2019年8月24日 更新

二形は実在する?二形にまつわる逸話や二形の有名人についても

こちらの記事は、二形(ふたなり)の情報をまとめた内容になっております。二形が「実際にいるのかどうか」「どんなものなのか」と気になっている人は是非読んでみてください。他にも、普通の人とは違う考え方を参考にしたい方は読み進めることをお勧めいたします。

実際に両性具有と知りつつ付き合える人は少ないと言えます。人は、みんな自分と「似た人、許せる人」しか自分の領域にいれないでしょうからこれは仕方のないこととも言えます。

ですが、仕方のないものとして片付けるにはあまりにも重大な人の本質的な部分です。とても御座なりにしていいものとは言えません。

両性具有の人も、相手に理解されないと諦めている人もいるかもしれません。その関係を続けないためにも今一度お互いに歩み寄る必要があるのです。「そんな余裕はない」という人であふれるこの世界でどれだけの救済があるのかはわかりませんが、一人ひとり少しずつ変えていければいつか変わることでしょう。

二形の有名人一覧

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こちらでは、両性具有で世界的に有名な人を紹介していきます。今後真実を打ち明けられて落胆した人がいたとしても、この人たちを見れば何も変わっていないということに気付けることでしょう。

両性具有の人が有名と言っても特異な体質で生まれたからという理由ではなく、その人本人が自分と向き合った結果からによるものであり、自分をよく考えるきっかけとして受け取るという見解がこの場合正しいと言えます。

特別・特殊という言葉に振り回されずに自分を信じ続けることは何よりも優先する大切なことです。それでは、両性具有の有名人について見ていきましょう。

新井祥さん

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新井 祥(あらい しょう)さんは、女性として生まれ育ち後天的に男性化した方です。30歳の時に男性化に興味を持ち始め男性ホルモンを摂取し乳房の切除を行うなどして男性化を進め性転換を果たしました。

新井 祥さんは、Xモノソミー(X染色体が一つ)のターナー症候群と診断された人で「内性器・外性器」も女性のものであることから両性具有には属さず戸籍も女性ままとされています。

また日本の漫画家であり、代表作である『性別が、ない!』では男性化した直後にでる女性の仕草に苦労する描写など、両性を意識することから生まれる「悩み・迷い」などを表現しています。

スタニスラワワラシェビッチさん

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ワラシェビッチさんは、オリンピックにも出場していたポーランドの陸上競技選手です。1980年、強盗に殺害された検死の際に睾丸が備わった女性として両性具有が判明しました。

当時、両性具有の人がオリンピックに出場するのは認められておらず記録保持に関して障害が起きたとされています。しかし、今もその記録は残っており両性具有の理解が少しだけ及んでいるのが分かります。

また、ワラシェビッチさんは普段「ステラ・ウォルシュ」を名乗っていたとされ陸上競技会で数多くのタイトルを獲得していた優秀なランナーだと言われています。

キャスターセメンヤさん

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キャスター・セメンヤさんは、2016年リオデジャネイロオリンピックや2017年ロンドン世界陸上など数々の金メダルをとった南アフリカ共和国の陸上競技(800mの女子中距離)選手です。

またセメンヤさんは、子供の頃からいじめらたり何度も性別を疑われたりと見た目による世間の扱いに苦労していたと言われています。陸上競技でも医学的な審査により記録を認められるなど、両性具有に対しての溝が深いことを物語っています。

セメンヤさんは、通常の女性の3倍以上のテストステロン(男性ホルモンの一種)を分泌しており、子宮と卵巣がなく精巣がある状態といった内外の性器を造る過程に疾患(性分化疾患)がある医学的な検査結果を残しています。

アンドレイペジックさん

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アンドレア・ペジック(出生名はアンドレイ・ペジック)さんは、男性として生まれたオーストラリアのモデルの方で、アンドロジニー(両性具有)の男性モデルとして活動していた方です。

ペジックさんは、後天的なトランスジェンダー(性別に違和感を感じる人)であり性分化疾患(先天的な性の疾患)ではないとされています。上半身のシャツを脱いだ姿で表紙を飾ろうとした際「客が女性のトップレス写真と間違える恐れがある」など女性を感じさせる容姿を男性で持っているとされていました。

2014年後半に男性から女性となる性別適合手術を受け、自身の半生と性転換に関するドキュメンタリー映画の製作を発表するなど両性を体験する人は性について深い悩みを持っていることが分かります。また映画作成のための資金集めは、目標の40000$を上回る資金が集まるなどその特異性の高さを物語っています。

エディナンシシルバさん

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エディナンシ・シルバさんは、両性具有として生まれたブラジルのパライバ州出身の柔道選手です。オリンピックでは、女性として競技に参加することを望んだため90年代半ばに手術を施したとされてます。

オリンピックのセックスチェックに抵触しないように手術を施したことにより女性として認められましたが、2000年のシドニーオリンピック78kg級の記者会見でオーストラリアのナタリー・ジェンキンスに゙彼"呼ばわりされるなど弊害は少なからずあったとされています。

二形について正しい知識を身に着けよう

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二形(両性具有)について記事をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか? こちらの情報から新たに知識を深め自分にはない存在について考えられるようになれば色々と見え方が変わってくることでしょう。

両性具有は、人種差別にも似たような感覚がありますが人種よりもさらに深く根付いた分類であることから、その理解を深めないといけないものだと言えます。

この世の中は、一方的な意見が押し通されやすく先入観から他を否定しがちになります。一方的な感情に押し殺されることなく、相手や自分を冷静に分析するなど今あるものが何かを常に思って生きていきましょう。

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