2019年7月10日 更新

獄中結婚はなぜできる?獄中結婚の流れや獄中結婚をする心理とは

獄中結婚をする心理や理由は普通の人には理解しがたいものですが、する側にはメリットがあります。実際に獄中結婚をした木嶋佳苗や宅間守、永山則夫、加藤登紀子についてご紹介します。また、獄中結婚を取り上げた映画である葛城事件について見ていきましょう。

目次

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プリズン・グルーピーとは犯罪者しか愛することのできない女性のことです。プリズン・グルーピーで有名なのはヴェロニカ・コンプトンという人物です。

ヴェロニカは殺人事件に興味を抱いており、当時新聞紙面を賑わせていたケネス・ビアンキの大ファンとなります。ファンレターを送り面会を果たした2人は恋に落ちてビアンキが出所したら共に殺人旅行へ出かけようと約束をしました。

ビアンキを刑務所から出すためにヴェロニカは犯人が別にいると思わせることを思いつき殺人事件を実行しようとします。しかし計画は失敗に終わり2人は破局することになりました。

逮捕以前からの知り合い

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木嶋佳苗の2番目の夫は逮捕以前からの知り合いでした。最初の夫と離婚が成立してからわずか100日後に再婚しています。しかしすぐに木嶋佳苗から離婚を申し出ました。

夫が離婚する気はないとの返事をしたことに対して、木嶋佳苗は怒りをブログで公表しています。ファッションセンスがないことや素直に別れてくれないことへの不満を綴っているのです。

その後離婚が成立して現在は3番目の夫と再婚していますが、3番目の夫についての不満もブログに書き綴るなど女王様感が満載です。

犯罪者・死刑囚と結婚する理由・心理

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犯罪者・死刑囚と結婚するのは本当に恋愛感情が芽生えている場合もあれば他の理由がある場合もあるでしょう。理由や心理について具体的に見ていきます。

カリスマ性に惹かれる

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カリスマ性に惹かれる部分があるのかもしれません。歴史に名を残すような事件を起こしている人は考え方が普通の人とは違うので、人によっては魅力的に感じることがあるのです。

殺人は未知の体験であり普通に生きていれば関わることはありません。しかし犯罪者や死刑囚と接触すれば事件を身近に感じることができます。

自分自身を特別な存在だと勘違いして結婚したくなるのでしょう。殺人を犯したからと言ってカリスマ性があるわけではありません。

接触を続けるため

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死刑反対団体やメディア関係者は犯罪者との接触を続けたいと考えています。死刑反対団体は犯罪者に寄り添いたいと感じるためで、メディア関係者は記事のために接触が必要になります。

恋愛感情がなくても接触を続けるために結婚を選ぶことは実際にあります。木嶋佳苗と結婚した3番目の夫自身は恋愛感情があると言っていますが世間では記事作りのためではないかと噂されています。

接触を続けるためとは言え、犯罪者や死刑囚と結婚をするのは普通の人には理解が難しいです。

短時間しか会うことができないため

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面会時間には限りがあり会う時間は限られています。死刑の場合はいつ執行されるかわからないのでなるべく残された時間を長く一緒に過ごせるように結婚するのでしょう。

面会できるのは基本的に親族と配偶者なので結婚した方が効率が良いと言えます。一か月間に面会できる人数や時間には決まりがあります。

面会では差し入れなども可能でわずかな時間ではありますが愛を育むことができるので、木嶋佳苗は3番目の夫にシルクの靴下を差し入れるようお願いしていました。

「相手を知りたい」という欲求の誤認

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なぜ犯罪を起こしたのか知りたいと考えているうちに「相手を知りたい」という恋心だと誤認してしまうことがあります。犯罪者が何を考えているのかは確かに興味深いものです。

しかし欲求の誤認が起きて恋愛感情を抱いてしまうと厄介です。本当に恋したわけではないのに脳が勘違いしてしまい結婚に至るからです。

特に犯罪者支援団体の人や死刑反対団体の人は犯罪者を救いたいという気持ちが大きいため、勘違いをしてしまう可能性があります。

金銭目的

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犯罪者や死刑囚の金銭目的である場合があります。死刑囚であれば二度と日常生活に戻ることはないので結婚をすればお金を相続できます。

お金のためであれば結婚をいとわない人も世の中にはいるのです。いつかは死刑が執行されることが分かっているため、死ぬまでの間だけ面会を行うことで資産を手に入れられるのであれば結婚しても後悔はないのでしょう。

死刑囚は最後に見守ってくれる人ができて嬉しいかもしれませんが、遺される方は死刑囚の配偶者であった事実を受けれながら生きていかなければなりません。

知名度目的

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金銭目的ではなく知名度目的のこともあります。犯罪者や死刑囚と結婚した相手にはメディアだけでなく一般人も興味が湧きます。

人の興味を引いて目立ちたいと考える人は恋愛感情を抱いてなくても結婚します。確かに知名度をあげることはできますが理由がばれた時に周囲の人から軽蔑されるでしょう。

犯罪者や死刑囚の心も傷付くことになるため知名度目的で近づくのは賢明ではありません。目立つ方法はもっとあるはずなので考え直した方が良いでしょう。

同情心

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犯罪者や死刑囚に対しての同情心から結婚をする場合があります。犯罪を犯した後に反省する態度を見せない人もいればとても反省する人もいます。

反省したからと言って罪がなくなるわけではありませんが、真面目で真摯に罪と向き合う姿を見て同情する人がいるのは確実です。同情した結果、残された時間を共に過ごして楽しませたいと感じるのかもしれません。

同情心を抱くのは構わないものの本当に結婚という形を選択して良いのか疑問は残ります。

ストックホルム症候群

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