2019年7月31日 更新

スレンダーマン事件とは?裁判の判決と少女2人のその後とは

インターネット上の架空のキャラクター、スレンダーマンへの憧れから起こった12歳の少女2人による「スレンダーマン刺傷事件」。世界中を驚愕させたこの事件の動機・計画から裁判・判決、また加害者被害者両少女たちのその後に至るまで詳細を紹介します!

世界中で人気のゲーム「マインクラフト」に出てくるキャラクター、エンダーマン は、スレンダーマンがモデルになっていると言われています。エンダーマンは黒色・長い手足・細長い身体という容姿で、テレポート能力を持ちます。

不気味な音を出しててレポートしながら背後から襲ってくるMob(インターネット上で勝手に動く生き物)であるエンダーマンは、公式サイト「Meet the Enderman」において、スレンダーマン(The Slenderman)がモデルになっていると公言されています。

日本には山口敏太郎が伝えたと言われている

Pedestrians People Busy - Free photo on Pixabay (515187)

人気テレビ番組で特集されたことで日本でも広くその名が知られることになったスレンダーマンですが、日本に一番最初にスレンダーマンの存在を紹介したのは、山口敏太郎と言われています。そのことは、山口敏太郎本人も公言しています。

2012年、東京スポーツ新聞において山口敏太郎はスレンダーマンのことを「恐怖のゴム人間」と称し、「去年からアメリカのネット社会に出てきた都市伝説的な存在で、若者の間で急速に広まっている」と紹介しています。

スレンダーマン好きが高じた悲劇

House Home Mansion - Free photo on Pixabay (515192)

周囲から孤立した少女たちが、ネット上で憧れのスレンダーマンに気に入られることによって現実社会での自分の位を上げようとした結果、とんでもない事件へと発展してしまったスレンダーマン刺傷事件は社会に大きな衝撃と不安を与えました。

インターネットで広がる世界には姿の見えない多くの人間が存在し、またそこで得られる情報・逸話・画像が常に真実とは限りません。そのことを、成人と同じように少年少女は理解できないということは大いにあり得るのです。

子を持つ親だけでなく大人みんながそのことを自覚し、二度と同じような悲劇が起こらないよう気をつける必要があることを、私たちは皮肉にもスレンダーマン事件から学んだのでした。

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