2019年7月14日 更新

帰化人とは?帰化人に多い名前や帰化した有名人についても

帰化人とは一体どんな人の事を言うのでしょうか?ネットで検索してみると、遥か昔、大陸から日本に移住し定住した人たちのことを言うのだそうですが、いまいち良く分かりませんよね。今回はそんな帰化人の特徴や見分け方、実際に日本に帰化した有名人について詳しく解説します!

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韓国や中国からの帰化人が多く使う名前として山がつく名前があります。具体例としては、宋という漢字を分解したとされる「山木」、崔という漢字を分解したとされる「山佳」「山江」「山本」「山住」、呉という漢字を分解したとされる「山口」、李という漢字を分解したとされる「山村」という苗字などがあるそうです。

もちろん、山がつくからといって全ての人が帰化人ではありませんので、あくまでも見分け方の1つとして参考になさって下さい。ちなみに、山を使用する方が多い理由は良く分かっていませんが、韓国人は最も好きな趣味が登山なのだそうで、山が好きだからかもしれませんね。

金がつく名前

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日本の名字と比べると韓国の名字は約250個くらいと言われ、その中でも金・李・朴・崔・鄭という五大姓がポピュラーなのだそうです。金のつく名字としては、「金本」「金田」「金沢」「金光」「金海」「金城」「金村」「金岡」「金森」「金島」「金林」「金山」などがあるようです。

ですが、日本も昔は金銀の採掘で世界で群を抜いていたこともあり、鉱山関係者や勘定奉行など金に関わる人には「金子」や「金丸」などの名字が多く、日本に古くから存在する金がつく名字もあるため、必ずしも帰化人とは限らないようです。

井がつく名前

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井が付く名字をつける帰化人も多くいるようです。例えば、「井上」「井川」「井本」「井筒」「新井」「向井」「平井」「武井」「櫻井」「桜井」「中井」「長井」「永井」などですね。

ただし、こちらも井がついているからと言って、必ずしも日本に帰化された方とは限りません。なぜなら、日本人の名字には、地名由来のものが多く、今は埋め立てられてしまってあまり見かけなくなりましたが、ひと昔前の日本には各所に井戸があり、その近くに住む人の苗字に「〇井」「井×」というように井がついたからです。

本がつく名前

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帰化される方の中には、名字に本をつける方もいるようです。例えば「本山」「山本」「張本」「岩本」「金本」「松本」「岡本」「国本」「河本」「坂本」「宮本」「安本」「大本」「清本」「呉本」「新本」「杉本」「高本」「竹本」「武本」「藤本」「森本」「吉本」などですね。

ただし、本という漢字が名字についているからといって、帰化された方かどうかを断定することはできません。ちなみに、本が付く名字は日本では約140種類あり、珍しいものだと「本若」「本台」「本願」「本後」「本里」などがあるそうです。

また逆に本で終わる珍しい名前としては「澳本」「床本」「裏本」「陵本」「面本」などがあるそうです。本がつく名前も沢山ありますので、こちらも見分け方の1つの参考になさって下さい。

田がつく名前

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田がつく名字も帰化人の名前に割と多いと言われています。例えば「岡田」「金田」「安田」「山田」「秋田」「岩田」「池田」「田中」「高田」「田村」「武田」「豊田」「成田」「平田」「原田」「福田」「松田」「内田」「太田」「神田」「沢田」「島田」「富田」「永田」「長田」「新田」「花田」「藤田」「本田」などがあります。

ちなみに場合によっては、多をつかうこともあるそうです。また、田の読み方が「た」よりも「だ」の方が帰化人の名前に多いのだそうです。ただし、この田という漢字も日本人の農民のポピュラーな名前なので、田を使っているからといって帰化人とは限りません。

帰化人の有名人【芸能人】

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日本には多くの帰化人や在日韓国・朝鮮の方が暮らしています。ですが、特に在日の方と日本人の見た目はほとんど同じなため見分けがつかないと言われていて、意外にも芸能界で活躍している帰化人は多いと言われています。

意外と帰化人とは知られていない芸能人の中には大物や大御所と言われている人もいます。個性豊かな人が多い芸能界の中でも、今回は誰もが知っているひと際目立つあの人をご紹介します。

錦野旦

ICETEK on Instagram: “#錦野旦 さんも #icetek をご愛用頂いてます^ ^ #watch #luxury #luxurywatch #luxurywatches #star #nishikino #腕時計 #時計 #芸能人 #有名人御用達 #ホイール #回転 #spinner” (477400)

錦野旦さんは1970年代前半に大人気を博した歌手で、その当時スターと呼ばれていました。お茶の間でも人気のあった錦野さんは、『芸能人大運動会』という番組内で抜群の運動神経を生かして大活躍、デビュー以降も6年連続で紅白歌合戦に出場しています。

また、『空に太陽がある限り』という曲が大ヒットするなど、華々しい経歴を持っています。そんな錦野さんは大分県出身、実は1961年に家族全員で韓国籍から日本国籍に帰化したそうです。錦野さんはアイドルとして絶頂期の1972年に、帰化の事実を雑誌で公表しています。

都はるみ

ちほ on Instagram: “盆踊り行きたい赤井ではこの曲が定番じゃ#都はるみ” (477425)

日本の昭和演歌界に新しい風を吹かせた、演歌の女王と呼ばれる都はるみさんは、演歌界に大きな影響を与えた人として有名です。その歌のルーツは芸能好きのお母さんで、子供の頃からお母さんに浪曲と民謡を習っていたのだそうです。そんな都はるみさんのお父さんは韓国人で、本名は李春美さんだそうです。

ご両親は1966年に離婚されたそうで、その時名前がお母さんの名字である北村になっています。おそらくこの時帰化されたのではないかと言われています。そんな春美さんは一時的に差別などに苦しんだそうですが、お母さんと二人三脚で大物演歌歌手まで上り詰めました。

和田アキ子

和田アキ子 on Instagram: “ラジオで約束した、ピーポー君です😊😊#ako50th #アッコのいいかげんに1000回 #ピーポーくん” (477445)

歯に衣着せぬ物言いでファンも多く、芸能界の大御所タレントとして有名な和田アキ子さんですが、実は在日韓国人として出生し、その後は日本へ帰化しています。現在は、日本人と結婚して本名は『飯塚現子』さんとなっています。

また歌手として抜群の歌唱力を持ち、日本を代表するシンガーとしても有名です。ちなみに和田アキ子さんが帰化されたのは21歳の時だそうですが、元々日本に生まれ育っているため、そのことを知らなかったそうですが、中学の時必要な書類があって区役所に行った際自分の国籍のことを知ったのだそうです。

幼少期にはイジメに合ったこともあったそうですが、めげずに跳ね返されて来たのでしょうね。

伊原剛志

@iiikemendaisukiii on Instagram: “大人の色気ってこういうことだと思うんです🤦🏻‍♀️💘色気と男気だだ漏れ漏れでとろけちゃう🤤特に笑った顔ね🤤💯#伊原剛志 #この笑顔でなんか遠くから見つめられたい #見守ってる感じで #はあ🤤 #おじさまの色気 #いけめんだいすき” (477458)

伊原剛志さんは日本の俳優で、NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』では坂本龍馬を演じた男らしく豪快な役者さんです。実は在日3世で、1995年に日本に帰化されたそうです。

伊原さんは自分が帰化した理由について、子どもさんの将来のことをあげており「国籍が違うとなれない職業があるため、その障害を取り除いてあげたい」「日本で生まれ育ったのだから、めんどくさいことと一切関係ない所で自分のやりたい分野で勝負させてあげたい」と語っているようです。

それは、伊原さん自身が教師になる夢を持っていて、日本国籍を持たない事から成れなかった現実を突きつけられた経験があったからではないかと言われています。

松田優作

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