2019年8月31日 更新

おひねりとは?大衆演劇や歌舞伎等のシーン別での相場も!

大衆演劇や歌舞伎なので「おひねり」の言葉を聞いたことがあると思いますがおひねりの詳しい意味を知っていますか?おひねりの相場の金額やおひねりには税金がかかるのかも気になりますね。おひねりの意味やおひねりの包み方など調べていきます!

日本の伝統「おひねり」とは

Japan Pagoda Fuji - Free photo on Pixabay (592333)

「おひねり」とは舞台が終了した後に、役者の演じた姿や内容が良かったことに対して渡す古典的な「チップ」のことです。おひねりと言われる始まりとして、以前は裸でお金を投げる「投げ銭」でしたが、お金をそのまま投げるのではなく紙に包みひとひねりして投げたことから「おひねり」といわれるようになりました。

日本文化でお金を裸で渡すことは「はしたない」と思われ紙に包んで渡すことが良いしきたりになっています。しかしチップ文化がある海外ではお金を紙に包んで置いておくと、ゴミに間違われ捨てられてしまう場合があります。

おひねりは日本特有の伝統になっていると言えます。

大衆演劇でのおひねり

Map Car Toy Road - Free photo on Pixabay (592856)

一般的に「旅役者」といわれ、庶民的な演劇をすることで人気のある大衆演劇で見られるおひねりとの関係はどうなっているのでしょうか。

大衆演劇ではおひねりのことを「お花」ともよばれていて、渡すタイミングやルールもあり演技の途中に渡して雰囲気を壊さないように注意も必要です。おひねりを渡したいけれども包む金額に迷う場合もあるでしょう。

大衆演劇で気をつけていなければいけないことや気になる相場の金額を調べていきます。

大衆演劇とは

Bird Branch Sit - Free photo on Pixabay (592852)

大衆演劇とは家族を中心とした一座で全国各地の施設や温泉地をまわり、時代劇や舞台のショーを行います。日本演劇のジャンルの一つで「旅役者」とも言われ江戸時代から始まり現代に至ります。

時代劇や舞踊ショーなどで各地の劇場や温泉施設で行われています。テレビの普及で一時期は人気が衰退しましたが、最近では若い女性や海外の観光客から人気を集めています。

追っかけをしている人も多く、年配だけではなく若い人にも楽しめるような演目で楽しめるないようになっています。

「お花」とも呼ばれている

Orchid Flower Biel - Free photo on Pixabay (592861)

「お花」とはご祝儀のことで「おひねり」と同じと考えられています。大衆演劇の役者にとって「お花」は収入源でもあります。

ショーの最中にひいきをしている役者に対して現金を渡す場合「お花をつける」といいます。お花の渡し方はさまざまで投げるタイプのお花から、フラワーレイ状にして役者の首からかけたり、扇状にして胸元へ入れたりとしています。

封筒や御祝儀袋に入れて渡す方法もります。ショーに対する感謝の気持ちとして渡します。

おひねりのルール

Referee Sports Fair - Free photo on Pixabay (595046)

おひねりのルールとして必ず渡さなければいけないのではないですが、ショーに対して感謝の気持ちを表す方法でもあります。お金だけではなく役者の好きなものをプレゼントする人もいます。

役者にとっては大切な収入源でもあります。最近では初めて大衆演劇を訪れたひとでもわかりやすいように金額を設定したおお花の首飾りを販売しているところもあります。

演技の邪魔にならないようなタイミングで渡すことが必要になってきます。

渡すタイミング

Gift Red Christmas - Free image on Pixabay (592992)

渡す時のタイミングは特に決まってはいません。しかし公演の邪魔にならないようなタイミングでおひねりを渡さなければいけません。

どちらに渡すのかわかりにくくなるため2人以上で踊っている時は避けるようにします。1人で踊る時にタイミングを見計らって渡すようにします。

折り紙や半紙に包んだおひねりを投げる時は、役者が見得を切ったときや一番の見せ場などに撒きます。直接渡したい場合はラストを避けて邪魔にならないように曲と曲の合間にタイミング良く渡します。

渡し方

Gift Box Gifts Packaging - Free photo on Pixabay (593019)

渡し方の方法はたくさんあり、割り箸にはさんだお金を衣装に差し込む方法や、扇状にしたお札をクリップで留めたりします。またお札をフラワーレイ状して首にかける方法もあります。好きな役者に直接渡すことが一般的になってきています。

お金だけではなく役者の好きなものだったり、着物や扇子などを贈ることもあります。劇場前に飾る「花輪」も「花輪代」として贈ります。

先にも紹介していますが、直接渡す時には演技の邪魔にならないように注意しなければいけません。

相場

Euro Dollar Hand - Free image on Pixabay (593021)

気になるおひねりの相場はいくらくらいでしょうか。おひねりは見た人の感謝の気持ちなので金額は決まっていません。千円からでも大丈夫です。

熱烈なファンになると数十万以上になります。万札をレイ状にしたものや扇になったものを襟元に挿しています。絶対渡さないといけないわけではないので、お金を渡すのに抵抗がある場合は花束やフラワーレイを準備して渡すのもいいでしょう。

まずは大衆演劇がどのようなものか見ることをおすすめします。

【シーン別】おひねりの相場金額

Background British Budget - Free photo on Pixabay (593026)

大衆演劇のおひねりを紹介してきましたが、そのほかにもおひねりを渡す場合が出てきます。

海外では国によってサービスに対してチップを渡すことは基本ですが、日本でも旅館に泊まった時に「心付け」を渡す時もあります。路上ライブや大道芸人にも「楽しませてくれた」「頑張ってほしい」と言う意味で「チップ」をわたします。それぞれのおひねりの相場はいくらかは迷う場合がありますね。

シーン別のおひねりの相場金額を調べていきます。

歌舞伎

Kabuki Actor Asian - Free vector graphic on Pixabay (593027)

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