2019年7月24日 更新

藁人形論法(ストローマン)の意味とは?藁人形論法の例や対策も!

みなさんは藁人形論法という言葉を知っていますか? 藁人形論法とは話のすり替えや揚げ足を取る手法、あるいは本題から外れた架空の反論を指します。今回こちらの記事では、藁人形論法の例や対策についてまとめてみましたので、興味のある方は参考にしてみてはいかがでしょうか?

自分が中心にいないと気が済まない人はたくさんいるとは思いますが、それも藁人形論法を使う人の特徴のひとつになります。その理由は、自分が話題の中心にないことから生まれた嫉妬心が関係しています。

また自分が中心になって目立ちたいという人は、他の人の話に無関心であることが多く、自分が話題に乗れないとなると弱みを見つけて攻撃するなど、相手の話題をせき止めて自分の主張に目線を向けさせようとします。

話題の中心にいたがる人は、周りから可愛がられたいという気持ちが強いので強行手段をとることも多く、自分の思い通りにならないとすぐに反抗的になることも相まって、周囲の悩みの種になっていることが多くにあります。

上から目線

 (504099)

藁人形論法を使う人は、上から目線な特徴があります。これには、周囲から認められたいという承認欲が満たされていないことが理由にあります。

上から目線の人は、褒められるといった経験が少ない傾向にあります。そのため周りから認めて欲しいと思っても、どうすれば認めてもらえるかが分からず満たすことが出来ません。

つまり、上から目線の人は「自分を認めろ!」という欲求があるから藁人形論法を使ってしまうのです。他人より自分が優れていると感じやすい人は、少し自分を見つめなおしてみるのが本当の自分に出会える近道なのかもしれませんね。

話の軸を理解できていない

 (504202)

藁人形論法を使う人には、話の軸を理解できていないという特徴があります。これには、日々考える習慣を持っていなかったり、相手の意見を尊重する意思がないという理由が関係しています。

話の軸を理解できていない人は、自分にとって都合のいいことしか考えない傾向が強く、論題から逸脱しても意に介さない性質があります。そのため、藁人形論法を用いて話の腰を折るということも厭わないと言えます。

つまり藁人形論法を使う人は、話題に対して冷静に考える力がない人だからこういった手法を使うのです。つまりこの場合の反論とは、話の内容云々というより「単に気に入らないから」といった、浅い思考から導き出されたものと言えます。

相手の話を聞いていない

 (504180)

藁人形論法を使う人には、相手の話を聞いていないという特徴があります。これには、人の意見や気持ちに素直に共感できない感情が強く関係しています。

相手の話を聞いていない人は、他人に対して興味がなく開かれている話し合いに対してもさほど興味を示していません。そのため、「これが正解でしょ?」と藁人形論法を用いた行動に出ます。

つまり藁人形論法を使う人は、他人に対して興味がない、あるいは話し合うつもりがないから藁人形論法を用いて割って入ってくるのです。つまり、会話をするために来たというより通りすがったから立ち入っただけなのです。

口が達者

 (504197)

藁人形論法を使う人は、口が達者という特徴があります。口が達者な人はプライドが高く、聞いてもいないことを話してしまうといったように、相手のことを考えずに自分の思っていることを吐き出してしまう傾向にあります。

プライドが高い人は、自尊心が高く人のことを見下しやすい傾向にあり、他者の発言に関しても同様の思考を巡らせていることが多いです。そのため、藁人形論法を用いて最もらしい正論を突きつけるのですね。

つまり、藁人形論法を使う人は自分が優れているというアピールのために藁人形論法を用いているということなのですね。「自分の意見は正しい」と自分のプライドを守るために反論しているとも言えます。

藁人形論法を使う人の心理

 (504126)

こちらの項目では「相手を論破したい」といったように、藁人形論法を使う人の心理についてまとめています。

藁人形論法を使う人の心理を知ることで、こちらの主張に対しての反論する意味を捉えられるようになります。つまり、相手の性質を察知することで適切な対処が可能になるということです。

相手の心を読んで歩調を合わせることは、問題を解決するための重要な鍵となります。それでは、藁人形論法を使う人の心理について見ていきましょう。

相手を論破したい

 (504122)

藁人形論法を使う人は、相手を論破したいという心理が働いています。こういう心理になるのは、自分が優位に立ちたいという思惑があるからでしょう。

相手を論破したい人は、自分や組織に利益をもたらしたいと思うことから、相手よりも有利な立場になって思い通りにしようとします。つまり、優位性を主張するために藁人形論法を使うのですね。

しかし、必要のないところでも相手の話の弱い部分を見つけようとする場合もあるため、物事の限度を理解する必要があります。あまりにも勝ちに拘るような人であれば、接し方に気を付けたほうがいいと言えるでしょう。

認められたい

 (504192)

なぜ、藁人形論法を使う人は認められたいという感情が強いのか? それは自分に価値がないと思いたくない心理が働いているのが理由になります。

こういった人の目的は主題について議論するのではなく、自分の掲げた自論を周囲に理解してもらって評価されたい承認欲求を満たしたいところにあります。

自分の論じた主張を認めさせることが目的なので、自分の意に介さない発言はすべて除外しているという傾向にあります。好きなものばかりを取り入れようとするタイプは、注意して付き合ったほうがいいと言えるでしょう。

プライドが高い

 (504107)

なぜ、藁人形論法を使う人はプライドが高いのか? プライドが高い人は、自分が醜いと思いたくないためか自分が失敗したりすることを認めない傾向にあります。

また自分の得意とするものが相手より劣っていると感じると、自分の優位性を主張しようとします。このことを顧みると、藁人形論法を使う人としてあがるのも頷けます。

しかし、これを一方的に悪いものとして受け取るのも間違いである可能性が高いと言えます。それは罪悪感を感じた素直じゃない態度なだけであって、本当は悪いことを認識しているということにも繋がるからです。

反射的に反論してしまう

 (504110)

藁人形論法を使う人は、相手が自分の思い通りにならないから反抗するといったように反射的に反論してしまう心理が働いています。

反射的に反論してしまうのは自制心が弱いからですが、直せと言われて直る問題でもありません。しかし、だからといって自分の好きなように振る舞ってもいいということにはなりません。

つまり、自分を制御できない反射的に反論してしまうような人は藁人形論法といった方法で相手の言うことを捻じ曲げるという習性に染まってしまう可能性が高いことを意味しています。

藁人形論法への対策

 (504139)

2 / 4

関連する記事 こんな記事も人気です♪