2019年10月26日 更新

関根元の生い立ちとは?埼玉愛犬家連続殺人事件の概要と現在も

埼玉で起きた愛犬家連続殺人事件をご存知ですか?残忍で非情な犯行に及んだ関根元の生い立ちは?秩父で生まれた凶悪犯関根元は死刑になった?関係者の現在は?在日って本当?愛犬家を震撼させた凶悪事件について、その犯行手口も交えながら解説します

目次

硝酸ストリキニーネは身体の中に入った際に、まず小腸で吸収されてから、肝臓の解毒作用を越え血液の中のストリキニーネが、脊髄の神経作用を生む所に届いた時に中毒作用が出ます。その為、症状が出るまでに20〜30分程かかるといわれています。青酸カリのように即効性があるわけではないのです。

症状が起きる前に、硝酸ストリキニーネが胃の粘膜に強い刺激を与えて、胃の痛みを感じる事がある可能性もあります。

効果や症状

Man Thinking Thoughts - Free photo on Pixabay (711222)

硝酸ストリキニーネは服用した場合、大きな声をあげたりする事もなく体を硬直させ静かに死亡するという、強力な作用を持つ毒薬であります。関根元は、硝酸ストリキニーネを投与された犬が、そのようにして死んでいくのを見てその効果を、よく理解していたはずです。

症状が発症するまでに15分から30分程度の時間がかかり、その間に腹痛を感じたり、筋肉の強い痛みや激しい不安を起こしたりします。発症すると硬直痙攣を起こし呼吸困難になって死に至ります。

獣医を騙して手に入れた硝酸ストリキニーネは5gで、この量で何と50人を殺害出来るという猛毒です。

症状が類似する薬物

Syringe Pill Capsule - Free image on Pixabay (711191)

ストリキニーネは東南アジアで取れる、マチンという植物の種子から取れる毒物で、マチンの種子1個で人間1人分の致死量のストリキニーネが含まれているといわれます。

熱帯アジアでは狩猟の矢の先にこのマチンをつけて狩りをしていました。直接身体に毒を打つ事で、その毒性は肝臓を通した時よりも遥かに高まるそうです。

このストリキニーネに類似した症状を持つものとしては、ピクロトキシン、ニコチンなどがあります。

呼吸麻痺・乳酸アシドーシスで死に至る

Anxiety Fear Mystic - Free photo on Pixabay (711188)

硝酸ストリキニーネは非常に強力な神経毒で、激しい痙攣を引き起こします。古くは興奮剤や強心剤として使用されていましたが、現在では殆ど使われていません。

強力な痙攣による呼吸麻痺と乳酸アスドーシスで死に至ります。乳酸アスドーシスとは、呼吸困難による低酸素血症で血液中の乳酸が異常に増え、それによって血液が極端に酸性に傾いてしまう症状の事で、この状態は非常に致死率が高いと言われています。

関根元の発言

Ear Auricle Listen - Free image on Pixabay (710897)

関根元はとても弁がたつ、口の上手い男でした。時には優しく、時には強い口調で人を意のままにコントロールしてしまう事が出来ました。ある種の才能はあったのでしょう。

また、関根元は周りの人に対して虚言というよりは、ビックマウスとも取れるような発言を沢山していました。

ここでは関根元による驚愕の発言を紹介し、解説をしていきたいと思います。

詐欺というのはしんどいね。やっぱり殺すのが一番面倒がなくていいよ。

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なんと短絡的で恐ろしい事を言うのでしょうか。確かに、人を騙し続けるというのは非常に難しく、大変な事です。とても疲れますし頭を凄く使います。

しかし、だからと言って殺すのが一番面倒が無くていいと言う発言は、自分勝手過ぎですし、人の命を本当になんとも思っていない事がよくわかります。

そして、関根元はこの言葉通りに人をいとも簡単に殺してしまいました。この男には人として大切な何かが著しく欠如しているのでしょう。

気に入らない奴は全部透明にしちまえばいいんだ。

Hand Silhouette Shape - Free photo on Pixabay (710888)

これは関根元の発言としては、一番有名なものになるでしょうか。それにしてもなんて恐ろしい事を言うのでしょうか。透明にするというのは、何か特別な薬品を使って人体を透明人間にするという事では無く、遺体を解体し肉を細かく切り刻み、骨は灰になるまで燃やして山林や川に捨てて、証拠を残さない事ですね。

人には目に見える肉体と目には見えない魂があり、肉体だけを見えなくすれば、誰にもバレないと思ったのでしょう。しかし、人には魂があります。魂は見えなくても、決して隠すことは出来ません。

それはこの関根元が決めるんだ。俺が今日死ねと言えば、そいつは死ぬ。

夜総会 陽月 on Instagram: “#ヒトラー#Hitler#卍#卐#アドルフヒトラー#ハイルヒトラー#ジークハイル” (710871)

この男はヒトラーにでもなったつもりなのでしょうか。人を殺しても捕まらないと、だんだんと自分が何をやっても良いのだと思うようになってしまうのでしょう。まるで神にでもなったかのようです。

周囲には「俺は30人は殺している」と嘯いていました。また、「俺は欲張りな奴が嫌いだ 欲張りな人間は殺す」「世の中のためにならないやつを殺す」とも言っていました。自分の事は何だと思っているのでしょうか。

この言葉通り、関根元は殺したい人間を次々と躊躇なく殺害していったのです。

殺しのオリンピックがあればオレは金メダル間違いなしだ

Sochi 2014 Russia Olympiad Winter - Free image on Pixabay (710851)

殺しのオリンピックとは、とんでもない事を言っています。チャールズ・チャップリンの「殺人狂時代」の中の有名なセリフに「1人を殺せば殺人者だが、100万人を殺せば英雄だ」というものがあります。これは戦争が正当化される事を強烈に皮肉ったチャップリンならではの表現ですが、関根の場合は自らの欲望の為だけに殺人を犯しています。

「独裁者」や「殺人狂時代」などで、自らの危険を顧みずに反戦を訴えた偉大な芸術家を引き合いに出すのはあまりにも失礼ですが、関根はまさに「殺人狂時代」の人間でした。

何でもそうだが、一番大事なのは経験を積むこと

Sport Fitness Training - Free photo on Pixabay (710845)

この言葉だけを聞けば、正しい事を言っていそうですね。確かに現在ネットの普及により世界のどこにでも行ったような気持ちになれますし、何でも知ったような気になれます。しかし、それは何も経験はしていないのです。実際に自分の五感で感じた経験というものは大きな財産になります。誰にも奪われないものです。

ただし、人に迷惑をかけるような経験はするべきではありません。ましてや、殺人の経験などあってはならない事ですし、それを自慢するなど、気が狂っているとしか言えません。

骨を燃やすにもコツがいる

Skull Bones Skeleton - Free photo on Pixabay (710836)

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