2019年8月24日 更新

二形は実在する?二形にまつわる逸話や二形の有名人についても

こちらの記事は、二形(ふたなり)の情報をまとめた内容になっております。二形が「実際にいるのかどうか」「どんなものなのか」と気になっている人は是非読んでみてください。他にも、普通の人とは違う考え方を参考にしたい方は読み進めることをお勧めいたします。

生理は体内の生殖器が卵巣がある場合、二形(両性具有)の人でも来るとされています。もちろん、精巣の場合は生理が来ません。また、人によって来る頻度は変わるとされ高齢になってくる人もいれば毎月くる人もいます。

男として結婚した後、激しい腹痛に襲われ「両性具有」が発覚するケースもあります。このように男性だったのに女性となってしまったというエピソードは現実世界でもあるのです。

では、次に不妊するかどうかについて見てみましょう。

不妊になってしまうことも多い

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不妊とは自然な状態で妊娠に至れない、あるいは妊娠を一定期間以上維持することができない状態のことを指します。WHOでは、「1年以内に妊娠に至れない状態」と定義されています。

この症状に関連しそうなものに「クラインフェルター症候群」という症状があります。この症状は、X染色体が1つ多い「XXY」(通常の男性染色体は「XY」)と呼ばれる性質を持っており、X染色体が多いほど障害の傾向が強く、発生頻度は1000人に1人といったように両性具有の出生率とも酷似しています。

通常の男性器を伴った出生かつ症状が全く出ない二次性徴などの理由から気づかれない場合が多いとされています。不妊検査などで判明することが多く、乳房発達や不妊傾向が見られる人は該当する可能性が高いと言われています。性の認識は大半が男性であり、性同一性障害を伴う人もいるとされています。

出産した事例は少ない

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二形(両性具有)は、染色体が異常であることから出産は難しいとされています。特に、性の発達が元から定まっていない「性分化疾患(DSD:英略)」の方は出産は難しいと言われています。

両性具有は、個人差もあるので一概に疾患とは言い切れず生殖器を伴うかつ生殖機能が正常あれば妊娠して出産できると言われています。

ただ、子供に遺伝することもあるため自分以外の誰かを巻き込んでしまう(子供に同じ道を歩ませる)ことについて考える必要があります。このことも含め、両性具有の出産は限りなく少ない傾向にあります。

二形とニューハーフなどの違い

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一見して二形(両性具有)と思われそうなニューハーフですが明確な違いがあります。二形(両性具有)は、生まれついてから両方の性(性器)を備えている人を指します。対して、ニューハーフは男性として生まれた人が手術などで(後天的に)女性になることを指します。

ニューハーフの人は、手術などで性転換を施された人であり根にある性は男性のままです。つまり、生まれ持って女性の性(あるいは両性)がある人が性転換をしてもニューハーフとは言わないのです。それでは、ニューハーフをはじめ二形に似た人について比較してみましょう。

ニューハーフとの違い

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ニューハーフは、もともと男性の性をもっている人が性別は変えずに女性に近づくことであり、二形(両性具有)とはまた違った人のことを指します。

ニューハーフの人が女性になりたいと思うのは、昔から女性として扱われやすいなど環境的なものが大きく起因しているのが分かります。虐めに近い環境に置かれる人も多いので、それが原因で性転換を望む人もいます。

つまり、ニューハーフは自分が違う存在と認識したり疑問に思っている(自分の存在の否定や存在していいかの不安を感じている)人になります。同じ色(この場合、女性)に染まるというのは、人の根底にある性なので生まれるべくして生まれたということになるのかもしれません。

性同一障害との違い

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性同一性障害は、「身体と心の性別が一致していない」という点だけで両性を内包している二形(両性具有)とは違うものを意味しています。

性同一性障害は、医学的な疾患名であり「体は男性だけど女性」あるいは「体は女性だけど男性」と認識している状態のことを指します。この障害を患っている人は、心と体の不一致から違和感を拭うことが出来ず(心と身体を統一するため)性転換の手術を受けることもあります。

自分に必要なものがないという状態を考えれば、それはとてつもなく不安な要素になります。つまり、その不安を払拭するために性転換手術を受けること(修正する行為)は間違った選択ではないことになります。

性的二形との違い

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性的二形(せいてきにけい)とは「生殖器以外に男女の差をはっきりと区別できるもの」のことを指し、二形(両性具有)とは異なるものを指します。

性的二形に属する生物は、「体の大きさ」「体の色、模様の構成」「運動能力」などの違いにより「オス・メス」を区別します。生殖器は全く影響を受けないとされ、外見は違うが全く同じ種族のオスメスであることを表します。

また、脳が男性になる時と女性になる時があり時期によって恋愛対象が変わると言われています。この変化は、自分でコントロールができず本能として引き起こされます。

二形の人々の悩み

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二形(両性具有)は、生まれてすぐ分かるものと分からないものがあり生まれて間もない場合だと戸籍登録などで困惑するなど本来悩む必要のないものまで考えないといけません。

またこの場合、当初は両親の悩みだけに収まりますが自分が大きくなっても困るといったように生涯付き合っていかなくてはなりません。入院するなどして後から発覚するケースでも、その事実を受け止めきれず不安を背負っていくことになります。

では、次に両性具有の人たちが世間からどう思われているのかについて見てみましょう。

世間の目

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男性と女性の両方がある両性具有の人は、片方の性しかない一般人にとって異質な存在(自分たちにはない存在)として避けられがち(逆に攻撃されがち)になります。

「少数しか存在しない」「理解できないから怖い」など両性具有に対しての意識・認識の低さは、本来の自分を知ろうとしていないということでもあります。つまり本来ある自分を見る必要がない、あるいは見れないという状況が現状にあるのです。

知らずして両性具有者として生活をしている人がいる現実を考えれば、自分にも訪れる可能性があるということにもなります。このように、一つの間違いから引き起こされる否定は決して良いことには繋がらないことが分かります。

差別

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両性具有の人は、少数に当てはまるものなので差別される対象になりやすいと言えます。人は(一般的にはない)異質な存在を排除する習性があるので、自分の理解できないものがあると攻撃的になります。つまり、周りの改善が必要なことが分かります。

付き合っていた人が両性具有と分かると、その内面的な体質が気になって付き合い方が分からなくなる人もいます。このように、人との関係性に異常が生じることが多いことから一般的な知識として理解を深める必要があります。

自分が両性具有と判明したら助けを求めることになりますし、その具合によっては一生付きまとわれる可能性も考えられば知る必要性が出てきます。両性具有とは別の間違いが自分の中にあると考えれば少しは許せるようになるかもしれません。

理解されることが難しい

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