2019年7月14日 更新

帰化人とは?帰化人に多い名前や帰化した有名人についても

帰化人とは一体どんな人の事を言うのでしょうか?ネットで検索してみると、遥か昔、大陸から日本に移住し定住した人たちのことを言うのだそうですが、いまいち良く分かりませんよね。今回はそんな帰化人の特徴や見分け方、実際に日本に帰化した有名人について詳しく解説します!

Pass Passport Id - Free photo on Pixabay (473722)

日本には、毎日ほぼ定刻通りに運行している公共交通機関や24時間営業のコンビニエンスストアやスーパーなどがあり、日本に帰化する外国人の多くはとても便利だと口をそろえて言います。ですが以外に思われるかもしれませんが、彼らが自国で不便さを感じているものの代表に実はパスポートがあります。

例えばロシアだと、3か月前に申請して面接を受けなければならないなど、パスポートを取得するための手続きが面倒ですが、日本のパスポートにはそういった細かい規定はなく、日本のパスポートが自国のパスポートに比べて便利だから帰化するという方も少なくないそうです。

スポーツのため

Baseball Player Shortstop Infield - Free photo on Pixabay (473748)

大相撲・プロ野球・サッカー・バスケットボールなど、日本のスポーツ界で活躍する帰化選手は沢山います。例えば相撲会ですと、現在は現役を引退し鳴戸親方として活躍する元琴欧州が有名ですね。

相撲界の場合は、元力士が引退した後も親方として若手を指導したり相撲界の運営に携わるために帰化するというのが一般的なのだそうです。

野球界ですと、元々日本で暮らしている在日のプロ野球選手がオリンピックなどの国際試合出場のために日本国籍を取得するというのが帰化の理由として多く、サッカーの場合は、元サッカー選手の三都主アレサンドロ選手のように日本代表入りするために帰化するという例が多いようです。

帰化人の見分け方

Dadaepo Beach Busan Sea - Free photo on Pixabay (473992)

日本で帰化人になった方の母国は様々で、アメリカやインドネシア、イギリスやカナダ、スリランカやチベット、ナイジェリアなどの出身者もいます。一方で、韓国や中国・台湾を母国とする帰化人もいて、彼らは日本人と見た目が似ているため、言われなければ帰化人と分からないこともあるようです。

また日本に何世代にも渡って住み続けてきた、在日韓国人・朝鮮人の方もいて、彼らは韓国や朝鮮の血を引いているということから、見分け方も難しく、しばしば帰化人と同一の存在として扱われることがあります。

ここでは、日本人と見た目の似ている韓国や中国の帰化人の見分け方をご紹介しますが、人には個人差がありこの見分け方は誰にでも当てはまるものではありませんので、あくまでも参考までにお役立て下さい。

言葉の発音

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帰化人には、様々な母国を持つ方がいます。もちろん、韓国や中国・台湾の方もいれば、アメリカやロシアから仕事で帰化した方もいます。言葉を覚えるのにも個人差がありますので、長く日本に住んでいて日本語がペラペラ話せるようになる人もいるでしょうが、それでも日本語には帰化人たちが子供の頃から使ってきた母国語には無い特徴があります。

例えば、日本のお隣の韓国の言葉には、「ありがとうございます」のような濁音(ザジズゼゾ)の言葉や、濁音と清音を使い分けるといった特徴がありません。そのため「ありがとうございます」や「どうぞ」という言葉を発音しようとすると「アリガトウゴジャイマス」「ドージョ」という発音になってしまうようです。

また、母音の長短の区別が苦手と言われていますので、例えば緒方と岡田を聞き分けるのが難しいと言われています。ちなみに、中国が母国の方の場合は「がぎぐげご」の発音がしずらく、例えば「ありがとう」は「ありかと」となるそうです。こうした、ちょっとした言葉の発音の仕方の違いが、見分け方の1つと言われています。

名前

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帰化の申請が通ると、日本人としての戸籍が新しく作られ、それと同時に日本人として新しい名前を名乗ることが出来るようになります。人によっては帰化申請をする前の名前をそのまま使ったり、まったく新しい名前を付ける人もいるようです。そんな名前のつけかたも、見分け方の1つと言われています。

しかし、どんな名前でもOKかというと、実はそうではありません。人名として使える文字は、以下のように日本の法律で決まっているのです。例えば具体例としては、一般的に使われている漢字として認められた人名漢字しか使えません。

そのため、帰化後も同じ名前を名乗りたい場合は、中国の漢字ではなく日本の一般的な人名漢字を使う必要があります。また、アルファベッドやローマ字、算用数字や記号も使えません。万が一、帰化申請後に名前を変えたくない場合でも、日本人になっているので改名手続きをしなければならないとされています。

官報を見る

Newspapers Leeuwarder Courant - Free photo on Pixabay (477161)

官報とは、法律・政令・条約・府令・省令・総理府令・各省庁の告示や裁判所の広告などの情報が掲載されている、日本の国立印刷局が発行する新聞のようなものです。普段、目にすることのある人はほとんどいないでしょうが、帰化人にとっては関係のある物です。

なぜなら、外国籍の方の帰化は法務大臣が決定するのですが、申請が通ると帰化した方の住所、氏名・生年月日が記載されるからです。そして、官報に掲載された後は、法務局から帰化申請が通った旨の通知が送付され、そのあと法務局にこれらの書類を持って行くと、「帰化者の身分証明書」が渡されるのです。

さらにこれらの書類を持って、市町村役場で帰化届をすることで手続きが完了します。ちなみに、官報はインターネットで公開されており、30日前までの分なら誰でも無料で閲覧することが可能です。こうした官報に掲載する情報は国が載せていますので、官報による見分け方が、ここでご紹介する見分け方の中で最も確実な方法と言えます。

顔の特徴

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日本に渡来した韓国や朝鮮の方の子孫は、今では日系3世や4世となっており、日本人の顔とほとんど見分けがつかないということが分かっているそうです。日本には元から住んでいる韓国や朝鮮の方もいれば、途中から帰化した方もいて、似ている部分が多い事から良く比較対象とされます。

ここでは、あくまでも帰化された韓国籍の方の顔の特徴を見分け方としてあげておきます。ちなみに、彼らは特徴としては、一重まぶた、切れ目が典型的で頬骨が高くエラがはっている、色白で肌がキレイ、あまりヒゲが生えないといったことがあるそうですが、特にその特徴が出やすいのが耳たぶ(薄い)と唇(上下厚さ同じ)と言われています。

ですが、人間の顔には個人差がありますので、完璧な見分け方ではありません。あくまでもご参考になさって下さい。

話し声が大きい

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日本で地下鉄や私鉄・JRなどの公共交通機関を利用すると、ほとんどの人はスマホをいじったり、本や新聞を読むなどして静かに過ごしています。それは、日本には、基本的に人に迷惑をかけてはいけないという暗黙の了解があるからです。

一方、中国などでは、日本のように公共の場で静かにする、あるいは小声で話すという習慣がなく、また明るく賑やかにしているのが良いという考え方があるため、母国と同じように日本でも振舞っている姿を良く目にします。こうした声の大きさも、見分け方の1つと言われています。

ですが、日本人の中にも公共の場で大きな声で話す人がいますのでこれも断言はできませんが、多くの日本人には公共の場で大きな声で会話する風習がないため、大きな声で話す人を見ると「話し声が大きいな」あるいは「静かにして欲しいな」と感じることが多々あるようです。見分け方の1つとして参考になさって下さい。

穏やかさの違い

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韓国人・中国人・日本人は、外見は似ているものの国民性や大まかな性格は違っていると言われています。例えば、時間厳守にこだわる日本人は中国人に比べるとせっかちで、歩くのが早いのだそうです。ですが、中国人もビジネスの場面になると時間を無駄にしたくないためせっかちな面が出て来るのだそうです。

さらに、喜怒哀楽などの感情表現については、この3国の中では韓国が一番気性が荒く、オーバーリアクションで自己主張が激しいという傾向があるようです。もちろん、全ての韓国人に当てはまるわけではないでしょうが。こうしたた気性の荒さや性格の穏やかさも、一つの見分け方の指標になるようです。 

帰化人に多い名前

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日本に帰化している外国籍の方の出身国で最も多いのは、韓国と中国だそうです。確かに、この2つの国には日本と同じように共通点が多く存在します。例えば、漢字なんかがそうですね。

日本に帰化する際、基本的に名前は自由に決めることが可能ですが、一度登録してしまうと後から変更することが出来ないため、字画などを調べてから縁起の良い名前に決める方も多いのだそうです。特に苗字は、これから日本で暮らすであろう子孫が引きついでいく大切なものなので、慎重になるのも分かりますね。

ちなみに、韓国の方で帰化した人に一番多い苗字は新井、2番目が木下なのだそうです。名前の選び方にも特徴があり、見分け方の1つにする人もいるようですね。

山がつく名前

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