2021年5月18日 更新

ゴジアオイは自然発火する?ゴジアオイが発火する原因や花言葉を紹介

ゴジアオイという花を知っているでしょうか。見た目は可憐な花ですが、怖い花言葉を持っていたり自然発火して火事の原因になるなど、見た目だけではわからない特徴を持っている花です。この記事では、ゴジアオイの別名や花言葉など、ゴジアオイについて詳しく解説していきます。

自然発火を起こしてしまう怖い植物はゴジアオイだけではありません。ゴジアオイ以外にも自然発火を起こす植物の事例は広く知られています。ここでは、その中から2つの例を紹介していきます。

ユーカリ

Koala Mammals Wildlife - Free photo on Pixabay (604889)

コアラが食べることでも知られているユーカリはオーストラリアに多く分布している植物です。コアラとのイメージも強くファンシーなイメージを抱かれがちなユーカリですが、このユーカリもゴジアオイと同じように自然発火する性質を持っている植物です。

ユーカリにはテルペンという精油に含まれる成分が多く含まれています。このテルペンはゴジアオイの油のように気温で自然に発火することはありませんが、なんらかの原因で引火した場合は山火事を引き起こす可能性が非常に高い物質です。

特にテルペンは気温が高いと放出量が上がり濃度も高くなるので、夏の時期にオーストラリアで山火事が起こった場合はユーカリが原因である可能性もあるかもしれません。

ヤコブボロギク

Ireland Sheep Lambs - Free photo on Pixabay (604892)

ヤコブボロギクもゴジアオイのように日本ではあまり有名な植物ではありません。ヤコブボロギクによる発火は1930年代のニュージーランドで多く報告されていますが、実はヤコブボロギク自体はゴジアオイやユーカリのように発火性・引火性のある物質を分泌する植物ではありません。

ヤコブボロギクは繁殖力がとても強く、当時のニュージーランドの牧草などを駆逐する勢いで成長したため除草剤が使われました。ただし、その除草剤は塩素酸ナトリウムという衝撃によって発火しやすい物質が含まれていたため、頻繁に火災を起こす原因になってしまいました。

原因が解明された後はヤコブボロギクが原因ではないことは広く知られていますが、ヤコブボロギクが多い場所で除草剤を使う際に発火が相次いだため、一部ではヤコブボロギク自体に発火性があると勘違いされていることもあります。

ゴジアオイは日本でも栽培・販売できる?

Celsius Centigrade Gauge - Free photo on Pixabay (604893)

ゴジアオイは危険な性質を持っている花ですが、とても可憐な見た目をしているためどうしても自宅の庭で栽培したいと考える人もいるでしょう。では、ゴジアオイ自体を日本で栽培することは可能なのでしょうか。

実はゴジアオイは発火性以外にも高温多湿に弱いという性質を持っているため、そもそも日本での栽培にはあまり向いていません。また30度以上になる地域がほとんどですので、火事を防ぐためにも日本の園芸店でゴジアオイの種を購入することはできないでしょう。

それでもどうしてもゴジアオイを栽培してみたいという人は、海外の園芸店から種を個人輸入する必要があります。また、当然ながら火事にならないように気温が29度以下の部屋の中で育てるなど、安全に配慮する必要があるでしょう。

ゴジアオイ以外にも怖い花言葉を持つ花

Roses Rose Flower Flowers - Free photo on Pixabay (604894)

「私は明日死ぬだろう」というゴジアオイの花言葉は、可憐な見た目とのギャップもありとても怖い印象を与える花言葉です。しかしながら、怖い花言葉を持っているのはゴジアオイだけではありません。最後にゴジアオイ以外に怖い花言葉を持っている花を4つ紹介していきます。花束を人に贈りたい場合には、花言葉を考えて避けるようにしましょう。

リンドウ

Gentian Blue Alpine - Free photo on Pixabay (604896)

青紫色で群生せずに咲くことが多いリンドウは、儚げな印象が強く特に女性に人気の高い花です。しかし、そんなリンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたが好き」という相手の不幸を呪うような花言葉が有名ですので注意しましょう。

花言葉の由来としては1本ずつ孤独に咲いているリンドウの性質が元になっていると言われています。確かに1本でも凛とした花を咲かせるリンドウは魅力的ですが、周りの人にプレゼントする際には花言葉から誤解を招かないように注意した方が良いでしょう。

オシロイバナ

Girl Child Innocent - Free photo on Pixabay (604902)

オシロイバナは道端にも咲いている花ですので、誰もが名前を知らなくても見かけたことはある花ではないでしょうか。よく知られている花言葉は「内気」や「臆病」であって、それほど怖い意味ではないと思う人も多いかもしれません。

ただし、もう一つの花言葉として「恋を疑う」という花言葉を持っています。これは、一つの花からピンクや白など色々な花を咲かせるオシロイバナは、心変わりの多いように見えるために付けられた花言葉です。

この花言葉を知らずに恋人にプレゼントすると、相手の気持ちを疑っているように思われてトラブルを招く恐れもあります。オシロイバナが好きな人ほど花言葉を知っているので、他意はないことを説明しながら贈るようにしましょう。

アネモネ

Anemone Red - Free photo on Pixabay (604899)

アネモネは色によって花言葉が違うことでよく知られている花です。たとえば赤いアネモネは「君を愛す」、白いアネモネは「真実・希望」、紫と青のアネモネは「あなたを信じて待つ」という花言葉です。

これらの色別の花言葉を見ていると怖い花言葉はないように思われますが、アネモネ全般の花言葉には「見捨てられた・薄れゆく希望・嫉妬のための犠牲を生む」などの意味が隠されています。ギリシャ神話が由来となっている伝統的な花言葉ですので、色別の花言葉よりもこちらの全般的な花言葉の方が有名であることに注意しましょう。

クロユリ

Plantain Lily Hosta White Flower - Free photo on Pixabay (604901)

クロユリの花言葉は両極端で「恋・愛」という良いイメージの花言葉の他に「呪い・復讐」という意味の花言葉も持っています。見た目が黒くて怖いイメージのある花ですので、クロユリをプレゼントに選ぶのは少しリスクが高いかもしれません。

怖い花言葉が生まれた理由としては「恋をしていたが裏切られて復讐を考えた」など、色々な場面でよく見るような逸話が元になっています。いずれにせよ、失恋した相手にクロユリを贈るとさらに嫌われてしまう可能性が高いので注意した方が良いでしょう。

ゴジアオイは人に渡せない花なので注意

Stop Shield Traffic Sign Road - Free photo on Pixabay (604903)

可憐な見た目なので、プレゼントにしたいと考える人も多いゴジアオイですが「私は明日死ぬだろう」などの花言葉から、誰かに贈るのは不向きとされている花です。また、花言葉を気にしないという人でも自然発火のリスクがあるので、仮に自宅で安全に栽培している場合でも、周りの人に不用意にプレゼントしないように注意しましょう。

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