2021年5月18日 更新

ゴジアオイは自然発火する?ゴジアオイが発火する原因や花言葉を紹介

ゴジアオイという花を知っているでしょうか。見た目は可憐な花ですが、怖い花言葉を持っていたり自然発火して火事の原因になるなど、見た目だけではわからない特徴を持っている花です。この記事では、ゴジアオイの別名や花言葉など、ゴジアオイについて詳しく解説していきます。

見た目は可愛いのに火事の原因になるゴジアオイ!

Cistus Pink - Free photo on Pixabay (604701)

ゴジアオイという花は日本ではあまり知られていない花なので、名前を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。しかし、とても可憐な花で一目見ただけで惚れこんで「自宅の庭で育てたい!」と考える人がいてもおかしくないほど可憐な花です。

ですが、なぜゴジアオイは日本ではあまり見かけないのでしょうか。また、火災の原因になると言われる理由はなぜなのでしょうか。この記事ではゴジアオイの花言葉や性質、日本で見かけない理由について紹介していきます。

ゴジアオイとは?

Flower Cistus Rockrose - Free photo on Pixabay (604880)

ゴジアオイは日本では決して有名な花ではありません。そこで、ここではゴジアオイの名前の由来や別名、花言葉について紹介していきます。

ゴジアオイの名前の由来・別名

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ゴジアオイという名前の響きは独特で、耳慣れないと感じる人も多いでしょう。実はゴジアオイという名前はゴジアオイの性質に由来して名付けられた名前です。ゴジアオイはタチアオイなど葵の一種ですが、一日しか咲くことができません。正午である昼頃に咲き、夜が明ける前に萎れてしまうことから「午時(ゴジ)」の葵としてゴジアオイという名前がつけられました。

別名としては「シスタス」や「キスタス」という名前があります。ただしこれは学名である「Cistus」を元に付けられた別名ですので、この別名自体に特別な意味や由来は存在していません。

花言葉

Creepy Dark Eerie - Free photo on Pixabay (604881)

花言葉に関しては一つの花が複数の花言葉を持っているなど、国や地域によって大きな差があります。しかし、ゴジアオイはゴジアオイ自体が有名な花ではないので花言葉は一つしか存在していません。

ゴジアオイの花言葉は「私は明日死ぬだろう」という怖い意味を持つ花言葉です。これは、昼頃に咲いて次の日になる前に萎れてしまうゴジアオイの性質から生まれた花言葉だと言われています。綺麗な花ですが、知らずにお見舞いなどに持って行くと良い印象を与えないので注意が必要です。

火事を引き起こす!?ゴジアオイの驚きの性質とは?

White Cistus Flower - Free photo on Pixabay (604882)

ゴジアオイの花言葉も衝撃的ですが、ゴジアオイ自体も驚きの性質を持っている花です。ここでは、ゴジアオイの驚くべき性質について3つ紹介していきます。

油を生成し30度以上で自然発火

Flame Fire Match - Free image on Pixabay (604883)

ゴジアオイは茎から揮発性の油を生成する植物です。揮発性というのは気体になりやすい性質を持っている液体のことで、ゴジアオイの茎から分泌される油は液体として流れ出るのではなく空気中に漂って存在しています。

また、このゴジアオイから分泌された油は30度~50度の気温で自然発火する性質を持っています。そのため、暑い夏の日などは周りに誰もいない場所であってもゴジアオイが自然に発火して火事の原因になってしまう可能性が高いと言えるでしょう。

発火して他の植物を焼く

Fire Flame Barbecue - Free photo on Pixabay (604884)

ゴジアオイが発火すると、空気中に漂っている油の影響もあり火事は広範囲に広がります。当然ながら、ゴジアオイ自身も焼けてしまいますが、周りの植物のことも巻き添えにして大規模な火災になってしまうでしょう。

そこに生えているゴジアオイの本数が多ければ多いほど、発火の勢いは強く火事の範囲も広がってしまいます。また、単なる発火ではなく油が原因となっている発火ですので消火活動もなかなか進まずに被害が広がってしまうことが多いようです。

種は耐火性

Candles Heart Flame - Free photo on Pixabay (604886)

気温によって自然発火する性質を持っているゴジアオイは、そのままでは自分自身で自らの種を絶やしてしまう危険性があります。しかしながら、ゴジアオイ自身は燃えてしまいますがゴジアオイの種は耐火の性質を持っています。

そのため、焼け野原となった場所からゴジアオイの種が再び発芽して花を咲かせることが可能です。周りの植物を焼いてしまっているので、ゴジアオイの生息地域はどんどん広がっていきます。他の植物がまた育ってきた場合も、ゴジアオイ自身が自然発火して自分と一緒にその植物を焼いてしまうこともあると言われています。

自由に燃えるという噂はデマ

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珍しい特徴を持つゴジアオイですので、その特徴を誇張したデマが広がることもあります。たとえば「肌寒い日に歩いていたら、ゴジアオイが急に燃え出したので、命からがら逃げだした」などは有名なデマでしょう。

ゴジアオイが自然発火する性質を持つ油を生成するのは、気温30度~50度の環境のみです。そのため「肌寒い」と感じるような日には、ゴジアオイが燃えることはありません。さらに、ゴジアオイ自体ではなく、ゴジアオイが生成した油が燃える点にも注目すれば、この話がデマであることはすぐに分かります。

ゴジアオイ以外に植物が自然発火した事例は?

Fire Flames Bonfire - Free photo on Pixabay (604887)

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