2019年7月14日 更新

帰化人とは?帰化人に多い名前や帰化した有名人についても

帰化人とは一体どんな人の事を言うのでしょうか?ネットで検索してみると、遥か昔、大陸から日本に移住し定住した人たちのことを言うのだそうですが、いまいち良く分かりませんよね。今回はそんな帰化人の特徴や見分け方、実際に日本に帰化した有名人について詳しく解説します!

帰化人の見分け方について知りたい

Map Europe Globe - Free photo on Pixabay (473320)

帰化人と呼ばれる人々の起源は古く、遥か昔海の外から日本にやって来て、定住するようになった人々とその子孫のことを、かつては帰化人と呼んでいました。

しかし、帰化というのは、受け入れる体制や制度が整っている国がなければ、そもそも成立しないという意見から、最近では日本国が成立する以前にやって来た人たちを渡来人というのだそうです。そして現在、帰化という言葉は外国籍の人が日本国籍を得て日本で生活することという意味で役所の手続きなど、ごく限られた場合にのみ使われるようになりました。

さらに、帰化人とは言わず日本国籍取得者などと表現されることが多いようです。今回は、近年増加傾向にある帰化人について知りたい方のために、その特徴や見分け方についてご紹介します。帰化人の特徴や見分け方を知って、相手を理解することに役立てて行きましょう。

帰化人の意味

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現在の日本で帰化人とは、日本の法律で定められた条件をクリアし、必要な手続きをきちんと踏むことで、日本国籍を取得した人達のことを意味しています。つまり、ある一定の条件を満たした人しか日本国籍を取得することは出来ないということですね。

特に日本やイギリスなどでは、国によって定められた条件を満たしていたとしても、帰化を許可するかどうかの判断は行政機関に一定の裁量が認められているため、場合によっては却下されてしまうこともあるのです。生まれ育った国を離れて日本の国籍を取得するには、それなりの覚悟がいるのですね。

自分の国籍を捨てる

Hammer Horizontal Court - Free photo on Pixabay (473485)

世界には複数の国籍を持つことが可能な国もありますが、日本では国籍は一つしか認められていません。つまり日本に帰化する場合、今持っている自分の国籍は捨てなければならないということです。

ですが帰化することによって、国籍上は日本人になりますので、例えば選挙権や被選挙権を持つことが出来ますし、仕事にも制限がなくなり、どんな仕事にも就くことが可能になります。

そういったメリットから帰化を希望される方もいるようですが、帰化するためには法務局への申請が必要です。しかも、帰化が許可されるかどうかは法務大臣の決定によるため、書類がきちんとそろっているか、申請する本人に犯罪歴はないか等かなり慎重に検討されるのだそうです。

国籍を得てその国で生活する

Kitchen Home Interior - Free photo on Pixabay (473539)

帰化とは、本人の意思によって他国の国籍を取得し、その国で暮らすことを意味しています。つまり、日本国籍を取得するということは、基本的には日本で仕事をして税金を納め、具合が悪くなった時には日本の健康保険で病院に行き、選挙の時には投票に行くということですね。

日本国籍を取得しますので、日本のパスポートを身分証代わりに持つことが出来たり、医療以外にも介護が必要になったり、失業した時など日本の社会保障の傘下に入ることが出来ます。また、家を買いたい時などに、住宅ローンが組みやすくなります。

帰化人になる理由

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近年、少子高齢化による労働力の不足で、日本にやってくる外国人の数は増加傾向にあります。その中でも、日本の隣国である韓国から帰化を希望してやってくる人の数は増えているのだそうで、なんと2016年度時点で韓国籍を放棄した人は約3万6千人に昇るのだそうです。

もちろん、この3万人全てが日本国籍を取得したわけではありませんが。ぎくしゃくした日韓関係がマスコミなどで報じられる中で、それでもアンケートなどを取ると魅力的な国として上位に入るのが日本なのだそうです。やはり、見た目も似ていて文化圏も近いので、住みやすいと感じるのでしょうか?

訪日外国人の数が年々増加している日本ですが、旅行者としてではなく、帰化人になるために日本にやって来た人たちの、理由についてご紹介します。

日本で暮らしたい

Tokyo Tower - Free photo on Pixabay (473662)

日本にやってくる外国籍の方の中には、将棋や日本語・ゲームやアニメなど日本の文化に興味を持ったのがきっかけの人もいるようです。

最初は事前に得た情報を頼りに日本にやって来るのですが、日本に住んでみて、日本の細やかで丁寧なサービスや、食事の美味しさ、法律がきちんと守られ安全であることをなどを実感し、ずっと日本に住み続けたいと思って帰化に踏み切る人もいるのだそうです。

その他にも最初は留学生としてやって来たけれど、、気づいたら日本の生活に慣れていてそのまま日本に住み続ける過程で帰化する人もいるそうです。彼らの多くが口にする日本の最も住みやすい所は、車が無くてもどこにでも行ける交通機関の利便性でした。

日本で子育てをしたい

Brothers Family Siblings - Free photo on Pixabay (473676)

日本人と結婚したので必然的に日本で生活するようになった人もいれば、あえて日本で子育てをしたくて帰化するという人もいるようです。彼らの多くが口にするのは、日本には春夏秋冬があり、花見や花火大会、紅葉を楽しんだり、雪祭りなど子供にとって楽しいイベント事が多い事を挙げています。

また日本には、相手のことを思いやったり、他人に迷惑をかけないという暗黙の了解があるため、マンションやアパート、住宅街などでも静かに生活することが出来るので、そこも日本で子育てをしたい理由なのだそうです。

もちろん、自国とは違って慣れないことや時には嫌なこともあるようですが、それでも最終的には環境の良さや人の良さで、日本を選ぶ人が多いようです。

日本で仕事がしたい

Japan Tokyo Skyscraper - Free photo on Pixabay (473688)

日本では少子高齢化が現在進行形で進んでいるので、今後も外国人の雇用はどんどん増えて行くでしょう。

当然、それに伴い永住や帰化も増えていくと言われています。会社で仕事をするという面では、永住でも帰化でも、どちらも日本での活動制限はなくなるのだそうです。ただし、永住者の場合は就労に制限があり公務員や議員などになることが出来ません。

そのため、日本に来日する外国籍の方の中には、日本で仕事を続けるために帰化する人もいますし、もともと日本に住んでいて、ずっと日本国籍を取得しなかったけど、自分の子供に好きな仕事について欲しいから家族全員で帰化する人などもいます。

手続きを簡単にしたい

Writing Pen Man - Free photo on Pixabay (473703)

日本に住んでいる外国籍の方の中には、日本での生活が長く永住権を持っている人がいます。この永住権とは、外国籍の方がどのくらい日本にいるかを制限されることなく、日本に住み続ける権利のことです。

ですがこの権利を得るためには、在留資格を持っている外国籍の方が、入国管理局に対して永住権申請を行わなければなりません。

また、もし永住が認められビザを持っていたとしても、日本への再入国許可を取得しないまま1年を超えて日本を離れてしまうと、永住権を取り消されてしまうのです。一方帰化した場合には日本国籍になるので、こうした面倒な手続きから解放されるというメリットがあるのです。

自国に不便さを感じている

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