獄中結婚はなぜできる?獄中結婚の流れや獄中結婚をする心理とは

獄中結婚をする心理や理由は普通の人には理解しがたいものですが、する側にはメリットがあります。実際に獄中結婚をした木嶋佳苗や宅間守、永山則夫、加藤登紀子についてご紹介します。また、獄中結婚を取り上げた映画である葛城事件について見ていきましょう。

目次

犯罪者・死刑囚までもが獄中結婚できるのはなぜ?

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犯罪者や死刑囚でも結婚する権利が日本国憲法で保障されています。事件の被害者からしたら受け入れられないことですが、獄中結婚をしている人がいるのは事実です。

どのような人物が獄中結婚をしたのかや獄中結婚を取り上げた映画についてご紹介していきます。他にも結婚した理由や心理、特徴について見ていきましょう。

加害者でも被害者でもない人からは軽率な意見が多く聞かれますが被害者の遺族の気持ちを考えて発言した方が良いと言えます。自分が被害者遺族となった時に同じ発言ができるか改めて想像してみましょう。

獄中結婚している死刑囚・犯罪者

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獄中結婚をしている人物には宅間守、木嶋佳苗、永山則夫、新見智光がいます。それぞれ何の事件を起こして誰と結婚したのか見ていきましょう。

宅間守

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宅間守は2001年、37歳の時に附属池田小事件を起こしています。事件では大阪教育大学附属池田小学校に侵入して児童8名を殺害し、児童13名と教員2名に傷害を負わせました。

逮捕当初は精神疾患を装いますがのちに嘘をついたことを認めています。公判中にあくびをしたり遺族を睨みつけたりするなどの行為を行い反省した様子は見られませんでした。

2003年8月に死刑判決を受けた際は開廷時に騒いで退廷命令を受け、直接死刑判決を聞いていません。死刑判決を受けた後に死刑廃止運動家の女性と出会い獄中結婚、女性の姓に改名して吉岡守となりました。2004年9月に死刑が執行されています。

木嶋佳苗

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木嶋佳苗は2007年から2009年にかけて発生した首都圏連続不審死事件の被告です。婚活サイトを利用してお金目的で男性と知り合い、自殺に見せかけて殺害しました。

起訴対象は3人ですが木嶋佳苗の周りでは合わせて6人が不審死しています。被害者たちは190~7400万円もの大金を貢いだり口座から引き出されたりしていました。他にも詐欺や詐欺未遂、窃盗を犯して2010年に逮捕されることになります。

本人は無罪を主張していましたが2017年に死刑が確定し、2019年現在は東京拘置所に収監されています。2015年に支援者の男性と結婚しましたが翌年に離婚しました。その後逮捕前から知り合いだった男性と再婚するものの再び離婚。2018年に週刊新潮のデスクと3度目の結婚をしています。

永山則夫

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永山則夫は1968年から1969年にかけて連続ピストル射殺事件を起こしました。米軍宿舎から盗んだ拳銃で警備員やタクシードライバーなど4人を殺害して逮捕されています。

1979年に死刑が言い渡されましたが弁護側が控訴して1981年に死刑判決が破棄され無期懲役となります。その後検察が上告して1987年に再び死刑判決が言い渡されました。弁護側は最高裁に上告したものの棄却され1990年に死刑判決が確定します。

家庭環境が影響して読み書きも困難な状態でしたが独学で勉強をして執筆活動に励むようになりました。1983年には執筆した小説で新日本文学賞を受賞した経歴もあります。当時アメリカに在住していた和美さんと執筆した本をきっかけに文通するようになり1980年に獄中結婚したものの1985年に協議離婚しています。1997年に死刑が執行されました。

新実智光

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新見智光は元オウム真理教の幹部で教団が起こした数多くの事件に関わりました。関わった事件には男性信者殺害事件、坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などが挙げられます。

オウム真理教事件11件で26人の殺害に関与したとして1995年に逮捕されました。逮捕後もオウムの思想を捨てることはなく麻原彰晃の裁判では黙秘を貫きましたが自分の裁判では事件の概要について正確に答えました。

2012年に獄中結婚をして2014年に妻がアレフへ入信しています。妻は友人を脅迫してアレフへ入信させようとして逮捕された経歴もある持ち主です。2018年に死刑が執行されましたが最後まで被害者に謝罪することはありませんでした。

獄中結婚を取り上げた映画「葛城事件」

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「葛城事件」は2016年に公開された映画です。附属池田小事件をモチーフにして制作されており、映画の中では獄中結婚が取り上げられています。

葛城事件について見ていきましょう。

あらすじ

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主人公の葛城清は美しい妻を得て、2人の子宝にも恵まれて幸せに暮らしていました。父親から受け継いだ金物屋を切り盛りしてマイホームを建てる夢も叶えます。

自身は理想の家庭を作れたと考えていましたが、清の家族に対する思いが強すぎて妻の伸子は精神的に病んでしまいます。長男の保はリストラされたことを言えず、次男の稔はアルバイトが続かずに清に責められる毎日。

家族関係が崩れ始めた頃、次男の稔が8人を殺傷する無差別殺人事件を起こして死刑囚となります。そこへ父親の元に獄中結婚をしたという星野が現れるストーリーです。

獄中結婚の相手女性は宗教的に描かれている

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事件を起こして死刑囚となった後、稔の元に星野という女性の支援者が現れます。星野は稔のことがわかるのは自分しかいないと信じて稔と獄中結婚をします。

しかし星野は自分がいれば稔は心を取り戻せると思い込んでいるだけで現実はただの自己満足です。稔への思いは狂気に満ちていましたが、死刑が執行されたことで自分の役割は終わったと感じる程度の薄い正義感でした。

星野の考え方は普通の人には理解不能で、ある種の宗教的な印象があります。

附属池田小事件をモチーフにしている

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