2019年7月19日 更新

口噛み酒は実在する?「君の名は。」で話題になった口噛み酒の作り方

太鼓の日本に実在していたと言われる口噛み酒。映画「君の名の。」の中の重要なシーンにも口噛み酒が使われていたのをきっかけに、再び注目をされました。この記事では口噛み酒の作り方から、その由来まで徹底的に深掘りしてお伝えします。

目次

トンスル

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トンスルとは韓国で造らていた、薬酒で原料や製法に人糞を使用されていました。
実際に飲んだことのある人のコメントでは、アルコール度数が高く、人糞の臭いはしなかったそうで、酸味があるが、実際に人糞が原料に使われていると知らないと、気づかないと伝えています。

ですが、1960年代にすでに廃止されており、現在では密造酒のトンスルが出回ってはいるが、韓国人でも知らない人がいるほど廃れているようです。

しかしトンスルには、骨折・打撲・腰痛に効果があるとされていて、日本においては外傷の治療に馬糞を用いたことがあるようで、しっかりと効能はあるのかもしれません。

口噛み酒を楽しむための注意点

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一度ぐらいは口噛み酒を飲んでみてもいいかなっと感じる人は、多いのではないでしょうか。
もしも実際に口噛み酒を飲むことになったときの、注意点や楽しみ方をお伝えします。

未成年の飲酒はNG

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口噛み酒のアルコール度数は、原料によりますが、甘酒と同じぐらいのアルコール度数で8%ほどだといわれいます。よって未成年の飲酒はNGです。

東京農業大学教授の小泉武夫さんが、口噛み酒を実験したところ?
10日間醗酵させた場合は、アルコール度数9パーセント、酸度は9.8ミリリットル、糖度5パーセントのお酒ができたようです。酸度は9.8とかなり酸味の強い酒ができたそうで、味は甘口の酒にヨーグルトを混ぜたような味であったと伝えています。

販売はしないこと

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アルコール分1%を超えるお酒を、酒造免許を持たない者が造ることは酒税法により禁止されています。
口噛み酒を販売することは禁止されていますが、販売目的ではなく、自分で飲むだけだったら大丈夫でしょう。

映画の中でとても話題になった口噛み酒は、興味を持つ人も多いです。もしも口噛み酒として販売されている、お酒があったら疑ってみましょう。

世の中にはたくさんの種類のお酒がありますが、中には密造酒もあることに警戒してください。

具合が悪くなったら飲むのを止める

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口噛み酒は、しっかりとした酒造りのプロが造ったものではありません。個人で酒造するため、もしも具合が悪くなったら飲むのを止めることが大事です。

自分自身で造った口噛み酒でも、その工程などを想像するだけで、吐き気を催しても仕方ありません、それがもし他人が造ったものとなると嫌悪感はさらに高まるかもしれません。

またもとからお酒を飲むと気持ちが悪くなるという方、それはもともとの体質が災いしている可能性が考えられます。

口噛み酒を造って飲んでみよう

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口噛み酒のことは、知れば知るほど興味が湧いてくるお酒ですね。太鼓の日本人がそれをどのよいうに嗜んでいたのか、想像するだけでロマンがあります。
日本最古のお酒の造り方、見方を変えればとても好奇心をそそります。

口噛み酒は造り方も簡単ですので、もし気になる方は一度試してみてはいかがでしょう。
もしかしたらお酒のことがもっと好きになる、きっかけになるかもしれません。

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