2019年8月24日 更新

日本や世界の文盲率!文盲は差別用語にあたる?使う際の注意点!

文盲という言葉は多くの人に知られておりますが、この言葉は差別用語としての側面が強く使用には注意が必要です。その解説や、世界、日本の文盲率、文盲とは異なるディスレクシアの症状を持つ有名人の方々のご紹介などをお届けしていきます。

無筆は読み書きができないことを表した言葉であり、主に文章を書けないことに重き置く場合に使用されているようです。また、学問に携わっていないことを表すものともなります。

この言葉は読み書きができない本人が使用することが多い言葉となっているようです。例えば手紙を書くなどと、文章を書く必要がある場合に「私は無筆だから」と言葉にし、文字が書けないことを表します。こちらの言葉は文盲のように差別用語と受け取られることは少ないものとなっています。

文盲の使い方例文

Ali Embers Blind - Free photo on Pixabay (576062)

文盲という言葉は人を指して使用する場合もある言葉ですが、現代ではあまりそのような使用は見られないものとなっています。それは日本人の文に対しての理解が高いからこそ差別に当たる文盲を避けるためでしょう。

そのため、文盲が使用されるときは、読み書きができない人を表したときの総称として使用されているようです。それも、やはり差別意識は付きまとうようで、殆どの場合は非識字などという言葉に置き換えられています。

文盲が多い国には国民のための政治はない

Overgrown Reeds Cigars - Free photo on Pixabay (576061)

文盲という言葉、差別的な意味合いを理解した上で使用する場合は、その国を蔑むことにも当たる言葉となります。それは返って、文盲を減らすという活動を叱咤激励するものともなるでしょう。

このような言葉があったからこそ、現代では世界の識字率は高くなったのかもしれません。主としては、国の国力のためではあるにしても、文盲そのものを無くすにはいい影響を与えたことでしょう。

今でも識字率が低い国というのは、国民のための政治がないとは言い切れない問題があるようです。

海外から来て、文盲で大丈夫だろうか

Noir Femme Fatale Glamour - Free photo on Pixabay (576059)

異国で暮らす上で、その国の国語の読み書きができない場合に使用される言葉です。こちらもやはり、差別的な意味合いが強いものであり、いい意味には取られない文章となります。

グローバルな社会になって、日本人も多くの国に渡ることが多くなりました。そのため、言葉の違いは大きな不安要素となっていましたが、意外と人間の適応能力というのは高いようで、問題はあまりないようです。これは、その国の海外人に対しての寛容さにも支えられているからでしょう。

識字率

Golden Retriever Dogs Puppy - Free photo on Pixabay (576058)

読み書きができるとなにをもって判断するかによっては異なるようですが、ユネスコでは、「日常生活で用いられる簡単で短い文章を理解して読み書きできる」程度を識字と判断し、それによる識字率は判明しているようです。

それによると世界の多くの国家が、識字率80%を上回っており、アメリカ、ロシア、ヨーロッパなどにおいては97%以上となっています。ですが、インドからアフリカ大陸にかけての識字率は低いものとなっており、35%を下回る国家も存在しています。

日本の識字率

Rice Field Nature Landscape - Free photo on Pixabay (576057)

アメリカ、ロシア、ヨーロッパの諸国と同じく高い識字率を誇る日本は99%であり、非識字率は1%となっております。つまり、日本の教育は行き届いていると言えるでしょう。

過去、世界の国の多くが、識字率は低く、現代の認識では考えられない状況であったようです。その中でも日本は江戸時代から識字率は高かったと言われています。しかし、ここにも格差は存在するようで、中央から離れた地域においては識字率は低かったようです。

日本で文盲になる理由

Cat Animal Cat'S Eyes - Free photo on Pixabay (576095)

学習障害とは異なり、文字の読み書きができない日本人はいると囁かれているようです。実は、家庭の複雑な事情で義務教育すら受けられなかった人がいて、その方は平仮名すらまともに書けないという状況のようです。

また、文字だけに関わらず、計算など、生活に必要な知識を身に付けていないために、様々な問題が発生しているそうです。そして、文字が書けないなどというコンプレックスから、他者との交流を避けることも多く、対人において悪い影響が出ているそうです。

世界の識字ランキング

Owl Snow - Free photo on Pixabay (576096)

日本の識字率99%は十分に高いですが、それを上回る国家も数多く存在しています。その数20ヶ国以上もあり、驚嘆に値するものとなります。その中でも一位のキューバは99.9という数字を叩きだしており、教育にどれほど力を入れているかよくわかるものです。

それとは逆に識字率90%を下回る国家も多く存在し、世界的にみると母国語を理解していない人も多くいるということを知ることができます。そこには日本の常識とは違う世界が広がっているでしょう。

ランキング上位の国

People Woman Girl - Free photo on Pixabay (576097)

先進諸国という国家において、識字率はとても高いものとなっています。それは識字率が国力に繋がるということが大きな要因となるでしょう。また、民主主義など国民に寄り添った政治を目指すことを掲げている国家は基本的に識字率は高いものとなっています。

ただ、国土の差によって識字率が異なりそうなものではありますが、ロシアは日本よりも識字率が高く、これまた驚くべきこととなっています。これからみると、日本もまだまだと言えるでしょう。

ランキング下位の国

Frog Butterfly Pond - Free photo on Pixabay (576098)

世界の7~8億人の人が文盲であると言われており、その殆どはアフリカに集中しているようです。その理由は教育を受ける体制が確立されていないことにあります。

まずは学費。それが払えないことで学校に通うことができない。続いて、近隣に学校がないというのも大きな理由となっています。その他、女性は教育を受ける必要がないという考えや、教師の不足などの理由が存在し、それらを多く満たす国は識字率が低くなっています。

その識字率は20%台であり、恐るべき結果です。

機能的非識字とは?

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