はとりとめました。

その獣に襲われた女性の目撃情報が先ほどご紹介したジェヴォーダンの獣の特徴だったのです。

初めての犠牲者

Tea Lights Candles Light - Free photo on Pixabay (649018)

そんなジェヴォーダンの獣の最初の犠牲者となってしまったのはジェヴォーダン地方に住む一人の少女でした。最初にジェヴォーダンの獣を目撃した牛飼いの女性が襲われた場所から10kmほど離れた村で少女が行方不明になりました。

それは、牛飼いの女性が被害にあってからわずか数日後のことでした。行方不明になった少女は翌朝、死体で発見されました。

無残にもその内臓は食われていたといわれています。しかしこれは始まりにすぎなかったのです。

獣は人間の頭部を標的にしていた?!

Sad Depressed Depression - Free photo on Pixabay (649043)

ジェヴォーダンの獣で特徴的だったのはその姿だけではありませんでした。人間の襲い方も普通のオオカミなどの肉食動物とは違っていたのです。

というのも、普通なら捕食動物は足やのどを狙うと言われています。しかしジェヴォーダンの獣はそれらを無視して頭部を狙うことがほとんどだったのです。

頭部は砕かれるか食いちぎられており、言い伝えによると獣は牛を避ける傾向があり、そのため農場の家畜ではなく人間を標的にしていた可能性があると言われています。同じ草原に牛がいたというのに人間を襲ったのです。

獣の犠牲者数

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (649046)

ジェヴォーダンの獣の犠牲者の数ですが、確かな人数を調べるのは難しいため、確認された記録をもとにすると198回獣は確認され、死者は88人、負傷者は36人であると言われています。

他の情報では、この記録を上回る306回の目撃情報と死者は123人、負傷者は51人という情報もあります。獣が好んで狙っていたのは子供と女性で、農業で少人数で仕事をしていたので狙いやすかったのではないかと考えられています。

一方で男性は、草刈りなどを武器として使う事が可能であり、時々集団で作業していたことから狙われにくかったのではないかと言われています。
Mountains Panorama Forest - Free vector graphic on Pixabay (650071)

また、獣は同類の獣をもう一匹連れていたという報告や子連れだったという報告もありますが、近くに人間(獣の飼い主)がいたという報告はきろくされていません。また、野獣は陣地をこえた不思議な現れ方をしました。

それは10歳の少女を襲ったのち、同じ日に50キロも離れた場所で15歳の少年を襲いました。この神出鬼没な遅い方も人々に恐怖を植え付けました。

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