目次
- 津久井やまゆり園って?
- 相模原障害者施設殺傷事件の概要
- 事件発生日と場所
- 死傷者の人数
- 加害者について
- 相模原障害者施設殺傷事件の経過
- 刃物を持った男性が暴れている
- 警察に通報するも19人が死亡
- 意識不明の4人は全員回復
- それぞれの怪我の状況
- 被害者の名前は発表されていない
- AM3:00に自首出願
- 犯行の手口
- 裏口から侵入
- 結束バンドで職員を拘束
- 自宅から刃物を持参
- 「障害者を殺しにきた。」
- 神奈川県立津久井やまゆり園とは
- 知的障害者施設
- 事件当時の入所者の特徴
- 老朽化で建て替え工事を行った
- 夜間は最低2人職員を配属
- 事件の捜査の過程
- 7月26日犯人を緊急逮捕
- 「施設を辞めさせられた恨み」
- 殺害された19人の死亡理由
- 職員から奪った鍵で解錠し移動
- 8月15日に犯人を再逮捕
- 犯人は非常に計画的な犯行
- 殺傷行為を全て立件した
- 犯人の精神状態
- 精神的な障害を煩っていた
- 自己愛性パーソナリティ
- 刑事責任能力を問われる障害とは区別
- その他のパーソナリティ障害
- 刑事裁判の経過
- 公判前整理手続きが長期化
- 匿名として公判を開く
- 死刑が確定すると戦後最悪の殺人数
- 第一審の公判前整理手続き
- 2020年3月までに判決が言い渡される
- 加害者の生い立ち
- 幼少期は心優しい少年であった
- 高校入学後からグレはじめた
- 大学卒業後
- やまゆり園入社後
- 同級生に犯行の加担を求める
- 大麻の利用などから精神病へ
- 犯行の日時は前倒しされていた
- 事件のその後の動き
- Twitterに自撮り写真をツイート
- コンビニで血を払拭
- 衆議院事務総長向大野新治が記者会見
- 被害者遺族には謝罪をしたが本人にはない
- 植松容疑者の思考
- 障害者への異常なまでの”拒否”
- 社会は自分の考えに賛同する
- 実行して革命を起こせるのは自分だけ
- 自らは生活保護を受給していた
- 事件に関係したものの現在
- やまゆり園解体
- 未だに植松容疑者の思考は変わらない
- 獄中の植松容疑者の絵と漫画
- 障害者とその家族
- やまゆり園の建て替え計画
- 建て替えの理由
- 30年度中に現場撤去する見込み
- 移転先はひばりが丘学園
- 費用は60~80億かかる見込み
- 戦後最悪の殺人事件
事件後津久井やまゆり園はどうなったのか?犯人の思考は変わったのか?被害者はどのような思いでいるのか?判決がくだされていない2019年現在、全ては止まったままです。
現時点で事件に関係したものがどのようになっているのか、解説していきます。遺族としては忘れたいことでもあり、忘れてはいけないことでもあり、複雑な気持ちでいっぱいでしょう。
殺人の舞台となってしまった津久井やまゆり園が存在するだけでも、当時の記憶が蘇ってしまう方もいるのではないでしょうか。
現時点で事件に関係したものがどのようになっているのか、解説していきます。遺族としては忘れたいことでもあり、忘れてはいけないことでもあり、複雑な気持ちでいっぱいでしょう。
殺人の舞台となってしまった津久井やまゆり園が存在するだけでも、当時の記憶が蘇ってしまう方もいるのではないでしょうか。
やまゆり園解体
事件後津久井やまゆり園は施設を全て建て替えることになります。犯行現場となった部屋は使用できなくなったため、一時は30人以上の入居者が体育館で過ごす状態となりました。
その後他施設に移ったり、自宅に帰ったりなどして、2016年9月時点で約60人が残ります。しかし2016年11月に地元公民館で説明会が行われ、施設を全面的に建て替えることを発表。
入居者が別に施設に移ることとなり、津久井やまゆり園は一時的に解体されることとなりました。
その後他施設に移ったり、自宅に帰ったりなどして、2016年9月時点で約60人が残ります。しかし2016年11月に地元公民館で説明会が行われ、施設を全面的に建て替えることを発表。
入居者が別に施設に移ることとなり、津久井やまゆり園は一時的に解体されることとなりました。
未だに植松容疑者の思考は変わらない
獄中で生活をする中でも犯人の思考変わりません。「正しいことは、誰かがやらなければならないんです。たとえ僕が死刑になったとしても、何かが伝われば有意義だと思っています」「事件を起こしたことは、今でも間違っていなかったと思います。意思疎通のとれない人間は“心失者”です。心失者は人の幸せを奪い、不幸をばら撒く存在です」と発言。
知的障害者に対する偏見は今でも持ち続けています。反省の色は全く感じられません。
知的障害者に対する偏見は今でも持ち続けています。反省の色は全く感じられません。
獄中の植松容疑者の絵と漫画
獄中では犯人は漫画を描き続けています。獄中で描いた漫画やイラストが掲載された本も出版される程。月刊「創」の3月号と4月号には犯人の描いた漫画が掲載されました。漫画の中で事件を起こした理由や動機についても言及されています。
さらに2018年7月には犯人の手記をまとめた本「開けられたパンドラの箱」も出版。これらの作品を見て、ネット上では犯人をヒーロー扱いする人もいます。決してヒーローではないですが、犯人の思考を知るために見てみるのも良いでしょう。
さらに2018年7月には犯人の手記をまとめた本「開けられたパンドラの箱」も出版。これらの作品を見て、ネット上では犯人をヒーロー扱いする人もいます。決してヒーローではないですが、犯人の思考を知るために見てみるのも良いでしょう。
障害者とその家族
知的障害者と家族で作る「全国手をつなぐ育成会連合会」をはじめ、多くの障害者団体は犯人が書いた障害者を侮蔑する内容の文言に対し、緊急の声明や障害者に向けた文章を発表。
また事件から1年となるのを機に全国の知的障害者の家族を対象にしたアンケートでは、回答した304家族の68パーセントが「事件後、障害者を取り巻く環境悪化を感じた経験がある」と答えています。
この事件をきっかけに障害者に対する見方が多少変化したのは事実です。
また事件から1年となるのを機に全国の知的障害者の家族を対象にしたアンケートでは、回答した304家族の68パーセントが「事件後、障害者を取り巻く環境悪化を感じた経験がある」と答えています。
この事件をきっかけに障害者に対する見方が多少変化したのは事実です。
やまゆり園の建て替え計画
事件の後津久井やまゆり園は建て替え計画がたっています。なぜ建て替えることになったのか?どれ程の期間を目処としているのか?またどれ程の費用がかかるのか?
建て替えることに関して、事件に関係した遺族はどう思っているのかも気になるところです。現在の状況から建て替えに関する細かい部分まで解説していきます。
新しい一歩として建て替えをすることも大事なことでしょう。しかし建て替えることによって事件が薄れてしまうことも考えられます。
建て替えることに関して、事件に関係した遺族はどう思っているのかも気になるところです。現在の状況から建て替えに関する細かい部分まで解説していきます。
新しい一歩として建て替えをすることも大事なことでしょう。しかし建て替えることによって事件が薄れてしまうことも考えられます。
建て替えの理由
建て替えの理由にあんして神奈川県の黒岩祐治知事は「理不尽な事件に屈しない再生のシンボル」と説明しています。事件を風化させるでもなく、一歩進むという意味では素晴らしい理由です。
実際県の人間からすると施設の職員が行った事件であり、市自体も悪い印象になってしまうので、一新したいところでしょう。県や市のイメージアップでもあり、立ち直る姿を見せるという意味もあります。
建物を建て替えるだけではありますが、実際に事件の起こった建物をそのままにしておくわけにはいきません。また建物の見栄えを変えるだけでも、気持ちが一心する人もいるでしょう。
実際県の人間からすると施設の職員が行った事件であり、市自体も悪い印象になってしまうので、一新したいところでしょう。県や市のイメージアップでもあり、立ち直る姿を見せるという意味もあります。
建物を建て替えるだけではありますが、実際に事件の起こった建物をそのままにしておくわけにはいきません。また建物の見栄えを変えるだけでも、気持ちが一心する人もいるでしょう。
30年度中に現場撤去する見込み
現在進められている作業工程では、30年度中に現場撤去する見込みで進められています。実際に神奈川県は30年度中に事件現場となった二つの居住棟などを撤去。31年度に新施設の建設に着手し、33年度の開設を目指しています。
現場撤去だけでもそうとうな時間がかかっているので、それ程大規模な工事ということです。しかしそれだけの時間をかけても建て替える必要はあります。完全に開設されるまではまだまだ時間がかかるでしょう。
2019年9月、10月と台風の影響もあり工事にも多少の影響が出ているかもしれません。
現場撤去だけでもそうとうな時間がかかっているので、それ程大規模な工事ということです。しかしそれだけの時間をかけても建て替える必要はあります。完全に開設されるまではまだまだ時間がかかるでしょう。
2019年9月、10月と台風の影響もあり工事にも多少の影響が出ているかもしれません。
移転先はひばりが丘学園
建て替えの工事中の仮移転先は横浜市港南区にある知的障害児施設「ひばりが丘学園」。2017年4月5日から21日にかけて、事件後も「津久井やまゆり園」で生活していた入所者約60人は「ひばりが丘学園」に転居しました。
また津久井やまゆり園に関しては同じ場所で建て替えられるかどうかは不透明となっています。全く同じ場所で建て替えられるのか?それとも違う場所になるのか?現在は撤去中なので、建て替えに着手されるまではわかりません。
また津久井やまゆり園に関しては同じ場所で建て替えられるかどうかは不透明となっています。全く同じ場所で建て替えられるのか?それとも違う場所になるのか?現在は撤去中なので、建て替えに着手されるまではわかりません。
費用は60~80億かかる見込み
建て替えのための費用は約60億円から80億円かかると言われています。内訳に関しては取り壊し費用に150床クラスの施設。かなり広い面積なので費用は莫大にかかってしまいます。
新しく建て替えなければいけないと考えると、これほどの費用がかかってしまうのは仕方ありません。さらにイメージを払拭させるために、デザインも考えなければいけないでしょう。
莫大な費用ではありますが、そこまでしなければこの事件のイメージを払拭させることは難しいのかもしれません。
新しく建て替えなければいけないと考えると、これほどの費用がかかってしまうのは仕方ありません。さらにイメージを払拭させるために、デザインも考えなければいけないでしょう。
莫大な費用ではありますが、そこまでしなければこの事件のイメージを払拭させることは難しいのかもしれません。
戦後最悪の殺人事件
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