2019年5月26日 更新

闇サイト殺人事件の全貌!犯人神田・堀・川岸の現在と被害者について

皆さんは闇サイト殺人事件を覚えていますか? 闇サイト殺人事件は、神田、堀、川岸の3人の犯人がネットで出会い、強盗殺人をし、犯人の一人は死刑判決になった事件です。 今回は、闇サイト殺人事件の概要や詳細、被害者について詳しく解説をしていきます。

目次

2007年8月16日~8月20日

Friendship Nature Landscape - Free photo on Pixabay (313663)

川岸が、闇の職業安定所に書き込みをした翌日に神田と堀から返信がやってきました。
堀のハンドルネームは田中で、神田はそのままの名前を使っていたとされています

神田は川岸に「何か考えていることはありますか?」と犯行に興味を示している素振りをみせました。
実はこの時に、もう一人犯行に興味を示した男がいました。

そして川岸は数多くの書き込みから、神田、堀、そしてもう一人の男を選出したのです。

8月21日

Cafe Architecture Building - Free photo on Pixabay (313695)

闇の職業安定所で知り合った川岸以外の3人は、堀の家の近くのファミリーレストランで初めての顔合わせを8月21日にすることになります。

この時、3人に共通していたのはお金が欲しいということでした。
特に犯行に加担していない、もう一人の男性に関しては家賃が払えないので集まったと話しています。

話の途中までは、空き巣に入るという流れで会話が進んでいきます。
なぜこのような話になったのかというと、もう一人の男の知り合いに空き巣経験者がいるということからアドバイスをもらえば簡単に閉店後のお店に侵入できるということからだった。

その結果、パチンコ屋に行く途中のお客を狙った強盗をしようという風になり実際にお金を持っていそうな男性を尾行したりしていますが失敗に終わっています。

8月22日

People Walking City - Free photo on Pixabay (313729)

この日は最初に川岸と神田と堀が待ち合わせて会うことになっていました。
もう一人の男性は、アパートを追い出されそうになっているので、荷物を出すために途中からの合流となりました。

この時神田が「自分は強姦を何度もやっているから手馴れている。」と川岸に豪語して、出会い系サイトで出会った女の人からお金を巻き上げるという計画を実行しようとしましたが失敗に終わります。
Back View Beanie - Free photo on Pixabay (315266)

その後、もう一人の男が合流しますが、遅れてきたことに川岸は激怒します。
そして、「これから金持ちの家に強盗殺人をする。」ともう一人の男に告げると、もう一人の男は少しひるんでしまいます。

しかし、もう一人の男が自分がマイナスなことを言ってしまえば仲間外れにされることを恐れて、そのまま自分も実行できると話したそうです。

神田は、この時からもう一人の男を見下してみるようになりました。

8月23日

Wall Safe Digital Secure - Free photo on Pixabay (313795)

やはり1日たっても、もう一人の男は殺人を起こすことには反対だったといいます。
なので、強盗や空き巣などをしようという計画になりますが、どれも失敗に終わってしまうのです。

この日は、最初は川岸がいない状態で合流をします。
そんな中、万引きを何度かするのですが一本の包丁を万引きで手に入れています。

これが被害者の女性を脅す為に使われた、包丁です。
その後、神田が自分が前に働いていた事務所に金庫があることを思い出して、強盗を計画するのです。
Cashbox Money Currency Cash - Free photo on Pixabay (313843)

その実行犯となったのが、もう一人の男です。
その男だけが事務所に窓ガラスを割って入りましたが、その隙に神田と堀は男を残して逃走をします。

結果、その様子に男はがっかりして自分は強盗未遂をしたと自首をするのです。
そのあと、神田と堀は川岸とファミリーレストランで合流して、改めて自己紹介をしました。

その時に神田だけが本名を名乗り、あとの2人はハンドルネームで呼び合うことになり、そのまま強盗殺人事件をすることになるのです。

そして、3人は実際にターゲットとなる女性を探し始めるのです。

闇サイト殺人事件の主犯格「神田司」について

Man Board Drawing - Free photo on Pixabay (313940)

闇サイト殺人事件の主犯格は、この神田司だとされています。
本来ならば、強盗だけで計画は済んだものの、殺人強盗をしようと言い出したのもこの神田ですし、自分に従わなければ仲間外れにするといったのも神田です。

力だけでねじ伏せる癖があった神田は、どんな自分だったのかを今回は解説していきます。

生い立ち

Baby Girl Cap - Free photo on Pixabay (313954)

神田司は群馬県で昭和46年3月9日に生まれました。
学生時代には、暴走族に入るなど素行がとても悪い少年時代を過ごしています。

高校卒業後も、進学するわけでもなく、定職に就くわけでもなく暴力団関係の仕事を手伝うようになっていくのです。

その癖からか、人を脅すことにとても慣れていたといいます。

前科

Taxes Tax Evasion Police - Free photo on Pixabay (314015)

神田司は、高校を卒業後から暴力団の仕事を手伝うようになったとお伝えしましたが、実はそれが詐欺の仕事だったのです。

偽装結婚などを繰り返したあとに、今度はオレオレ詐欺の主犯格として周りを指導したりする立場につくのです。

そして、それが警察にばれて、詐欺容疑で逮捕され1500万円の罰金を払うことになります。
これが、お金が欲しいと話していた原因なのです。

判決結果と現在

Gavel Auction Law - Free photo on Pixabay (314037)

神田司は、闇サイト殺人事件の第一審が平成21年の3月に行われていますが、この時検察側の死刑求刑に対してそのまま死刑判決が下されています。

そして、その1か月後に神田司は控訴を希望しますが、そのあとすぐに控訴を取り消しています。
現在ですが、神田司はこの世にはいません。

共犯者「川岸健治」について

Man Sitting Back - Free photo on Pixabay (314070)

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