2019年9月5日 更新

見世物小屋で話題となった蛇女の現在は?蛇女はどこで見られる?

見世物小屋で一時期話題になった蛇女の小雪太夫という女性がいましたが、突如消えてしまいました。今は新しい蛇女が活躍していますが彼女はどこへ行ったのでしょう?ここでは蛇女の見世物や正体以外にも、お祭りの風物詩である見世物小屋について詳しくご紹介していきます。

そのため、確実に見世物小屋を見たいのであれば、東京都新宿の花園神社で行われる「酉の市」に行くことをおすすめします!

見世物小屋の見世物の歴史

よるべない on Instagram: “狂ったOLが人気でした #花園神社 #見世物小屋 #酉の市 #ゴキブリコンビナート #狂ったOL” (597377)

見世物小屋で見ることのできる見世物は、時代によってさまざまなバリエーションに富んでいます。過去どのような見世物が人々を楽しませてきたのでしょうか。

ここからはそんな見世物小屋で今はもうなくなってしまいましたが、普通とは違う体の特徴を生かした見世物のなかでも、これまで人々に親しまれてきた見世物の歴史を紐解いていきましょう!実は今ではなじみのない見世物も過去にはたくさんありました。

とりくご

Feet Ten Barefoot - Free photo on Pixabay (607020)

「とりくご」とはあまり今では聞きなれない言葉ですが、見世物小屋が日本中にたくさんあった当時、見世物小屋では、生まれつき病気で手のない男女のことを「缶児(とくりご)」と呼んでいました。

なぜ手のない人をとりくごと呼ぶようになったのかというと、身体の形状がとっくりに似ていたことから由来しているそうです。
Baby Feet Child - Free photo on Pixabay (607016)

そして、見世物小屋では、そんなとりくごのそばに太鼓や糸車が置かれて、手がないので弓がおわると足で太鼓を叩いたり、足だけで器用に糸をつむぐ芸を披露していたそうです。

大女房・一寸法師

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大女房は、別名大女ともいい、文字通り体の大きな女性のことを意味します。今の日本ではそこまで珍しくない高身長の女性ですが、昔の日本の女性はみんな低身長が当たり前で、大きな身長の女性はめったにいませんでした。

当時、見世物小屋に中国の江州出身の大女房がおり、身長は7尺2寸あったといわれ、当時の日本人は大いに驚いたといいます。
伊藤 知則 on Instagram: “道中の一枚。 #湖に鳥居 #湖の鳥居 #ポツンと鳥居 #湖 #琵大鳥居琶湖 #鳥居 #大鳥居 #⛩ #神社 #白髭神社 #白鬚神社 #白髭大明神 #白鬚大明神  #torii #lake #biwalake  #shrine #sirahigeshrine  #ぷらぷら…” (606767)

ただ身長が高い女性というだけではありますが、身長が高いことが昔は恥ずかしいことだったり、珍しいとされていた日本では、この女性は、白髭大明神の化身とも呼ばれていたそうです。
Hamada Momo on Instagram: “前の職場で作ったシリーズその①これは2年以上前かな?に作った『一寸法師』の壁面です。本がたっくさんある職場で働いてたので、童話の壁面色々作りました。なつかしい。また作りたいなぁ(*´-`) #一寸法師#壁面#童話#絵本#読み物” (597421)

一寸法師は、日本で古くから伝わるおとぎ話のなかの1つですが、その内容はタイトルの通り、一寸(だいたい大人の小指ほどの大きさ)しかない小さな男の子が大人になって、侍になると言い出したところから始まります。

両親は心配で止めますが、一寸法師は言うことを聞かずお椀の中に乗って、針の刀を持たせてやります。侍になるため京に向かう途中、一寸法師は多数の困難を乗り越えて無事姫を助け、敵を退治して、大きくなり姫と結婚するというハッピーエンドのお話です。
Oi-chan on Instagram: “リアル小さいおっさん #マメ山田 ちゃん 叙々苑弁当喰らうの巻。#dwarfism #midget #小人 #小人症#mameyamada” (606756)

この一寸法師が見世物小屋では見世物となり、子供の体に大人の顔をくっつけたすばしっこい男性が一寸法師として舞台で観客に芸を披露していました。

子供の体なのに大人の体をしている小人症のような当時体にそういった障害を持っていた人が、こういった見世物になっていた可能性が高いですが、普段見ることのない小さな男というのが珍しく、観客たちは大いに盛り上がったといいます。
書肆ゲンシシャ/幻視者の集い on Instagram: “福ノ神 #福ノ神 #熊本 #奇病 #奇形 #見世物 #見世物小屋 #フリークス #絵葉書 #kumamoto #strangedisease #deformed #show #freakshow #freaks #postcard #ゲンシシャ” (607038)

なかでも大女房と一寸法師のとりくごは、当時評判が高く毎日多くの人が鑑賞に訪れていました。大女房の方は「およめ」という名前でした。

身長は七尺二寸(2m16cm)もあり、一寸法師の方は頭大甫春という名前で身長は一尺二寸(37cm)でした。このコンビは二人一組で登場して、この大きな身長差は当時珍しく、とても人気でした。

三本足

Fantasy Surreal God - Free photo on Pixabay (597433)

この三本足は日本以外でも1966年にアメリカでフランクレンティーニという人が、脊椎と骨盤を軸として体がくっついており、彼は3本足と2つの性器がありました。

彼の場合はおしりの右側から3本目の足が出ており、その足の膝からさらに小さな4本目の足も出ていたといいます。日本でもこのように、生まれつき3本の足が生えている人がいて、そういった奇形児の人々が働ける受け皿として見世物小屋があったのかもしれません。

ふたなり

Woman Human Pair - Free photo on Pixabay (597435)

男女の性器を持つ病気のことをふたなり(二形または両性具有)といい、1人の体に男女両方の性器が備わっていることから、当時この珍しい病気になっていた人を見世物小屋では見世物として演目に加えられていたのです。

ふたなりとして生まれてくる子供は、2000人に1人と言われており、かなりの確率で実は生まれています。原因としては、生まれてくるときに母親の子宮の中で成長する際、男性ホルモンのバランスが崩れてしまったことでうまくバランスが取れなくなり、ふたなりになってしまうことがあるらしいです。
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性別がどちらにもならないこういった人々は、日本のみならず世界にも存在し、古くはギリシャ時代などにはふたなりの人がアート作品として彫刻になることもありました。

日本やインドの神様にも性別を持たないふたなりが多く存在し、日本神話に出てくる女神の天照大御神はふたなりだったとして書物にも描かれています。

花男

Wild Flowers Plant - Free photo on Pixabay (597430)

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