2019年10月5日 更新

物部天獄とは?リョウメンスクナの都市伝説や東日本大震災との関係も

真言立川流以上の邪教を作り、リョウメンスクナという呪仏を作り出したという物部天獄は果たして実在した人物だったのでしょうか?この記事では物部天獄やリョウメンスクナを紹介していき、邪教とされる天魁教や、東日本大震災との関係についても検証していきます。

このリョウメンスクナについては様々な考察がされており、有名なものでは、スクナというのは大昔に日本に来た外国人、スクナ族ではないかという説があります。

これによると、スクナ族というのはインドから来た製鉄を生業とする人々のことで、鏡のように黒光りする船、ラマ(羅魔)船で日本にやってきて製鉄の文化を伝えたと考えられています。

また、スクナ族がやってきたのは出雲の地であり、スクナ族による文化伝承が日本の文化形成に大きな役割をもたらしたことから、国造り神話のモデルになったともされています。

高山市に伝わる話

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高山市丹生川町下保にある高野山真言宗の寺院・千光寺の興りを記した『千光寺記』には、仁徳天皇の時代、飛騨国に宿儺という者が岩窟中より出現。その姿は身のたけ十八丈(約54メートル)もあり、頭には二つの顔、四肘両脚を持つ救世観音の化身であり、千光寺を開いた、とあります。

また、丹生川町日面の善久寺の創建も両面宿儺大士として木像を安置。位山の鬼「七儺」を、天皇の命を受けた両面宿儺が討ったなど、数々の伝承があります。

下呂市金山町に伝わる話

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下呂市金山町に伝わる伝承によれば、武振熊命が討伐にやって来ることを知った飛騨豪族の両面宿儺は、八賀郷日面出羽ヶ平を出て、金山の鎮守山に37日間留まり、その後津保の高沢山に進んで立てこもったが、武振熊命に敗れて討ち死にしたといいます。

これについては別の伝承があり、出羽ヶ平から金山の小山に飛来した両面宿儺は37日間陀羅尼という仏教における呪文を唱え続け、国家安全・五穀豊穣を祈願して高沢山へ去って行き、それ故にこの山を鎮守山と呼ぶようになり、村人が観音堂を建てて祀るようになったという言い伝えもあります。

関市下之保に伝わる話

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大日山日龍峰寺に伝わる伝承では、飛騨国にいた両面四臂の異人が、高沢山の毒龍を討伐し、その後、奈良時代の僧侶・行基が伽藍を創建して千手観音像を安置したとされています。現在もこの地に生い茂る千本桧は、この異人が地に挿した杖が生い茂ったものだといいます。

また、この異人は、飛騨より高沢山に移ってのち、霊夢の告により観音の分身になったとも言われ、さらに『美濃国観音巡礼記』によれば、日龍峰寺の開基を「両面四手上人」として伝えています。

リョウメンスクナの都市伝説

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物部天獄のことも、リョウメンスクナのことも、すべては「2ちゃんねる」で書き込まれた都市伝説の中にその存在が描かれています。

この話は書き手の男性自身と思われる「俺」が見聞きしたことについて語っていくという形式で話が進んでいき、その中で「俺」は物部天獄という人物や、リョウメンスクナとはいったい何なのか?ということを知っていきます。

ここでは、全ての始まりとも言える、「リョウメンスクナ」の都市伝説について、その話をまとめていきましょう。

古い寺を壊すときに木箱を見つける

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この話は建設関係の仕事をやっている主人公が、岩手県にある、とある古いお寺を解体する仕事をしたことから始まります。お寺の解体作業を進めていると、同僚が2メートルほどの黒ずんだ長い木箱を発見。同僚曰く、木箱は本堂の奥の密閉された部屋から出てきたのだといいます。

木箱はかなり古い物のようで、所々木が腐っており、表に貼ってあった白い紙も劣化してボロボロという状態でした。その紙には古い文体で何かが書いてあり、かろうじて読み取ることができた部分には、「大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ???ニ封ズ」と書いてありました。

住職から開封厳禁と言われるが開けてしまう

Unauthorised Denied Ban - Free vector graphic on Pixabay (686164)

木箱の蓋には釘が打たれていて勝手に開けるわけにもいかず、この寺の元住職だったという人に確認をとってから、どう処分するかを決めるということになりました。

翌日、業者の人が元住職に確認をとったところ「自分が引き取るから絶対に開けるな!!」と、ものすごい剣幕で言われたといいます。

このことを現場の人たちに周知してもらおうと思い、現場監督に伝えたところ、なんと既に中国人留学生のバイト作業員2人が面白半分で開けてしまったとのことでした。

中身はミイラらしきもの

Skull Bones Skeleton - Free photo on Pixabay (685948)

主人公が現場に着くと、プレハブの前には人だかりができていて、例の中国人2人はプレハブの前に放心状態で座り込んでいました。どうやら木箱を開けてからこのようになってしまったようです。2人は主人公がいくら問いかけても反応がありません。

2人が開けてしまった木箱の中に入っていたのは人間のミイラらしきものでしたが、その姿は普通の人間のミイラとは違い、頭が2つ、腕は左右に2本ずつ生えているという異形のものでした。

住職が取り乱す

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放心状態でどうにもならない様子の中国人2人は病院に送ることとなり、警察への連絡をどうしようかと相談していたところ、元住職だという老人が息子さんの運転する車でやってきました。

元住職は開口一番、「開けたんか!!開けたんかこの馬鹿たれどもが!!」と、凄い剣幕で怒鳴ってきます。元住職は息子さんに対しても、「お前、リョウメンスクナ様をあの時、京都の寺に絶対送ると言っていただろうが!!送らんかったんか!!」と怒鳴っていました。

開けた中国人留学生が謎の死

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さんざん怒鳴り散らした元住職は、その後お祓いのようなことをして、木箱を車に積み込み、別れ際に「あんたら可哀そうだけど長生きできないよ」と言い残して去って行きました。

住職の言葉通り、その後、病院に運ばれた中国人2人のうち1人は原因不明の心筋梗塞で死亡し、もう1人は精神病院に移送されることとなりました。さらに被害はこの2人のみに留まらず、お寺の解体作業にあたっていた作業員3人が謎の高熱で寝込み、主人公も釘を踏み抜いて5針縫うほどの大けがを負ってしまいます。

住職の息子と連絡を取ることに成功

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